遺産相続弁護士柿崎真一で三上博史が変人役？ロケ地と主題歌は？

7/7(日)23:59から、日本テレビ系で「遺産相続弁護士柿崎真一」がスタートします。
誰にでも訪れる「死」という終末。
ですが、これは終わりではありません！
遺産相続という「仁義なき骨肉の争い」への序章でしかないのです……。

親しい人が亡くなったら驚きと悲しみがまず訪れます。
それと同時に「遺産……、どうなるの？」と頭をよぎるのもまた、人間の性（サガ）です。
お金が欲しいと言うのは理屈抜きで、誰にでもある感情。
だから、周りをかえりみることもなりふり構うこともなく、
骨肉の争いへと発展してしまうんでしょうね。

もちろん、遺産の価値はお金だけじゃないという善人も世の中にはいるでしょう。
母が遺してくれたものが一枚の家族写真やであったとしても、
自分にはそれがどれが大切なのか価値は分かってる……。
――なんて甘いことを言っていたら、この物語の主人公・柿崎真一に鼻で笑われてしまいます。

弁護士・柿崎真一が価値を見出すのはやはり「金」。
故人が遺した「遺産」に隠された本当の価値を金に換えることで、
成功報酬を得るのが柿崎の仕事であるはずなのですが一筋縄ではいかないようです。
このドラマは、とんでもない弁護士がとんでもない形で
遺産相続をめぐる骨肉の争いを決着させていく、ちょっと変わった弁護士ドラマ。
毎回１話完結のオリジナルストーリーで展開されます。

変人と言えば……？　主演は三上博史さん！

柿崎真一（三上博史）
遺産相続専門の法律事務所「ラストリクエスト」に所属する弁護士。
法廷には出ず、バツ2で借金アリ、お金儲けが大好き。
かつては優秀な弁護士だったが、とあるトラブルで処分を受けた。
「安らかにお休みください」が口癖。

かつては80年代後半～90年前代のトレンディドラマ（死語……？）を担った三上さんですが、
いつからか「変わり者」枠になっていますね(苦笑)
落ち目のミュージシャン・本城裕二を演じた「チャンス!（1993年・フジテレビ）」や
世界的なマエストロ（指揮者）から陥落して村の中学校の吹奏楽部で指揮をすることになった
鳴瀬望を演じた「それが答えだ!（1997年・フジテレビ）」など、
落ちぶれた役を演じさせたら何とも言えないくたびれ感が出るのが溜まりません。
「それが答えだ！」は深田恭子さん、藤原竜也さんが連ドラデビューとなった作品なので
ぜひＤＶＤで楽しみたいところですが、とある出演者がおイタをしてしまったことにより、
ソフト化はもちろん再放送もされないという厳しい状況です。
ああ、もったいない……。

最近では「明日、ママがいない（2014年・日本テレビ）」での施設長・佐々木役が印象的ですが、
粗暴だった佐々木も最後には子供の幸せを望んでいることが分かり、円満に終わりましたね。
このドラマはヘンな横やりが入って捻じ曲げられてしまったので、
本来描こうとしていたストーリーがどんなだったのか気になるところです。

三上さんのいいところは深刻な役の中にもちょっとした可愛らしさを見せてくれるところですね。
今回は最初からコミカルタッチのようですからテンポのいいお茶目な三上さんが見られそうです。

ヒロインは森川葵さんですが、他のキャストも強力！

丸井華（森川葵）
新人弁護士。
お金至上主義でお金が絡むとボスの柿崎を裏切ることも……。

月９「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう（2016年・フジテレビ）」で
引きこもりがちな少女・小夏を演じた森川さん。
今回は表情豊かな役のようなので楽しみです。

森川さんは現在公開中の
映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ（2016年6月25日公開）」でも
ヒロイン・ひろ美として出演されています。
現実の長距離バス事故と重なり公開が延期されましたが、
無事公開されて、評判もかなり良いようです。
早く見に行かなくては……！(笑)

森川さんの魅力についてはこちらの記事もどうぞ！
⇒森川葵が今年大ブレイク予想！月９出演も映画が公開延期で今後予定は？

水谷美樹（酒井若菜）
歯科医師。
患者は金持ち相手と決めている。
リッチなお年寄りの遺産情報を得るため、柿崎と“オトナの関係”を続けている。

「木更津キャッツアイ（2002年・TBS系）」のモー子の印象が強かった酒井さん。
最近は見事に“演技派女優”にシフトされたようですね。
先日放送されていた深夜ドラマ「火の粉（2016年・東海テレビ）」では、
第4・5話にゲスト出演されましたが、前歯を抜いて役作りに挑んだことも話題になりました。
⇒火の粉4話視聴率と感想！狡猾な武内に佐藤隆太殺害スーツケース？

河原井正（豊原功輔）
闇金会社社長。
柿崎に金を貸していて取り立てにやってくる。
名字は“かわらい”だが、柿崎や華には“かばらい（過払い）”と呼ばれている。

豊原さんて、程よいと言うか、物語を安定させるために大事な俳優さんですよね。
ちょっと粗暴になることはあるけど物語を破たんに追い込むまではないですし。
その分“はまり役”があまりないのが残念ですが……。
一番覚えてるのは「のだめカンタービレ（2006年・フジテレビ）」の江藤先生かな(笑)

主題歌はYouTubeで動画再生回数１０万越え期待の新人！

出雲咲乃／北九州生まれ・19歳。
新世代シンガーソングライターと呼ばれる彼女。
アーティストになった理由は、「漫画家とミュージシャンで迷って、
ミュージシャンの方が手っとり早そうだった」というから驚きです。
ですが、16歳でギターを手にして半年で20曲を作りオーディションに応募したのは、
彼女の才能が非凡なものだったという証明ですね。
彼女の歌声は見事審査員の耳に留まり、オーディションで合格を勝ち取ったのです。
その後、ドラマ「女優墜ち（BS朝日）」の主題歌「当流女」で鮮烈なデビューを飾り、
今回の抜擢に至ったようです。

気になる１話のあらすじ

柿崎真一（三上博史）は腕利きの弁護士として働いていましたが、
ある事件をきっかけに業務停止処分を受け、その後業務を再開しますが、
事務所は閑古鳥が鳴く日々……。
そんな時、セレブ老人の遺産相続問題の依頼が舞い込みます。
柿崎は法廷に出ることなく相続問題を解決しましたが、予想よりも多額の謝礼を手にして、
今までより楽に稼げる……と思い立ち、「遺産相続専門弁護士」と看板をあげることにしました。
しかし柿崎は多額の謝礼を手にしても、闇金の社長・河原井（豊原功輔）が現れて
借金の返済分として回収されてしまうのです。

そんなある日、柿崎の元に資産家・山岸の遺産相続問題が転がり込みます。
依頼主である山岸の妻・淳子（奥菜恵）は山岸が亡くなる直前に入籍した“６時間妻”……！
山岸の娘・倫子（紫吹淳）は、淳子が遺産目当てで父を騙して結婚したに決まっていると言い、
婚姻は無効、遺産は渡さないと主張します。
柿崎はある大胆な方法に打って出ることにしますが、果たして柿崎は遺産の本当の価値を見つけ出し、
依頼人の満足と自分の報酬を手に入れることはできるのでしょうか？

ロケ地は？

残念ながら明確なロケ地情報がありません……。
ですがには70件以上の投稿があり、
ロケの様子やキャストさんのオフショットも多数出ています。
あなたの知ってる場所が映りこんでいるかも……？

公式サイトで三上さんと森川さんのインタビュー動画が公開されました。

台本の感想やドラマの見どころが語られていますが、
お互いの印象を聞かれた三上さんが森川さんに、
「色っぽいお姉ちゃんが来てくれるのかと思ったら孫みたいな子が……(苦笑)」っていうのが、
よくあるインタビューではない“三上節”を思わせました。
お２人は年の離れたコンビになりますが、
森川さんのアドリブを三上さんがすべて受け止めているそうで
お互いを尊重しながらドラマを作り上げている現場の空気を感じることが出来ました。
笑えてちょっとホロッとさせられて、自分の相続問題に役に立つかもしれない（？）
異色のドラマに期待したいです！