不機嫌な果実2016版あらすじロケ地は？原作ネタバレ違う結末？

4月29日（金）夜11時15分からスタートするテレビ朝日ドラマ『不機嫌な果実』。結婚していながらも夫に愛されない悩みを抱え、”禁断の愛”に溺れていく主人公を栗山千明さんが演じます！豪華出演者6人による大人の恋愛群像劇となっています。

原作は林真理子さんによる同名小説。発売された単行本の帯には「夫以外の男とのセックスは、どうしてこんなに楽しいのだろうか。衝撃の問題作!」と過激な紹介文も話題を呼び、1997年には石田ゆり子さん主演でドラマ化、南果歩さん主演で映画化もされました。今回は約20年ぶりの実写ドラマ化です！

栗山千明さんが演じるのは、結婚して5年になる主婦の水越麻也子。会社員の夫と2人暮らしで、子どもはいません。大学時代から男子にモテていたこともあって自分の外見に自信があり、今も魅力的だと信じて疑わないのですが夫の航一（稲垣吾郎）からはもはや女として見てもらえません。冷たくあしらわれる日々で、ここ3年は完全にセックスレスな状態です。

人気弁護士・津久井哲也（光石研）の事務所に秘書として勤務していますが、そこでも上司に軽んじられ「なんで私がこんな目に遭わなきゃいけないの？」と不満を募らせています。そんなある日、独身時代に不倫していた相手・野村健吾（成宮寛貴）と再会し、関係を深めていくことに…。やがて、音楽評論家の工藤通彦（市原隼人）と出会って惹かれ合い、本当の愛に目覚めていくのですが…？！

麻也子の夫・航一役は稲垣吾郎さん。有名一流大学を卒業し、現在は大手金属メーカーの営業部課長です。妻・麻也子に女を感じることができず、家政婦のように扱う一方で独占欲や所有欲は人一倍強く、麻也子が不倫などするわけがないと思い込んでいるとんでもない夫です。さらには毎週末、実家へ車を走らせ母親と過ごすことが何よりの楽しみというマザコンな一面も…。実は、麻也子にひた隠す“とんでもない秘密”があるというのですが、それは果たして…？

麻也子が独身時代にも不倫をしていた相手・野村健吾役には成宮寛貴さん。大手広告代理店に勤務しており、若い頃から敏腕で羽振りもよい彼は既婚者であるにもかかわらず、女性関係が派手で常に複数の女と付き合っている遊び人です。コンサートチケットの手配依頼を口実に電話してきた麻也子と、数年ぶりに再会。スマートな振る舞いと甘く危険な言葉で、再び麻也子を魅了し、男女の関係を深めていくのでした…。

一方、麻也子と真剣に向き合う工藤通彦役は市原隼人さん。クラシック専門の音楽評論家で、つい最近まで仕事のために長期間海外に滞在していました。帰国後、「運命のいたずら」とも言うべき偶然のアクシデントによって麻也子と出会い、一目で恋に落ち、人妻と知りながらも躊躇せず熱烈に求愛します。情熱的な性格で、何事にもわき目を振らず、まっすぐ突き進む男性ということで欠点はないように見えますが…？

麻也子の友人として、高梨臨さんと橋本マナミさんという2人の美女がキャスティングされました。高梨さん演じる竹田久美は大学時代の友人で、物事に対してクールで、堅実に生きてきたタイプ。夫の不倫が原因で離婚し、手に入れた慰謝料を全て注ぎ込んでワインバーを開店しました。

「男なんて信用できない」と言い、再婚する気は一切ありません。不倫に対しても嫌悪感を露わにし、夫に不満を持つ麻也子にも道を外さないよう釘を刺しています。その実、麻也子たちには決して明かさない“とんでもない秘密”を抱えていて…！？

橋本さん演じる遠山玲子もまた、麻也子の大学時代の友人。自由奔放で派手な、女王様タイプ。容姿は見劣りするが高収入の夫・茂（六角精児）と結婚して息子をもうけ、現在は主婦モデル＆人気ブロガーとして活躍しています。表面的には平和な家庭生活を送っていますが、夫に求めるものは経済力のみ。家族には内緒ですが麻也子ら友人には包み隠すことなく、スポーツクラブのインストラクターと不倫をしているという強者な女性です。

また、航一の母であり麻也子の姑・水越綾子役は萬田久子さん。ひとり息子の航一を異常なほど溺愛しています。教養も分別もあるのですが、いつまでも子どもを産まない嫁のことが不満で、顔を合わせるたび当てこすりのように麻也子を責めたてています。

第1話のあらすじです。結婚して5年、水越麻也子は夫の航一からまったく相手にされなくなり、職場でも冷遇を受ける日々…。「私は損をしてるんじゃないだろうか？」「本当に私はついてない」「夫選びを間違えたのかもしれない」――そんな鬱屈した思いを、ことあるごとに抱いていました。

そんなある日、誕生日を迎えた麻也子は航一から珍しく食事に誘われます。久々に夫の優しさに触れ、喜びがこみ上げる麻也子。しかし悲しいかな、一寸先は闇…。航一が連れて行った先は、なんと彼の実家でした！あろうことか、反りが合わない姑・綾子をまじえた誕生会という、地獄のようなオチが待っていたのでした…。

しかも、悪いことは続くもので…。数日と経たないうちに、麻也子は自分では“キープ”していたつもりだった弁護士・南田典雄から、若い女との結婚報告を受けるハメに！微塵たりとも予想していなかった屈辱的な展開に呆然としながら、麻也子は「間違いない。私はやっぱり、ものすごく損をしたのだ…」と確信します。

そんな時、麻也子の大学時代の友人・竹田久美が離婚で手にした慰謝料をつぎ込み、ワインバーを開店させます。同じく友人の遠山玲子と一緒に来店した麻也子は、開店祝いの花の中に懐かしい名前を発見。その名は野村健吾――麻也子が独身時代に不倫をしていた敏腕広告マンだったのです！

もちろん野村とはもう何年も接点がなく、玲子から「連絡してみたら？」とけしかけられた麻也子は苦笑い。しかし内心ではまんざらでもなく…？

その矢先、麻也子は思わぬハプニングに見舞われます。店内でピアノ演奏をしていた工藤通彦（市原隼人）に、うっかり赤ワインをひっかけてしまったのです。麻也子が慌てて差し出したクリーニング代も受け取らず、穏やかにその場を去っていく通彦。それはほんの一瞬の出来事でしたが…2人はこの時、まだ知る由もありませんでした。この出会いがやがて、2人の人生を大きく変えていくことになろうとは…。

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気になる原作結末ネタバレは？

仕事や夫婦関係、さらには嫁姑関係までもが心にのしかかった結果、浮気と不倫にのめり込んでいく麻也子。原作ではどんなラストを迎えたのかご紹介します。昔の恋人である野村と不倫の逢瀬を重ねていく麻也子ですが、ある時野村には若い愛人がいることが発覚、それでも野村との関係は続いて行きます。

その後麻也子は、通彦と交際が始まり次第に深い仲となり、ついに麻也子は航一との離婚を決意、通彦と正式に結婚するのです。しかし、ほどなく通彦との結婚生活に幻滅した麻也子は、再び野村と密会するように…。ある日突然、麻也子は子どもを作ることを思い立ち、野村とホテルのベッドに入る…というところで物語は終わっています。

通彦との結婚生活に幻滅した要因として、すでに”不倫をする女”として麻也子を認識していた通彦は常に彼女の行動を疑っていました。さらに以前よりも経済的に苦しくなったこと、通彦にも口うるさい姑がいたことなどから、麻也子は「こんな生活なら前の旦那のほうが良かった」「結婚したら男なんて大差ない」と感じるように…。

そして、航一との結婚時代に不倫を決意させた「私だけが損をしている」という思いは、通彦との結婚でも再び感じるようになり解決できなかったのです。結局、浮気や不倫では幸せを掴むことはできず自分に跳ね返ってくる…という結末を迎えるようです。2016年版は原作通りのラストとなるのか？それとも新しい結末となるのか？楽しみですね！

『不機嫌な果実』はエキストラ募集をかけていますが、場所は都内近郊とだけで明かされていません。また山手、茅場町、白金台で撮影の目撃情報があがっています。特に白金台では国立科学博物館付属自然教育園前でロケをしていたとのことです。
最近芸能界でもなにかと取り沙汰されている不倫関係。風刺作品ともなり得るでしょうか？（笑）大人のドキドキが詰まったナイトドラマ『不機嫌な果実』は4月29日（金）23時15分放送スタートです。