永遠の０ドラマと映画キャストの違いとあらすじは？放送時間に注意！

問題発言が多いベストセラー作家・百田尚樹氏の著作「永遠の０（ゼロ）」が、ついにドラマ化！

テレビ東京の開局50周年特別企画で、2／11（水）・14（土）・15（日）の3夜に渡って放送予定。
この本、本屋でよく見るなあと思っていたら、なんと文庫本ランキング日本一。
総販売部数は４８０万部を超えているそうです!!

ドラマ紹介の前に、大ヒットした映画のことにも触れておきましょう。

映画「永遠の０（ゼロ）」は、2013年12月に、全国430スクリーンで公開されました。
興行成績では8週連続第1位を獲得し、幅広い客層を集めてロングランが決定。

観客動員数は700万人を超えて、累計興行収入は86億円突破！
歴代の邦画実写映画で6位にランクインしています。

また、2014年に「第16回イタリアウディネ・ファーイースト映画祭」においてグランプリを受賞。
日本作品の受賞は「おくりびと（2008年）」以来の快挙でした。

2／27（金）発表予定の「日本アカデミー賞」にも「作品賞」を初めとする11部門にノミネートされています。
また、賞レースは常に辞退してきたジャニーズ事務所の岡田准一さん（V6）が「優秀主演男優賞」のノミネートを受けたのも話題になりましたから、今年の授賞式の「台風の目」となる作品であることは確実です☆

「監督賞」ノミネートの山崎貴さんは、「寄生獣」でもメガホンを取っていますね。
⇒寄生獣実写映画を見る前に原作漫画とアニメは見ておくべき？大ヒットなるか？

放送時間とキャストたち

3夜連続というボリュームで放送してくれるのは楽しみではありますが……。
≪放送時間≫
2／11（水）20時54分～23時18分
2／14（土）20時58分～23時14分
2／15（日）20時54分～23時24分

……なぜ、3日とも放送時間が違うのでしょう？
分かりにくい……（苦笑）
さすがテレ東というべきなのでしょうか？
皆さま、お見逃しなきようご注意ください。

佐伯健太郎（桐谷健太）
弁護士を目指すも4年続けて司法試験不合格。
やる気を失くしていたところに、
ノンフィクションライターの姉・慶子の誘いで
実の祖父・宮部久蔵の経歴調査を手伝うことに。
旧海軍関係者である人々の過去を知り、健太郎の心境にも変化が……。

佐伯慶子（広末涼子）
健太郎の姉。
フリーライターとして新聞社の終戦記念プロジェクトに参加。
弟・健太郎を巻き込んで実の祖父の調査を始める。
当時のことを知らされていなかった母・清子のためにもと調査を進めるが、
その内容を両親に知らせるべきか悩むことに。
プロジェクトリーダー・高山（山口馬木也）は恋人。

宮部久蔵（向井理）
健太郎と慶子の実祖父・清子の父親。
両親を亡くして15歳で海兵団に入団。
零戦の操縦能力がきわめて高い航空兵でありながら、
妻子のために「生きて帰る」ことにこだわったため、
周りからは「臆病者」と呼ばれる。
その後、海軍航空隊で教官を務めた後に、米空母に突入して戦死。

向井さんは新春ドラマでも難しい役どころを演じていましたね。
⇒新春ドラマわが家視聴率と感想！感動脚本に号泣セリフ名言も主題歌は？

松乃（多部未華子）
宮部の妻。
結婚生活は１週間と短いものになったが、
宮部の帰還を信じて待ち続け、娘と共に戦後を生き抜く。

大石賢一郎（中村蒼／伊東四朗）
教官・宮部から零戦の操縦を教わったことをきっかけに宮部に心酔。
特攻に出る前に宮部からある「お願い」をされ、人生が変わることに。
終戦後は国鉄職員になるも、弁護士に転身し事務所を開く。

清子（渡邉このみ・高畑淳子）
松乃の娘で慶子と健太郎の母。
3歳のころに宮部が戦死したため父の記憶を持たない。

高山隆二（山口馬木也）
大手新聞のエリート記者で慶子の恋人。
「戦後六十周年プロジェクト」の立案者。

藤木秀一（原田泰造）
賢一郎（伊東四朗）の事務所で働きながら司法試験を目指すが、
実家の父親が病に倒れ家業を継ぐため帰郷した。
慶子に想いを寄せている。

長谷川梅男（中尾明慶・笹野高史）
宮部と同じく優秀な零戦パイロットだが、
生きることに執着していた宮部を「海軍一の臆病者」と蔑む。
現在も宮部を「逃げ回っていた卑怯者」と思っているが……。

伊藤寛次（千原せいじ・津嘉山正種）
空母「赤城」で宮部と知り合うが、信条の違いに嫌悪感を抱く。
宮部の孫・健太郎と慶子と会うことで思いは変わるのか……？

井崎源次郎（満島真之介・近藤正臣）
「臆病者」と言われていた宮部に助けられ、見る目が変わる。
現在は病床についているが、
訪れた健太郎・慶子に宮部の想いを伝える。

小山實（石黒英雄）
宮部・井崎と共に戦闘機で闘うが、途中で燃料が無くなり、
ガダルカナル上空で自爆を決意するが……。

東野（澤部佑）
パイロットたちの厳しい訓練が続く中、
隊員たちを和ませるムードメーカー。

永井清孝（賀来賢人・小林克也）
機械音だけで整備不良を見つける有能な整備士。
宮部の囲碁相手で松乃の話を聞いているうちに、
愛情あふれる献身さに感銘を受ける。
現在はリタイヤし、散歩を欠かさない日々をすごす。

谷川正夫（金井勇太・石橋蓮司）
宮部と共に戦っていた、特攻に志願をする。
宮部からは「特攻を命じられたらどこかに不時着しろ」と言われる。
現在は老人ホームに入居し戦争の話など一切しなかったが、
健太郎・慶子には宮部との思い出を語る。

大佐（木下隆行）
ニコラス基地の司令官。
宮部たち、生き延びたものを集めて特攻の志願を募る。

武田貴則（工藤阿須加・山本圭）
宮部に零戦操縦を教わるが、なかなか合格できない。
やがて宮部の「不合格」の真意を知り、宮部に忠誠を誓う。
現在は総合商社の会長。
健太郎・慶子に教官としての宮部を語る。

六藤学（大和田健介）
武田と同じく宮部に操縦を教わるが、
合格点をつけないことで怒りをあらわにする。
仲間には都々逸（どどいつ）を披露するなど、明るい。

景浦介山（尾上松也・柄本明）
「臆病者」宮部の操縦士の腕前を知り、対決を申し出るが断られる。
現在は元暴力団幹部。
宮部を「殺してやりたかった」と言い、健太郎・慶子を驚かせる。

村田保彦（渡辺大・竜雷太）
元通信員。
仲間たちの死に徐々に憔悴していく宮部を目の当たりにする。
現在は旅館経営者。
健太郎・慶子の訪問を歓迎し、当時について重大な証言をする。

あらすじ紹介

大学生の佐伯健太郎（桐谷健太）と出版社に勤める姉の慶子（広末涼子）は、祖母・松乃の四十九日がすぎた頃に祖父・賢一郎（伊東四朗）に呼ばれて会いに行きます。
賢一郎は2人に、自分は2人の実の祖父ではなく、終戦後に松乃が再婚したことを話しました。
そして実の祖父は、終戦間際に特攻で戦死した海軍航空兵だと聞かされたのです。

それから6年後、司法試験に合格できずぶらぶらしていた健太郎は、フリーライターとなった慶子から、新聞社主宰の「終戦六十周年記念プロジェクト」の手伝いを頼まれます。

健太郎はプロジェクトに参加を了承し、慶子と共に特攻隊員だった実の祖父のことを調べることになりました。
やがて実祖父の名は宮部久蔵（向井理）で、関係者9人が存命と分かります。

健太郎と慶子はかつて戦闘機搭乗員だった人物を訪ねますが、その男は祖父・宮部について「海軍航空隊一の臆病者で命を惜しむ男だった」と蔑みをあらわにします。
健太郎は困惑し、調査を続けるかどうか悩みますが、母・清子（高畑淳子）から「父のことが知りたい」と言われ、他の関係者たちを訪ね歩くことにしました。

しかし、話を聞く人ごとに宮部の印象は全く違っています。
健太郎は次第に、祖父の真意がどこにあったのか興味を持つようになりました。

国のために命を捧げるのが当然だった時代に生きた人々の真実に触れ、凄腕の零戦パイロットで「卑怯者、臆病者」と言われても「娘に会うまでは死なない」と祖母・松乃との約束を守り続けていた宮部久蔵。