ユーロ2016試合日程と放送予定は?優勝予想と注目選手の見所!
日本時間6/11(土)にUEFA欧州選手権、ユーロ2016がいよいよ開幕します。今大会のポイントを押さえておきましょう!
ユーロ、つまり欧州選手権とは?
欧州選手権の始まりは1958年。当時は欧州ネーションズ・カップと称されました。この頃の本戦は準決勝からで、2年後フランスで1960年に開催されました。
パリで開かれた決勝戦ではソビエト連邦がPK戦でユーゴスラビアを下して初代タイトルを獲りました。
4年に1度の開催で今から4年前に開催された前回大会までの最多優勝国はドイツとスペインの3回です。2回の優勝はフランスです。
1回優勝経験しているのはオランダ、イタリア、チェコ、ロシア、デンマーク、ギリシャの6カ国です。大会の名称が現在の欧州選手権になったのは第3回イタリア大会からです。以来予選リーグと決勝トーナメントの形になりました。
現行の方式になったのが1980年ドイツ大会以降です。前回優勝国の予選免除はなく、免除の適用を受けられるのは開催国のみです。
今大会の特色
第15回UEFA(欧州サッカー連盟)欧州選手権。ヨーロッパ各国の代表チームにより争われるサッカーの大会。FIFAワールドカップ大会開催の中間年にユーロは開かれ4年に1度のスパンで開催されます。
2012年ポーランド/ウクライナ共催の前回大会までは16チームが本大会に出場していましたが、今大会ユーロ2016から出場枠が広がり24チームになりました。
これは大会史上最大規模となります。メイン会場として使用されるサン=ドニのスタッド・ド・フランスは2015年11月13日のフランス代表×ドイツ代表の親善試合中にパリ同時多発テロの現場となりました。
今大会はテロとの闘いの意味合いも含んでおり、フランス政府は警察、兵士、警備員を合わせて9万人以上を動員するとしています。
ユーロ2016の優勝チームには2017年にロシアにて開催されるFIFAコンフェデレーションズカップ(各大陸王者で争うナショナルチームによる国際大会)の出場権が付与されます。
開催国はフランス
開催国はフランスで3回目の開催となります。同一国で3度の開催はフランスが初めてです。
会場は1998FIFAワールドカップが開催された際に使用した会場を中心にして全10会場で開かれます。パリ北部郊外の都市サン=ドニにあるスタット・ド・フランスがメイン会場となります。
1)サン=ドニ/スタット・ド・フランス、2)パリ/パルク・デ・プランツ、3)サン=テティエンヌ/スタッド・ジェフロワ=ギシャール、4)リヨン/パルク・オリンピック・リヨン、5)マルセイユ/スタッド・ヴェロドローム、6)ニース/スタッド・ド・ニース、7)リール/スタッド・ピエール=モーロワ、8)ランス/スタッド・ボラール=デレリス、9)ボルドー/ヌーヴォ・スタッド・ド・ボルドー、10)トゥールーズ/スタジアム・ミュニシパル。
1998年フランスW杯のメインスタジアムとして建設され、その大会で決勝を含む9試合が開催されました。8万人収容可能。サッカーフランス代表とラグビーフランス代表のホームスタジアムでほとんどの代表戦で使用されています。
出場24カ国の紹介
【グループA】
フランス:開催国なので予選免除ではあるものの、浮足立つことはなく強豪との親善試合を組み込んで本戦へ万全の態勢で臨みます。大会前の主力の故障や恐喝事件のために代表を外れたベンゼマの穴は大きいですが、ポグバ、カンテを中心に躍進が期待されます。
ルーマニア:予選10試合での失点はわずか2で最少。無敗で突破しています。フランスとの開幕戦が楽しみです。ただし引き分けが多いので攻撃陣が課題です。
アルバニア:ユーロ初出場ながら予選でポルトガルを破り、デンマークとの2戦は共に引き分けて本戦をものにしました。
スイス:ここ数年は安定してW杯に出場しています。出だしにつまずいた予選ラウンドを2位で通過したパスサッカーに秀でたチーム。
【グループB】
イングランド:過去のユーロではベスト4が最高。主要国際大会ではPK戦で敗退も意外に多い代表チーム。今大会は予選無敗10勝で通過。今回もルーニーを中心に、プレミアリーグを制した成長株レスターのバーディーを加えてさらなる高みを目指します。
ロシア:第1回ユーロで旧ソ連時代に優勝経験あり。ソ連崩壊後は本大会予選通過は1度のみです。強力な守備陣に加え、ジューバとココーリンの織り成す攻撃で決勝トーナメントに勝ち上がれるかに注目しましょう。
ウェールズ:ラグビー代表だけでなくサッカー代表でも実力を発揮。FIFAランク2位のベルギーを下して、なんと58年ぶりのメジャー大会出場。予選10戦での失点はわずか4失点。5バックシステムを敷き、2人のMFベイル、ラムジーを起点としたカウンター攻撃で風穴を開けられるか。
スロバキア:チェコスロバキア時代には優勝したものの独立してからは初出場となります。予選で開幕7連勝と勢いづいて、前回大会優勝スペインに勝利まで挙げグループ2位で通過しました。本戦でどこまで食らいつけるか。攻撃はナポリのハムシク、守備はリバプールのシュクテルを中心に本大会での金星も十分期待できます。
【グループC】
ドイツ:メジャー大会不出場は過去に1度のみ。ユーロでは3回の優勝を誇ります。ほとんど失点のリスクの少ないGKノイアー、中盤のアーセナルのエジル、FWにバイエルンミュンヘンのミュラーと攻守に隙のない熟成されたチームへと成長を続ける優勝候補の最右翼。
ウクライナ:2度目の出場。前回大会の2012年自国開催(ポーランドと共催)ではグループ敗退したため雪辱に燃えています。プレーオフで予選を辛くも通過したウクライナの強みはカウンターとサイドアタック。ドイツを脅かす存在となれるに注目です。
ポーランド:過去2回の出場は未勝利に終わりました。今回の予選で13ゴールを挙げたレバンドロフスキのチーム。予選でドイツに勝利したシーンの再現は可能でしょうか。DF陣の高さとスピード、運動量に勝る中盤もバランス良く、予選最多33得点の攻撃に大いに期待しましょう。
北アイルランド:予選を1位通過し旋風を巻き起こしました。チームの浮沈は7得点のラファティーの活躍次第。本戦でもサプライズを起こすことになるでしょうか。
【グループD】
スペイン:2008年と2012年の連覇はユーロ初の快挙でした。今回も熟練のイニエスタ中心のチームで前人未踏の3連覇に臨みます。攻撃陣の頼りはモラタ。世代交代の過渡期にある不安を拭えるでしょうか。
チェコ:チェコスロバキアからの独立後ユーロでは安定して本大会に出場しています。守護神チェフを要とした布陣でオランダ、トルコ、アイスランドと同組の予選グループを見事通過。どこまで勝ち上がれるでしょうか。
トルコ:2002年日韓W杯で3位、ユーロ2008ではベスト4と好成績を収めています。バルセロナで活躍するトゥランとレバークーゼンのチャルハノールの2枚看板が代表をけん引。
クロアチア:リーガエスパニューラで活躍するラキティッチとモドリッチのMF2人やFWにもユベントスのマンジュキッチがラインナップ。D組の台風の目となれるか見ものです。
【グループE】
ベルギー:FIFAランク昨年1位、今年2位で世界に誇る攻撃陣を擁します。1980年の準優勝、1972年ベスト4をぜひとも上回りたいところです。念願の優勝に最も近い戦力を備えているのが今回の代表です。
イタリア:W杯で4度の優勝経験をもつ代表チームですが、ユーロ優勝は1968年自国開催の1度限り。2000年、2012年の準優勝を励みにもうワンステップ上がりたいところ。予選無敗も得点力に不安が残るのが今代表です。
アイルランド:ユーロへ2度出場があるもののいずれもグループステージで敗退。しかもわずか1勝しかできていません。今回は予選でドイツから金星を挙げ、鉄壁の守備を誇ります。E組をかき回せる存在となり得ます。
スウェーデン:超人、怪物の名を付されるイブラヒモビッチ中心のチーム。守備の強化が上位進出への策となります。ユーロでは1992年自国開催でのベスト4が最高です。
【グループF】
ポルトガル:名実共に世界トップのC・ロナウドのチームという印象が強いものの、若手とベテランがうまく融合したチーム。2004年自国開催大会は惜しくも準優勝。ポルトガルの勝ち上がりに大いに期待しましょう。
アイスランド:オランダ、チェコ、トルコとの同組予選を勝ち上がり本戦初出場。過去最高レベルの代表チームの躍進が本大会であるでしょうか。
オーストリア:ブンデスリーガで活躍するアラバとバウムのダブルボランチのチーム。固い守備から長身のFW陣へボールを入れ得点を狙います。スウェーデン、ロシアと同組の予選グループを6戦無失点で勝ち上がった実力も光ります。過去にはユーロに1度だけ出場し未勝利に終わっています。
ハンガリー:ノルウェーとのプレーオフを制して44年ぶりの出場。W杯で2回の準優勝経験があるハンガリーの復活に期待したいものです。
各グループリーグの特色
【グループA】開催国フランスが有利。2番手はスイスが一歩リードしています。
【グループB】イングランドの優位がささやかれますが、他の3チームも金星を挙げることがあるかもしれません。
【グループC】ドイツの1位通過は間違いなさそうです。2位争いが混戦と見られています。
【グループD】スペインの力が突出していますが、チェコ、クロアチア、トルコは戦力が拮抗しています。
【グループE】死のグループと呼ぶならここでしょう。イタリア、アイルランド、ベルギーとスウェーデンです。通過するチームの予想が困難を極めます。
【グループF】ポルトガルが1位で抜け出しそうですが、2位通過の可能性はタレントが揃うオーストリア。プレーオフでノルウェーを破ったハンガリーやカウンターを得意とする初出場アイスランドも侮れません。
決勝への道のり
今回は史上最多53チームが予選グループステージとプレーオフに参加し、優勝経験国のオランダが本戦出場前に敗退という波乱がありました。予選を勝ち抜いた23カ国に開催国フランスを加えた全24チームが本大会に出場します。
本大会グループステージではグループAからFに分かれ各グループ4カ国が総当たりで対戦し上位2チームと3位チームのうち成績の良い4チームを合わせた16チームがラウンド16に進んで決勝トーナメントに臨むことになります。
大会日程
開幕戦が6/10(金)現地時刻21:00にキックオフ。決勝は7/10(日)。いずれも開催国の日付時刻。
試合開始時刻は3パターンがあり、開催国現地時間で15時/日本時間22時、18時/日本深夜1時、21時/日本深夜3時となります。グループリーグは1日あたり3試合で第3戦目は同日の同時刻に2試合を開始、最大で同日4試合が開催されることとなります。
《グループリーグ》
【グループA】
6/11(土)AM3:00 フランス×ルーマニア
6/12(日)PM10:00 アルバニア×スイス
6/15(水)AM1:00 ルーマニア×スイス
6/16(木)AM3:00 フランス×アルバニア
6/19(日)AM3:00 スイス×フランス
6/19(日)AM3:00 ルーマニア×アルバニア
【グループB】
6/12(日)AM1:00 ウェールズ×スロバキア
6/12(日)AM3:00 イングランド×ロシア
6/15(水)PM10:00 ロシア×スロバキア
6/16(木)PM10:00 イングランド×ウェールズ
6/20(月)AM3:00 スロバキア×イングランド
6/20(月)AM3:00 ロシア×ウェールズ
【グループC】
6/13(月)AM1:00 ポーランド×北アイルランド
6/13(月)AM3:00 ドイツ×ウクライナ
6/17(金)AM1:00 ウクライナ×北アイルランド
6/17(金)AM3:00 ドイツ×ポーランド
6/22(水)AM1:00 北アイルランド×ドイツ
6/22(水)AM1:00 ウクライナ×ポーランド
【グループD】
6/12(日)PM10:00 トルコ×クロアチア
6/13(月)PM10:00 スペイン×チェコ
6/18(土)AM1:00 チェコ×クロアチア
6/18(土)AM3:00 スペイン×トルコ
6/21(火)AM3:00 クロアチア×スペイン
6/21(火)AM3:00 チェコ×トルコ
【グループE】
6/14(火)AM1:00 アイルランド×スウェーデン
6/14(火)AM3:00 ベルギー×イタリア
6/17(金)PM10:00 イタリア×スウェーデン
6/18(土)PM10:00 ベルギー×アイルランド
6/22(水)AM1:00 スウェーデン×ベルギー
6/22(水)AM1:00 イタリア×アイルランド
【グループF】
6/15(水)AM1:00 オーストリア×ハンガリー
6/15(水)AM3:00 ポルトガル×アイスランド
6/19(日)AM1:00 アイスランド×ハンガリー
6/19(日)AM3:00 ポルトガル×オーストリア
6/23(水)AM1:00 ハンガリー×ポルトガル
6/26(木)AM1:00 アイスランド×オーストリア
《決勝トーナメント組み合わせおよび日程》
6/25(土)PM10:00 A組2位×C組2位(Match1)
6/26(日)AM3:00 D組1位×B/E/F3位(Match2)
6/26(日)AM1:00 B組1位×A/C/D組3位(Match3)
6/27(月)AM3:00 F組1位×E組2位(Match4)
6/27(月)AM1:00 C組1位×A/B/F組3位(Match5)
6/28(火)AM1:00 E組1位×D組2位(Match6)
6/27(月)PM10:00 A組1位×C/D/E組3位(Match7)
6/28(火)AM3:00 B組2位×F組2位(Match8)
《決勝トーナメント準々決勝》
7/1(金)AM3:00 Match1の勝者×Match2の勝者(Match1)
7/2(土)AM3:00 Match3の勝者×Match4の勝者(Match2)
7/3(日)AM3:00 Match5の勝者×Match6の勝者(Match3)
7/4(月)AM3:00 Match7の勝者×Match8の勝者(Match4)
《準決勝》
7/7(木)AM3:00 準々決勝Match1勝者×準々決勝Match2の勝者
7/8(金)AM3:00 準々決勝Match3の勝者×準々決勝Match4の勝者
《決勝》
7/11(月)AM3:00 準決勝の勝者同士
放送予定とできる限り多くの試合を視聴する方法
民法地上波はテレビ朝日系列が独占放送します。グループリーグ全36試合のうち6試合が放送され、決勝トーナメント全15試合中6試合を放送します。合わせて51試合のユーロ選手権本戦の放映は12試合となります。
《テレビ朝日系列の放送予定》
TV中継の予定は日本時間で表示。
【グループリーグ】
6/11(土)AM3:40 フランス×ルーマニア/A組開幕戦
6/12(日)AM3:45 イングランド×ロシア/B組第1戦
6/13(月)AM0:50 ポーランド×北アイルランド/C組第1戦
6/18(土)AM3:50 スペイン×トルコ/D組第2戦
6/19(日)AM3:45 ポルトガル×オーストリア/F組第2戦
6/23(木)AM0:50 ハンガリー×ポルトガル/F組第3戦
【決勝トーナメント】
6/27(日)AM1:00 決勝トーナメント1回戦/A組2位×C組2位
6/27(月)AM1:00 決勝トーナメント1回戦/B組1位×A/C/D組3位
7/2(土)AM4:00 準々決勝/未定
7/3(日)AM4:00 準々決勝/未定
7/7(木)AM4:00 準決勝/未定
7/11(月)AM4:00 決勝/未定
《衛星放送WOWOWの放送予定》
衛星放送のWOWOWは放映権を有しているのでユーロ2016全51試合を放送します。6/11(土)AM3:00フランス×ルーマニアのグループリーグの開幕戦から放送します。
WOWOWへの加入は欧州選手権の試合だけをリーズナブルに視聴することができです!WOWOWを最大2カ月利用するのにネット申込みなら税込1,944円で、ネット以外でも税込2,484円で申し込めます。
6月中に申し込み、7月中に解約すればユーロ2016開催時だけの利用で済むわけです。BS放送が受信できる環境ならすぐにWOWOWが視聴できます。
BSが見ることができないとしてもテレビかレコーダーに入っているB-CASカードがあればその番号で申込み、パソコンのオンデマンドを利用して視聴することもできます。これなら1試合あたりに換算すると35円ほどなので大変お得です。
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優勝国予想
やはり筆頭はW杯前回大会優勝のドイツでしょう。優勝、準優勝それぞれ3回ずつ。伝統の守備力に加えて攻撃陣の厚みが増して安定感が抜群です。
ただW杯では全大会で決勝トーナメント進出のドイツですが、ユーロでは3度グループステージで敗退した過去があります。無類の強さを誇るドイツにも他国がつけ入る隙はあります。
2012年前回大会と2008年前々回大会優勝のスペインは司令塔アンドレス・イニエスタ(FCバルセロナ)を中心に“破壊トリオ”と称されるMSNつまりアルバロ・モラタ(ユベントス)、ダビド・シルバ(マンチェスターC)、ノリートことマヌエル・アグード(セルタ)が本戦前の強化試合で大爆発。3連覇を期待できます。
そのスペインが前回大会2年後のW杯ではグループステージ敗退。スペインでもやはり優勝が確約されているわけではありません。
他には優勝経験のないベルギーに多くの注目が集まっています。
世界トップ3選手とも評され、プレミアリーグ、チェルシーで活躍するチームのエース、エデン・アザールを筆頭に、FWにロメル・ルカク(エバートンFC)、ディボック・オリジ(リバプールFC)、MFには、マルアン・フェライニ(マンチェスターU)、ケビン・デ・ブライネ(マンチェスターC)、ドリース・メルテンス(SSCナポリ)、守護神ティボ・クルトワ(チェルシーFC)など多彩なタレントを擁しており、W杯、欧州選手権いずれも優勝未経験ながら下馬評が高いのもうなずけます。
もちろん開催国フランスも優勝を狙っています。理由は自国開催大会で優れた結果を残している点にあります。1984年欧州選手権、1998年W杯で見事優勝を遂げています。
今回の優勝でドイツ、スペインの最多優勝3回に並べるかも見ものです。
長年の間強豪と言われつつも未だ優勝経験のないポルトガルとW杯では1度の優勝経験があるものの同じくユーロ優勝未経験のイングランドの戦いぶりにも目が離せません。
注目すべきスター選手
クリチアーノ・ロナウド(ポルトガル)は言わずと知れた世界最高のサッカー選手。自国開催のユーロ2004では決勝でギリシアに惜敗し号泣したシーンは未だに語り草です。悲願の優勝に向けてチームをけん引。 盟友ペペとナニと共にビッグタイトルを目指します。
アンドレス・イニエスタ(スペイン)はユーロ2008と2010W杯優勝の際の司令塔。ユーロ2012前回大会最優秀選手。盟友ファブレガス、シルバと、若手モラタ、イスコと共闘して、視線の先には4度目の優勝。
エデン・アザール(ベルギー)はプレミアリーグ昨シーズンの最優秀選手。優勝経験のないベルギー代表の初タイトルのためには中盤を制するアザールにかかっています。 チェルシーの10番の活躍はベルギーの躍進を担っています。
マヌエル・ノイアー(ドイツ)は2014W杯において全7試合で4失点のみ。現在、世界一の守護神です。 シュヴァインスタイガーと共に精神的支柱としてドイツ代表を4度目の優勝へ導きます。
ウェイン・ルーニー(イングランド)はイングランド代表として歴代1位のゴール数を誇ります。精度の高さも群を抜いており、代表109試合出場し51ゴールとまさに驚異的。マンチェスターUでの華々しい実績とは対照的にユーロやW杯でのタイトルとは無縁。2014年ブラジルW杯ではグループ最下位で敗退。代表での好成績を収めていない以上引き下がるわけにはゆきません。
ガレス・ベイル(ウェールズ)はRマドリードで、C・ロナウドとベンゼマとゴール量産トリオを形成。ウェールズを本戦へ導いたのはベイルなくしては成し得なかったと言っても過言ではありません。チームの勝ち上がりと合わせて注目したい選手です。
全盛期には世界トップ3の呼ばれていたズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン)は34歳となった現在も怪物ストライカーで有り続けています。セリエA、リーガエスパニョーラ、現在はパリSGで活躍中。W杯2度、ユーロには4度連続で出場となり代表としての経験も申し分なし。今回の予選はプレーオフで辛くも本戦出場となりましたが、天才の繰り出すシュートに大注目です。
ジャンルイジ・ブッフォン(イタリア)はセリエA6回優勝のユベントスのみならず、リーグを超え欧州、世界でも圧倒的かつ絶対的守護神です。ゴールを守るポジションであれほどの威圧感を相手に与えるGKはこれまで数えるほどしかいないでしょう。とりわけ今季達成した974分間無失点新記録は世界が注目しました。今大会もブッフォンの守備に魅了されることは間違いなしです。
ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド)は今季バイエルン・ミュンヘンで30得点を挙げた得点王。記憶に新しいのは2015年9月22日のヴォルスブルグ戦では後半から途中出場し、「ブンデスリーガでの最速ハットトリック」「最速4ゴール」「最速5ゴール」「途中出場選手での1試合最多ゴール」の4つのギネス記録を樹立。今大会予選で13ゴールを叩きだしチームの屋台骨としての活躍。本戦も要チェックです。
ポール・ポグバ(フランス)は2012年夏マンチェスターUからユベントスへ移籍後大ブレイク。23歳でエースナンバー10番を背負い活躍中。フランス代表も世代交代が進み、カンテ(レスター)、グリーズマン(Aマドリード)と共にフランス躍進のキーマンとなります。
ブレイクしそうな若手選手
【イングランド】
ハリー・ケインはトッテナムのCF。精度の高いシュートを武器にもつ近未来の代表エースストライカー。ロス・バークリーはエバートンのMF。大型選手でありながら足技のテクニックは華麗。
【ポルトガル】
ベンフィアのMFレナト・サンチェスは豊富な運動量を誇る有望選手。アンドレ・ゴメスはバレンシアのゲームメイクに長けたMF。
【トルコ】
ハカン・チャルハノール。FKは驚異的でパスも唸らせるセンスの持ち主。レバークーゼンMF。
【フランス】
アントニー・マルシャルはマンチェスターUのCF。キングスレイ・コマンはバイエルンミュンヘンへの移籍でブレイクしたMF。ラファエル・バランはRマドリードのCBで2年前の21歳の時にフランス代表キャプテンを務めた逸材。
【ドイツ】
ユリアン・ドラクスラーはヴォルスブルクの長身MFですがスピードに乗るドリブルは圧巻。エムレ・ジャンはリバプールのユーティリティMF。抜群の運動量でゴール、アシストを狙います。レバークーゼンでCBとして活躍するヨナタン・ターはドイツ代表最高のDFになるとの評価。
【ベルギー】
エバートンのロメル・ルカクはプレミアリーグでは既にブレイクしているCF。今シーズンは25ゴール、7アシスト。代表でのブレイクも必然!?ディボック・オリジはリバプールの将来性のあるCF。マルセイユのミヒー・バチュアイも将来性を買われている優れたCF。
【スペイン】
アルバロ・モラタはセリエAのユベントスでは大ブレイク中。スペインの次世代ストライカー。パコ・アルカセルはバレンシアで活躍中のCF。モラタとFWで両雄として大活躍を見られるのは間近。
【クロアチア】
アレン・ハリロビッチはスポルディング・ヒホンの秀逸なMF。Rマドリードのマテオ・コバチッチ。将来を嘱望される優れたMF。
【スイス】
ブリール・エンボロはFCバーゼルの今シーズン13ゴールの名ストライカー。
【イタリア】
マルコ・ヴェラッティはパリSGでゲームメイクに優れたMF。ACミランの17歳GKジャンルイジ・ドンナルンマ。代表での活躍も期待できます。フェデリコ・ベルナルデスキはレフティーMF。決定機への優れた嗅覚はフィオレンティーナでも折り込み済み。
今大会の見どころ
4年に1度のヨーロッパのチャンピオン国を決める重要な意味を持つサッカーの国際大会。ヨーロッパ諸国では欧州選手権はワールドカップの次に重要視されています。
UEFAはサッカー強豪国が多く加盟しており、スペインのリーガエスパニョーラ、イングランドのプレミアリーグ、ドイツのブンデスリーガ、イタリアのセリエAといった世界のトップリーグの強豪クラブチームでしのぎを削るスーパースターや知名度抜群の有名選手が出場することも世界的に注目される大会たる所以です。
ワールドカップと比較すると、長距離移動による負担が少ないヨーロッパ圏内での開催となることもあり、選手のパフォーマンスがより高いレベルで発揮されるので、ワールドカップを超えるゲーム内容に魅了される人も多くいます。
最多出場で前回ブラジルW杯優勝のドイツ、前回と前々回大会優勝のスペインが前人未達の3連覇に加えて、どの国もなし得ていない4回目の優勝を狙います。
優勝経験のないFIFAランク2位のベルギーも虎視眈々と優勝を狙います。世界屈指のストライカー、C・ロナウドを要するポルトガルも初優勝を目指します。
また出場枠拡大に伴い初出場チームがアイスランド、ウェールズ、スロバキア、北アイルランド、アルバニアと5か国もあり、どこまで下馬評を覆せるかにも注目です。
アイスランドは予選グループリーグで優勝経験のある強豪オランダを破って本戦出場。
小国北アイルランドは予選グループリーグを1位通過、スロバキアは予選グループリーグで王者スペインのユーロ予選無敗記録を36で止めて金星を挙げています。
ウェールズはRマドリードで活躍するガレス・ベイルを中心にして勝ち上がってきました。
アルバニアは予選でデンマークの低迷を尻目にポルトガルに続いて本戦出場。初出場チームの勝ち上りにもぜひ注目したいものです。
FIFAワールドカップは過去20大会での優勝国は8カ国に対して欧州選手権は14回の開催で9カ国が優勝を経験しています。
ユーロではグループリーグで強豪同士がぶつかり合うことも多く、そこで優勝候補が敗退することもしばしば起きます。現に今年は強国オランダが予選で敗退しています。そのため1992年大会のデンマークや2004年大会のギリシャのように注目されていない国が優勝をさらうということもあります。
ユーロ2016のグループリーグの戦い方と決勝トーナメントの顔ぶれが非常に楽しみです。複数回優勝の経験があるチームかあるいは初出場チームの躍進があるのか毎試合チェックして世界最高峰のビッグトーナメントを思う存分に堪能しましょう!
2016/06/11 | ユーロ2016
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