刑事７人はリメイクドラマじゃない新たな名作？ロケ地とあらすじは？

7月15日水曜日夜9時よりテレビ朝日で、東山紀之さん主演の刑事ドラマ「刑事７人」が始まります。

テレビ朝日水曜日9時といえば、’刑事ドラマ’枠として定着してます。人気シリーズ「相棒」や「警視庁捜査一課９係」も、5月に放送された上川隆也さん主演「遺留捜査SP」も開始時は、この枠でした。
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人気刑事ドラマシリーズが放送されているこの枠で、東山さん主演の「刑事7人」がスタートするのです。

単発ドラマでの主演や、WOWOWでは主演ドラマ「予告犯ーTHE PAIN－」が、先日まで全5話で放送されていましたが、東山さん主演の地上波連続ドラマは、2013年のNHK土曜ドラマ「七つの会議」以来2年ぶり、民放連ドラは、2010年TBS日曜劇場「GM～踊れドクター」以来5年ぶりになります。

もちろん、今年1月期のドラマ、柴咲コウさん主演「〇〇妻」では、柴咲さん演じる久保田ひかりの夫・正純を演じ、その存在感に高評価でした。
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刑事は7人

主要登場刑事が7人というと、ある程度の年齢の方は「あれ？昔やっていたドラマのリメイク？」と、昨今のリメイクドラマ流行りも相まって、考えてしまいます。以前TBSで「七人の刑事」というドラマが、1961年から1979年に放送されていました。

この「7人の刑事」は、1998年にもスペシャルドラマとして「7人の刑事　最後の捜査線」が放送されたので、憶えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、このドラマ、一番有名なのは、オープニングテーマです。

男性コーラスの「んーんー。んんん。んんん。んんん。んー」と渋いハミングだけの曲なのです。現在も、時々バラエティなどで使われることがあるので、皆さん一度は耳にしたことがあると思います。

裏番組は、あの人気刑事ドラマ「太陽にほえろ！」だったのですが、「太陽にほえろ！」で犯人役として登場した地井武男さんは、1975年に「7人の刑事」の一人となり、その数年後に「太陽にほえろ！」に、巡査として再登場し、その後刑事に出世しました。

ややこしいタイトルですが、今回東山さん主演の「刑事7人」は、全く関係ない新シリーズなのです。

どんな7人？

東山紀之さん演じる主人公の天樹悠は、捜査一課12係の新任刑事。優秀な刑事だった天樹ですが、10年間を警視庁遺失物センターで過ごし、捜査一課片桐課長によって刑事に復帰したのです。朗らかで人懐っこい印象なのですが、実は無遠慮で、人を食ったような態度を取ることも。空気が読めなく、協調性もなく、勝手に単独行動することもあり、何を考えているのかもわからない、謎多き男なのです。

事件現場では、人とは異なった視点で、「時間」に疑問を抱くのです。犯行の起こった時間、犯人や被害の行動を時間に重点を置き、執拗に操作するのです。

そんな天樹の所属する警視庁捜査一課12係、片桐正敏係長を演じるのは、吉田鋼太郎さん。管理畑出身で、結果至上主義。天樹を刑事畑に呼び戻した張本人で、彼が12係のこれらのメンバーを招集し、’刑事の墓場’と揶揄される超個性派集団が出来上がったのです。

捜査一課12係でリーダー的存在の沙村康介を演じるのは、高島政宏さんです。大学時代はアメフト部という体育会系で、正義感が強く、情熱的で人情家。名誉欲や出世欲は皆無で、犯罪被害者には、気配りと優しさで接し、事件を解決に導くことが刑事の仕事だと考えているのです。

崖っぷちアイドル・くまきりあさ美さんとの泥沼や、いつまでもスタイルの良い藤原紀香さんと噂で世間をにぎわしている片岡愛之助さんが演じるのは、鑑識出身の刑事・山下巧。気さくで人当たり良い反面、気に食わない相手には、露骨に嫌味や毒を吐いているのです。政治経済からサブカルチャーまで造詣が深く、犯行現場や捜査には出ず、その鑑識技術とアメリカで学んだ犯罪心理学を用い、捜査員の持ってくる物証や証言を通して、事件を解明していくのです。

天樹のバディでもあり、銀行から転職してきた刑事・永沢圭太を演じるのは鈴木浩介さん。幼いころに殉職した元警官の父を持ち、実は正義感が強い永沢ですが、表面的にはやる気がなく、指示がないと動かない、天樹と組むことも多いのですが、彼のマイペースさ、無茶ぶりに辟易しつつも、天樹の洞察力に、助手に徹するのです。

捜査一課12係唯一の女性刑事・水田環を演じるのは、倉科カナさん。容姿端麗で見た目クールですが、男勝りな性格で、口が悪く、年齢など関係なくタメ口を使う情熱家の帰国子女。夢は、自分の捜査班を持つことで、結婚や恋愛に全く興味がないものの、天樹に辟易しつつも、気になっているようです。

そして、殺人事件の司法解剖を担当する東都大学医学部・法医学教室、堂本俊太郎教授を演じるのは北大路欣也さん。口は悪いけれど、法医学に関する知識と技術が、ずば抜けている法医学の世界的権威でありながら、現役医師であり続けることにこだわっているのです。彼の見立ては、天樹らの捜査方針を180度方向転換させることも。

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この7人が、それぞれの個性を生かし、事件を解決していくのです。