切り裂きジャックの告白は中山七里原作ミステリーであらすじキャストは？

大切な命のため、人はどこまで自分を捧げられるのか

東京都内で臓器のくりぬかれた女性の死体が発見され、「ジャック」と名乗る犯人からの声明文がテレビ局に届けられる。
そして新たに起こる殺人。
中山七里原作、各書評で話題の衝撃社会派ミステリーがドラマ化。

この春中山七里原作『切り裂きジャックの告白』が、２０１５年４月１８日(土)夜９時より、土曜ワイド劇場で放送されます。

ドラマはキリッ！バラエティは爽やかエロス、主演は沢村一樹さん。

犬養隼人（沢村一樹）
超エリートでウソ発見器のような刑事さん。
聞こえは悪いですが、刑事としてこれほど優秀なスキルはありませんね。
捕まったらもう嘘はつけないわけですから。
そんな犬養を演じるのは、ほのかに大人な会話を爽やかにこなす沢村一樹さんです。
最近の作品からお医者さんなイメージが根強くなっていますが、驚いたことに、ニンテンドーＤＳソフト「いぬ会社」では、佐藤さん、大門部長というワンちゃんの声をなさっています。
これを機に探してみてはいかがですか？

古手川和也（瀬戸康史）
いわゆるメンヘラ男の子バージョンでしょうか。
（最近このメンヘラという言葉を知ったので使いたくなっただけです）
男の子の場合では表に強い自分を塗り固めたくなるのですかね。
複雑な家庭環境に育ち、家族というものの温もりを欲しているようです。
瀬戸康史さんは、この春から放送される『マザーゲーム』にも幼稚園の先生として出演されますね。
さらには大河ドラマの撮影もありと、お忙しい日々を過ごされているようです。

高野千春（ミムラ）
移植コーディネーターで、ご自身のお子さんを亡くされた過去を持つという、こちらも不幸を背負っった今作のキーマンとなるようです。
命というものの大切さを痛感しているためか、献身的にこの職業に取り組んでいるようです。
このような千春を演じるミムラさん。
柔軟剤のイメージが強いのか、清潔感たっぷりのいい匂いがしそうですよね。
FacebookやTwitterでニセモノが悪さをしていたようですが、今はFacebookの方ではもういなくなっていました。
公式ページはまだ閉鎖されているため、現在更新の様子がありません。残念です。
ここは本物の犬養さんにお願いして、犯人をとっ捕まえていただきたいですね。

麻生警部（渡辺いっけい）

民法放送だけではなく、ＢＳ・ＣＳでも幅広い役柄で活躍なされる渡辺いっけいさん。
見ない日はないのではないかと思ってしまうくらいです。
声だけの出演も多いだけに、奥さんはガンダムZZのキャラ・スーンの声優さん、門間葉月さんでした。
今回はどのような姿を魅せてくれるのでしょうか。

御厨検死官（温水洋一）

おなじみとしか言えない温水洋一さん。
一見穏やかそうに見えますが、以外にもたまにキレるそうです。
そんな温水さんのキレる姿が、今作のドラマで拝めるのでしょうか。

真境名陽子（山下容莉枝）

ジブリアニメの声優さんもなされています。お姉さん役が多いですね。
狸に至ってはどれだかがわかりません。

鶴崎管理官（堀部圭亮）
個人的にはバラエティのイメージしかないのですが、真面目なのもたくさんこなしております。
今は亡き松田優作さんに憧れ俳優になる為に高校を中退したそうですね。

豊崎沙耶香（桜田ひより）
こちらも春のドラマでも出演される多忙のひよりちゃん。
まだ子供だというのに、働き者ですね。

三田村敬介（阿久津愼太郎）
もともとはジャニーズに所属していたのですね。
しかし退所してからは数々の作品をこなしております。
やはりジャニーズって大変なところなのでしょうか。

鬼子母涼子（床嶋佳子）
バレエでの活躍後、女優さんに転じたベテランさんです。
刑事ものドラマや時代劇などでよく拝見します。
こんな方が母親だったならと憧れてしまいますね。

真境名孝彦（竜雷太）特別出演

出演作品の数は「さすが雷太さん！」と言ってしまいそうなほどのものです。
怖い人の役が多いですが、優しそうな方ですよね。

医療現場に現る切り裂きジャック！猟奇事件だなんて、ワクワクしてしまいますね

刑事ドラマによくあるバディというシステム。
片方が突っ走ってもう1人はくっついていくという光景をよく拝見しますが、この犬養と小手川の２人それぞれに重たいものを背負っています。
犬養さんにおいては、病気の娘さんとの親子ドラマ。
さらには小手川君の過去の秘密なんかも語られていくのだろうと考えられます。
この事件が犬養親子の絆や小手川君の成長へとつながっていくのでしょうか。
それともこの親子関係や成長が、続編である『七色の毒』への土台となるのでしょうか。

そして「切り裂きジャック」という名前を使うだけあって、やはりエグい殺人事件が行われるようです。
１２０年たった今でも切り裂きジャックの模倣犯が出てくるなんて、どれだけミステリー界で愛されているのでしょうか。
さらには臓器移植をも絡んでくるようで、そのへんで情状酌量を図ってくるのでしょうか。
しかし原作紹介にある「中山史上、どんでんがえし率最大！」なんて言葉を聞いてしまったら、結末はこの本を読んだことがある人しかわかりませんね。

中山七里さんの小説

映画化もされた『さよならドビュッシー』で第８回「このミステリーがすごい！」大賞を受賞し、2010年にデビューされた中山七里さん。
なんともダークな作品ばかりかと思いきや、御子柴礼司シリーズでは爽やかに音楽ネタなども取り入れています。
ここでは小手川君もまた登場していて、若くて明るい層が多いのかと思いきや…。
登場人物の欄を見るとやはりワケアリが多すぎる。
中山さんにいったい何があったっというのかと、何だか心配になってしまいます。
しかし映画やフィギュアがお好きなようで、何故だか勝手に親近感がわいてしまいました。

正直言いますと、小説のあらすじに目を通しましたら、『連続殺人鬼カエル男』の方により猟奇性を感じました。
最初に実際に起きたとされる事件のものかと思ってしまったのもあるのでしょうけれど。
どれだけ猟奇を求めているのかと反省してしまったくらいです。
しかし被害者の内臓をえぐるくらいですから、きっとそれなりに深い闇を負っているのでしょう。
見進めていくにつれわかるその闇の部分を、じっくり拝見させていただきたいですね。

作品のキャラクターについてはそれぞれリンクしている人物が多いようで、１つ読み始めると止まらなくなってしまうかもしれません。
この際いっそ中山ワールドにハマってみるのはいかがでしょうか。