天才を育てた女房ドラマ岡潔の功績と奇行の理由!夫婦愛と名言は?

   

天才数学者岡潔とは?

岡潔(1901年4月19日‐1978年3月1日)とは、数学界において世界的な業績を上げた日本人の天才数学者です。

大阪府大阪市で生まれ、和歌山県紀見村(現橋本市)で育ちました。

1925年に京都帝国大学理学部卒業。1932年に広島文理大学(現広島大学)で教鞭を執り、1949年に奈良女子大学教授に就任しました。

生涯で受賞した主な勲章は

・1951年 日本学士院賞

・1954年 朝日文化賞

・1960年 文化勲章

・1963年 毎日出版文化賞

・1973年に勲一等瑞宝章

と様々な受賞しています。

岡潔の生涯はこれまでに書籍化、映画化されています。

天上の歌 岡潔の生涯 [ 帯金充利 ]

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さらに、読売テレビ開局60年記念としてスペシャルドラマが放送されます。

天才数学者との夫婦愛は?

天才数学者岡潔と数学に打ち込む夫を支える妻みちの人生が描かれます。

夫に振り回されながらも、愛を貫いた妻みちの目線で描かれています。

みちは夫との間に1男2女をもうけました。数学一筋の夫をひたすら愛し支え続けた女性です。

収入が少なく、家計が火の車でもいつも明るく前向きな魅力的な女性でした。

岡潔の生涯を書いた「天上の歌 岡潔の生涯」の中で岡みちは潔についてこのように語っています。

私はこの人と一緒になれて本当によかったと思っている。
もしそうでなかったら自分はどれだけ物欲のかたまりになっていたかわからない。
一緒になったおかげで純粋な気持ちになることができた。

素敵な夫婦関係だったことが伺えます。

もちろん、潔も「今度生まれ変わったらまた一緒になろうや」と妻に語っていたほど愛は深かったようですね。

岡潔は1978年3月1日に76歳の生涯を閉じますが、夫を失った失意からか、すぐ後を追うようにみちも亡くなってしまいました。

今回のドラマでは岡潔を佐々木蔵之介が、妻みちを天海祐希が演じます。

(2018年2月23日金曜ロードショー夜9時放送特別企画『天才を育てた女房~世界が認めた数学者と妻の愛~』日本テレビ系)

数学界における功績について

岡潔は、当時まだ発展途上だった「多変数解析函(関)数論」の分野で大きな業績を残しました。

どのような数論かは難し過ぎて説明できません。

あまりにも難しいため、世界中のあらゆる数学者が誰も解くことができませんでした。

その難問に岡潔はたった一人で立ち向かいました。

「解析関数と代数的数」などの論文を書いたドイツのベンケ教授の出した「多複素変数関数の理論」に大きな影響を受けました。

未だ解決されていなかった問題を1人ですべて解き、フランス語で論文を発表しヨーロッパの数学者たちを驚かせました。

その独創性から、岡潔とは1人ではなく、「オカ・キヨシ」という日本の若い数学者の集団ではないかと思われたほどです。

岡潔の数学に対する名言とは?

数学一筋の岡潔が述べた名言は興味を引くものが多く存在しています。

その中の幾つかをご紹介します。

・数学は命の燃焼によって作るのです

1960年文化勲章を受賞した時、天皇陛下から「数学とはどのような学問か?」と問われた時の答えです。

自分の命を燃やして数学に取り組んでいたのでしょう。

身近にいた人は、気分が高揚する日と減退する日があったと述べていますのでおそらく躁うつ病だったのではないかと考えられています。

・数学をしている時だけは自己というものを認識しない

この言葉だけを聞くと、数学をしていない時は頭から数学のことが離れているように感じます。

しかし世界の数学者から「岡は寝ている時以外いつも数学をしている」と言われていたくらいですから、実際のところ我を忘れて数学にすべてを捧げていたことがわかります。

・人は極端になにかをやれば、必ず好きになるという性質を持っています。好きにならぬのがむしろ不思議です。

「好きこそものの上手なれ」ということわざもありますが、この言葉も数学を極めた岡潔だからこそ語れた名言です。

どんなことでも好きになるまで極端に打ち込んでみたい心境にかられます。

奇行には必ず理由があった!

岡潔は精神を患うほど研究熱心だったと言われています。そのため、様々な奇行があったと記録されています。

見た目から変わっていました。トレードマークになっていたのは、夏でも長靴を履き、こうもり傘を持ち、ヨレヨレの背広にノーネクタイというスタイルです。

その理由は天候にかかわらず、一年中長靴を履いていたのは、革靴を履いて歩くと頭にひびくが、長靴の底はゴムで頭にひびかないので、思考の妨げにならないからです。

革靴を履くことを極度に嫌がりました。1960年の文化勲章受章時に革靴を履かせるため、家族が必死に説得したと伝えられています。

また、なぜノーネクタイだったのか不思議に思いますが、これにもちゃんとした理由があります。

それは、ネクタイを締めると交感神経が締め付けられるからです。

同じ理由で、着物を着る時に帯を締めることはありませんでした。このように日常生活にはまったく無頓着でした。

まとめ

孤高の数学者、大天才、もはや変人の域に達しているとまで言われた岡潔についてひも解いてきました。

人間業とは思えないほどの研究を行った伝説の数学者です。

岡潔の功績や名言・奇行についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ書籍、映画、そしてこれから放送されるスペシャルドラマなどをご覧ください。

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