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月9ドラマ信長協奏曲の漫画原作ネタバレ!初の時代劇で高視聴率なるか?

フジテレビ開局55周年プロジェクトとして大がかりに宣伝がされている漫画作品、『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』。
フジテレビでアニメ・ドラマ・映画の3バージョン展開が予定されています。
アニメは7月から深夜で放送が開始されていますが、ドラマは「放送時期未定」となっていました。
それが最近、10月期の「月9枠」での放送決定が発表されました!

信長1

タイトルからも分かる通り、冷酷非情と言われながらも人気の高い武将・織田信長を題材にした作品で、石井あゆみ著作の同名漫画が原作です。
同作品は2009年から『ゲッサン(月刊誌)』連載中の漫画作品で、2012年に『マンガ大賞』、『このマンガがすごい!』、『全国書店員が選んだおすすめコミック』の3つの大きな賞にノミネートされた実績があります。
コミックスはゲッサン少年サンデーコミックスから第1巻~第10巻まで発売されていて、以下も続巻の予定です。

「とりあえず 天下取りに、行っとく?」

主人公は、勉強が苦手で歴史に全然興味がないフツーの高校生・サブロー。
授業なんかテキトーで、日々を何となく暮らしていたただの高校生が、ある日の下校時に、突然戦国時代にタイムスリップしてしまいます。
戦国時代で最初にであったは、自分と顔も声も体格もそっくりな男。
その男こそ、本物の織田信長だったのです。

しかしサブローは織田信長のことさえ「なんとなく」しか知らなかったので、「体が弱い自分の代わりに信長として生きて欲しい」と頼まれて、深い考えもなく能天気にOKしてしまいます。

タイムスリップしたときにカバンの中に入っていた日本史の教科書をめくっては、「とりあえず信長なんだから天下取らなきゃな~」という軽い気持ちで天下取りに名乗りを上げますが、当初の織田家は弱小の武家で、若武者たちも信長を「うつけ者」と思っていました。

しかしサブローが偶然発揮するカリスマ性に家臣たちは徐々に引き込まれて、サブローがたまに使うカタカナ言葉に目をシロクロさせながらも、信長の妻・帰蝶、木下藤吉郎、竹中半兵衛、徳川家康など、歴史上の人物が次々と、「奇天烈な発想を持つ男・織田信長」に魅せられていきます。
ええ、正体がただの高校生・サブローだとは夢にも思わずに……。
戦国時代を扱いながらもどこか軽快で、ギャグに見えてしまうやり取りの多いこの作品を、ドラマではどのように描いてくれるのでしょう。

小栗旬が異端児・信長に挑む

信長6

主人公・サブローと織田信長の二役を演じるのは、実力・存在感共に申し分ない小栗旬さん。
とはいえ、31歳を迎えた小栗さんが高校生……。
どうなるかと心配しましたが、ヒゲをきちんと剃って制服を着たら、まあ、そんな高校生もいるかもね……くらいには見えます。
それに、原題の高校生のシーンはドラマ冒頭5分くらいで、すぐにタイムスリップすると聞いて、少しホッとしてしまいました。
小栗さんも、学校のシーンは「本物の高校生とは肌のハリが違う」と自ら笑っていました。

 

信長の妻・帰蝶(きちょう)役は柴咲コウさん。

アニメの帰蝶は最初は信長と折り合いが悪いのですが、サブローが入れ替わってからは、不思議な言動に興味を持ち始めます。

見目麗しい帰蝶にひと目惚れしたサブローが城の外での「でえと」に帰蝶を積極的に誘い、二人は高原や川のそばでのんびり過ごしているうちに、帰蝶は信長(サブロー)に信頼と尊敬の視線を向けるようになります。
そんなときの帰蝶は本当に可愛らしいです。

信長2

柴咲さんは最初に帰蝶のキャラクターを知ったときに「自分の旦那さんが変わってるのに気付かないなんて、天然なんですかね」と笑っていましたが、それほどに、帰蝶は信長に近付こうともしていなかったのです。

アニメの帰蝶を見てるとほんわかとした空気を放つキャラなので、「柴咲さんで大丈夫……?」と思いましたが、ドラマはアニメよりも、人間ドラマがより深く描かれるようです。
本来、帰蝶は政略結婚で織田家に嫁いできましたから、敵地でたった一人きりの孤独を抱えていたり、父・斎藤道三に抱く複雑な思いなど、心を痛めるシーンも組み込まれるようですね。
ドラマならではの細かい感情の機微が表現されるのは楽しみです。

信長5

初回放送で帰蝶がサブローに平手を食らわせるなど、ちょっと気の強いキャラになるのかな? という予感がします。

ちなみにアニメ『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』のナレーションは小栗さんが務めていて、毎回放送の最後に「信長NEWS」というコーナーがあります。
ドラマの撮影風景やオフショットなど、制作現場レポートが見られるんですよ。

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最近、小栗さんというと「漫画原作作品と言えば……」のようなイメージが強くなっていますね。
それはどこから始まったのか?
小栗さんが演じた漫画原作作品を並べてみましょう。
学園ドラマ「GTO」にもレギュラー出演していましたが、このときはまだ「生徒の1人」という感じでした。

信長4

小栗さんが「小栗旬」の名を知らしめた作品というと、何と言っても「花より男子(TBS・2005年)」の花沢類役ですね。
このドラマですっかり王子様キャラが定着し、名探偵コナンの10周年記念スペシャルドラマに工藤新一役として主演。
「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~(フジテレビ・2007年)」の佐野泉役など、「王子様」を求められた役で、小栗さんの役者人生でもかなりつらい時期だったようです。
そして、そろそろ「小栗旬、いい加減高校生役ってどうよ……」と言われ始めた頃でもありました。

ところがこの後から、小栗さんの弾けた活動が見られるようになります。
突破口となったのは映画「クローズZERO(2007年)」での滝谷源治役。
この作品で同世代の役者たちや「三池組」と呼ばれる鬼才・三池崇史監督と出会ったことで何かが吹っ切れたように見えました。

信長3

吹っ切り過ぎたのか、「荒川アンダー ザ ブリッジ(毎日放送・2011年)」で村長役をやったときには呆然としたものです。
もはやだれか全然分からない……。
しかも小栗さん、村長役は立候補、直談判して勝ち取った役だったそうです。
その際、ちゃっかり「星」役に山田孝之さんを推薦し、山田さんと二人揃って「君ら誰やねん!」なキャスティングとなりました。

映画「岳-ガク-(2011年)」では主演・島崎三歩役を演じ、同作品がテレビ放送されたときには一部の演出に批判の声もありましたが、山で生きる「三歩」の覚悟と純粋さが力強く描かれていました。

映画「宇宙兄弟(2012年)」では突然アフロヘアーになり、主演・南波六太を好演。
この作品は原作に沿った内容の濃いアニメが長期で放送されているので、映画は削られたエピソードが多すぎて勿体なく感じてしまいました。
原作を知らずに映画だけ見る方は楽しめると思います。

そして2014年の現在公開中、「ルパン三世」の主演・ルパン三世役。
「若い年代だけが知ってる漫画作品」ではなく、これだけ根強く日本に浸透している作品の実写化は、小栗さんなりの苦悩があったことでしょう。
それでも小栗さん自身が「漫画好き」を公言されていて、「好きな作品」を自分が演じることができる喜びもやはりひとしおなのでしょう。

小栗旬が最近大活躍の理由はこちら↓
小栗旬が月9主演!映画にドラマに大活躍の理由は事務所の力?素顔の魅力に迫る!

「月9」が‘攻め’に転じるか?

「月9」というと、1980年代後半から「トレンディ・ドラマ枠」と呼ばれ、時代の先端の恋愛を見せるドラマの時間帯でした。
それが、今回は時代劇。
1970年代には「座頭市」などもあったようですが、「月9」として時代劇が作られるのは初と思われます。

ドラマの公式サイトを見ると“斬新な戦国エンターテインメント”と銘打たれていて、「あ、真っ向勝負する気ないんだ……」と少しがっかりもしましたが、シリアス全開で作った「大奥」も、他局に比べると重厚さに欠ける印象は否めません。

それならば、フジテレビらしい軽快な要素も組み込んだ時代劇として、この作品が選ばれたのは面白いと思うのです。
少なくとも、アニメでは「高校生・サブロー」のシンプルな考え方が天下取りに有効に働いているので、ドラマでもそんな軽妙さが描かれたら楽しめるドラマになるのでは……。

ところで、いよいよ10月から放送が予定されているというのに、メインキャストがまだ主演の2人しか発表されていません……。
家臣・池田恒興、妹・お市、木下藤吉郎(豊臣秀吉)など、一体誰が演じるのか?
キャストの続報はそろそろでは、と思われます。
発表が待ち遠しいですね~。

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2014/09/13 | 信長協奏曲

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