コントレールのタイトルに隠された意味？キャストあらすじロケ地は？

「ひこうき雲」(＝コントレール)に導かれた恋…その人は、夫を殺した男でしたー。4月15日より毎週金曜日、22時から放送スタートするドラマ『コントレール〜罪と恋〜』（全8回）。衝撃的なキャッチコピーで描かれる今作は、重い過去を背負った男女がどうしようもなく惹かれ合い、人生の喜びとその儚さを噛みしめて生きていく、大人のためのラブストーリーです。

オリジナルストーリーとなる今作の原作者は『功名が辻』や『セカンドバージン』等の脚本を手がけていた大石静さん。ドラマの前半では、悲劇の因縁で結ばれている2人がそれとは知らずに惹かれ合ってゆく姿を。中盤では禁断の関係、2人がいつ知るのかというスリルを。後半では、すべてを知った彼等がどういう人生の選択をするのかを、毎回先の読めないスリリングな展開を描くということで視聴者側もドキドキしそうですね…。

主演を務めるのは、石田ゆり子さん。彼女が演じる青木文(あおきあや)は5歳の息子を抱えたシングルマザー。6年前の無差別殺人事件で夫を殺害され、それ以来夫婦で始めた海辺のカレー食堂「ドライブイン・コントレール」を細々と守って生きてきました。

無差別殺人事件を担当した刑事・佐々岡滋(ささおかしげる)役には、原田泰造さんです。佐々岡は何かと文を気にかけ訪ねてきてくれるのですが、女心がときめくことはありません。そんなある日、口のきけないトラックドライバー・長部瞭司(おさべりょうじ)が店にやってきます。

どこか世捨て人のようなそのたたずまいは、文の眠っていた女心を大きく揺さぶります。しかし2人の間には隠れた因縁が…実は瞭司こそ、6年前に文の夫を殺した張本人だったのです…。

文と恋に落ちてしまう瞭司役は、井浦新さん。物語の大きな鍵を握る瞭司は弁護士として嘱望を貫いていたのですが、無差別殺人事件に伴って犯人と格闘し、文の夫を過失で殺害してしまうのです。その衝撃を受け、トラックドライバーとなって孤独していたところ、偶然文と出会うという辛い運命の持ち主です。

無差別殺人事件に巻き込まれ、瞭司に頸動脈を切断され故人となった文の夫・敦役には丸山智己さん。現在『世界一難しい恋』のレギュラーも務めていらっしゃいます。敦の死後に生まれた一人息子・友樹役は2010年6月生まれ、『アイムホーム』や『遺留捜査』にも出演していた松浦理仁くんです。さらに、桜庭ななみさんが演じる篠崎圭子は、なんと敦の恋人という役柄…！一体各人物がどう絡み合っていくのか？展開が気になります！

『コントレール〜罪と恋〜』のロケ地については、2月に千葉県千葉市美浜区でエキストラの募集がかけられました。昼間の繁華街でクリスマスイベントが行われ賑やかな中、ある事件が発生するシーンが撮影されたそうです！また、文が経営している「ドライブイン・コントレール」は房総半島南部にある倉庫を改造して作られたもの。美術スタッフさんの技術が光っています。
タイトルの「コントレール」とは、ひこうき雲の英訳。ヒロイン・文が営むドライブインの名前でもあり、彼女にとってはすぐに消えてしまう幸せの象徴、瞭司にとっては人を殺めた時に見た悲劇の象徴であることを示しています。

さらに、サイトのタイトルロゴの「恋」の字の下の「心」が、よく見ると逆向きになっています。これには登場人物たちが悲しみや苦しみ、あるいは恋愛感情などを心の中にしまいこみ表向きは淡々と日常を生きていること、表面に見えている姿とは裏腹な感情が心の奥底に渦まいている…ことを表現したそうです！さらにさらに、「罪と恋」で赤くなっている部分を組み合わせると、「悲」という字になります。隅から隅まで考えつくされたタイトルなのです。

『コントレール〜罪と恋〜』は4月15日（金）22時よりNHKにて放送スタート。全8回です。