火の粉は狂気のサスペンスドラマで豪華キャストあらすじロケ地は？

4月2日（土）23時40分からスタートする『火の粉』。雫井脩介さん原作、ユースケ・サンタマリアさん主演で描く”オトナの土ドラ”は、人間の心の中に潜む狂気をテーマとした心理サスペンス！｢隣に引っ越してきた男。それは善意の殺人者…？！｣

原作小説の作者・雫井脩介さんはサスペンスフルかつ奥深いテーマを持った作品が魅力のミステリー作家。映像化されたものとしては『犯人に告ぐ』、『ビター・ブラッド』、『クローズド・ノート』などがあります。

ユースケさんは2007年放送のドラマ『今週、妻が浮気します』以来、実に9年ぶりの主演を務めることとなりました！演じるのは、かつて凶悪事件の容疑者として疑われながらも無罪放免、平和な家族の隣に引っ越してきた男。彼の笑顔に潜む本性とは…？

ヒロインには、優香さんをキャスティング。バラエティでは何度も共演しているお二人ですが、ドラマは意外にも初共演です。しかも人間の狂気がテーマのサスペンス作品。ユースケさんは冷たい炎を滾らせるように、優香さんは覚悟を持って挑むと意欲を見せています。

優香さんの義父であり、元裁判官役には伊武雅刀さんです。現在は大学の講師をしている彼の隣の家に、かつて無罪を言い渡した男が引っ越してきます。交流を深めるにつれ、過去の自分の判決に自信が揺らいでしまい…。それでは第1話のあらすじです。

東京地裁の法廷。被告人席に立つ武内真伍（ユースケ・サンタマリア）。武内は一家3人殺害事件の被疑者として裁判にかけられます。凶悪な事件、有罪になれば死刑は免れないでしょう。しかし、武内に下された判決は…「無罪」でした。

2年後、閑静な住宅街へと引っ越してきた武内は、その庭で、隣に住む梶間雪見（優香）と出会います。満面の笑顔で雪見に挨拶をする武内。しかし雪見は、何とも言えない違和感を抱くのでした。

雪見が暮らす梶間家は、義理の両親である勲（伊武雅刀）と尋恵（朝加真由美）、夫の俊郎（大倉孝二）と娘・まどか（庄野凛）、そして尋恵が介護している勲の母の6人暮らし。俊郎が失業中ということを除けば、ごく平凡な一家でした。

しかし、この梶間家と武内との間には深い因縁がありました。引っ越してきた夜、武内は梶間家に挨拶に向かいます。「お近づきのしるしに」と、肉に蕎麦に果物と、過剰ともいえる手土産を渡す武内は心からの笑顔を向けますが、雪見や尋恵はあっけにとられてしまうのでした。

そこへ、仕事を終えた勲が帰宅します。お互いの顔を見つめたまま固まる武内と勲。実は勲こそが、武内に無罪判決を言い渡した当時の裁判長！つまり武内にとって勲は、感謝してもしきれない命の恩人だったのです。

その日から武内は、親しげに梶間家へ出入りするようになります。尋恵や俊郎はすぐに心を開きますが、雪見は武内に得体のしれない恐怖を感じていました。そんな雪見の前に、新聞記者と名乗る謎の男（佐藤隆太）が現れます。

「武内は無罪なんかじゃない。あなたの義父は間違いを犯した！」男のその言葉に、雪見は絶句。そして武内は、義母の介護に追われる尋恵に、救いの手を差し伸べることに……。

実は『火の粉』の実写ドラマ化は今回が2回目。1度目は2005年2月、テレ朝のスペシャルドラマとして放送されました。配役は雪見役を原沙知絵さん、武内役を村田雄浩さん、勲役を愛川欽也さんが務めていました。

『火の粉』のロケは主に埼玉県川越市で行われたそうです。中でも菓子屋横丁で撮影が目撃されています。混雑時は都内から車で1時間半以上もかかったという撮影場所に、逆に闘志が燃えたというユースケさん。(笑)そのほか、創価大学模擬法廷教室が撮影に使用されたようです。
4月は出会いの季節。あなたのお隣さんは、大丈夫でしょうか…？手に汗握るせめぎ合い、真相が明かされていくスリリングな謎解き、驚愕の展開が待ち受けている心理サスペンス『火の粉』は、4月2日（土）フジテレビにて、23時40分放送スタートです。