ビューティフルスローライフあらすじロケ地は？音楽と映像美の融合！

クリスマスイブに贈る｢ささやかだけれど美しき人生賛歌｣…NHKによるSPドラマ『ビューティフル・スロー・ライフ』は、ひと組の夫婦のささやかながらも美しい人生の4つの瞬間を、オーケストラのシンフォニーと共に描きます。

｢彼｣は劇団の小道具係。看板女優の｢彼女｣に、恋をしていました。その恋が実り、子どもが生まれ、すれちがいを乗り越え、やがて妻に最期の贈りものをする…ふたりの人生の“忘れ得ぬ4つの場面”を4つのショートドラマとして描くという筋書きです。

「出来事」が起きた瞬間、映像はスローに切り替わり、オーケストラが演奏するオリジナルシンフォニーにあわせて事態が進行していきます。それは、わたしたちひとりひとりの「ささやかだけれど美しい人生」への賛歌…というのがこのドラマの魅力の一つでもあります。

主演の｢彼女｣役は常盤貴子さん、｢彼｣役は北村一輝さんで、2009年の大河ドラマ『天地人』以来の共演になります。当時は北村さんが大名・上杉景勝、常盤さんが景勝の初恋の人・お船を演じていました。

そのため”殿！”というイメージが強かったという常盤さんに対し、彼女を”恋愛ドラマの女王”と敬う北村さん。意外なことに恋愛ドラマは初めてで、セリフに戸惑いもあったようで「カメラの前に立つと大丈夫だけど、家で練習しているときは”何言ってるんだろう”と思いました」というコメントも。(笑)

オーケストラの指揮者｢マエストロK｣役に小日向文世さんがキャスティングされました。恋愛ドラマのBGMにただシンフォニーを流すのとは一味違い、物語と同時進行で曲が展開していくのです。

演奏は東京フィルハーモニー交響楽団、指揮は梅田俊明さんです。彼はドラマ『のだめカンタービレ』でも指揮指導及び演奏に参加されました。小日向さんは梅田先生の映像をモバイル端末に入れて持ち歩き、急遽個人レッスンまでお願いして指揮の勉強を重ねたそうです。

また今回演奏されるシンフォニーは、作曲家でありピアニストの中島ノブユキさんが書き下ろした新曲！美しくもどこか切ないメロディーを得意とする中島さんの楽曲は、今回の『ビューティフル・スロー・ライフ』にぴったりハマること間違いなしです。

そしてもう一つ、この作品の見どころはなんといっても4Kで撮影されたという美しいスロー映像。「出来事」が起きる度に随所に散りばめられた映像美に、思わず見とれてしまうことでしょう。画像で見るだけでもその美しさは健在です。
『ビューティフル・スロー・ライフ』は各地でのロケ情報があがっています。amifaオフィス・ショールーム（北村一輝さんが勤める舞台装飾会社のオフィス）や、画像の静岡県下田市、西武線の駅のホーム等で撮影が行われたそうです。

試写会では、大号泣してしまう観客が続出したという『ビューティフル・スロー・ライフ』。常盤さんいわく、「クリスマス・イブ、家に一人でいる方にこそ見てほしいです。ちょっとふてくされているような感じで見ても、最後に少し得した気分になれると思います。音楽や演劇などいろんな要素が入っていて、リッチなドラマです」とのこと。放送は12月24日（木）22時スタートです。