流星ワゴンの家族愛を描くロケ地は？キャストや原作小説ネタバレ！

TBSにて、1月18日(日曜日)21時スタートの新ドラマ「流星ワゴン」。放送直前となり、番宣も盛んになって話題になっていますね！家族愛を描く物語のあらすじやロケ地、豪華キャストと原作小説のネタバレを少しだけお伝えします！

流星ワゴンはバック・トゥ・ザ・フューチャー？

主人公である会社員の永田一雄は、リストラ宣告され「もう死んでもいい」と思えるくらい絶望的な状況に追い込まれていました。

そんなとき突然目の前に現れた、ワインカラーのワゴンカー。運転していたのは見知らぬ父子、一雄に語りかけます。「あなたには、過去をやり直したいと思ったことがありますか？」

このフレーズだけだとただのタイムスリップ劇かと思い、歴史が変化することを恐れたり、過去に戻ったあと現代へ帰れるのか？！なんてオチが予想されます。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の日本版ともいわれているのです。しかしこのドラマはそれだけではなく家族との絆、思いやる心、幸せのあり方などとにかく家族愛がテーマとなったドラマです。優しく、ときに厳しく「家族」の大切さを教えてくれます。

離婚を切り出してきた妻、美代子は何を考えていたのか？家庭内暴力が止まらない息子、広樹が抱えていた思いとは？さらにもう一人、現代では末期癌に侵された父、忠雄との熾烈な関係…。

一雄は自分の人生の分岐点に再び立たされたことで、今まで見てこなかった事実に気づかされます。しかもこの過去への案内人はなんと、自分と同い年の忠雄でした。

「親子」ではなく「朋輩」として、一雄は改めて父と向き合うことになるのです。

家族愛を演じる豪華キャストは？

そんな苦悩に満ちた永田一雄役を演じるのは、昨年ご結婚されたことで話題になった西島秀俊さんです！

当時、世の女性を悲しみのどん底に陥れたという罪な西島さん。(笑)その人気は、各出演作での自然体な演技、溢れ出る存在感、役作りへの本気度からきているようです。

主な出演作はドラマ「あすなろ白書」、「大奥」、「八重の桜」、「MOZU」。映画「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」、「CUT」、「ゼロの焦点」など、数々の作品で人々を魅了しています。

プライベートは順調なようですが、今作は仕事からも家族からも見放されたマイナスからのスタートです。一雄をどのように演じてくれるのか？注目しましょう！

一雄の人生のキーパーソンとなる忠雄役には、香川照之さんです！2013年のドラマ「半沢直樹」で大和田常務役を演じ、そのインパクトは一世を風靡したといっても過言ではないでしょう！

「ルーズヴェルト・ゲーム」や映画「カイジ」でも怪演を披露した香川さん。忠雄役はきっとそこまで顔芸を必要としないかもしれません。(笑)

しかし父として息子を導く姿は、一雄だけでなく視聴者の心にも何かを訴えかけてくれることでしょう。

西島秀俊さんとは、「ダブルフェイス」「MOZU」シリーズと2年連続で共演されており、警察関係者として敵対したり相棒を組んだりしていました。なので今回3年目の再共演が決まったときは、お2人とも「まさか親子役とは…」と驚かれたそうです。

そんな親子役を支える周りの俳優陣にも、素晴らしい方々が集まっています。一雄の妻、美代子役に井川遥。献身的で理想的な妻ですが、一方で夫を支える苦悩を抱えています。

ワインカラーのワゴンで一雄を迎えに来た運転手、橋本義明役に吉岡秀隆を迎えます。橋本の息子、健太役には高木星来くん。

「全開ガール」で関ジャニ∞錦戸亮の息子役を演じていました！この奇妙なワゴンカーの中で繰り広げられる、奇妙な親子役にも注目です。

「流星ワゴン」のロケ地には、広島県福山市鞆の浦が選ばれました。瀬戸内海のほぼ中央に位置する鞆の浦は、港としても歴史的にも重要な価値を誇ります。

近年では「流星ワゴン」だけでなく、「崖の上のポニョ」の舞台や「ウルヴァリン:SAMURAI」「潔く柔く」のロケ地になったことでも注目を集めました。

原作小説ネタバレは？

さて映像化でどこまで忠実に語られるか分かりませんが、原作小説では各人物がかなりの分岐点を通っています。

まず、妻の美代子はテレクラ(現代の出会い系サイト)で知り合った男性と不倫の関係に陥ってしまうのです。それもセックス依存症という美代子自身では止められない悩みでした。

息子の広樹は中学受験に失敗。それが原因でいじめの標的となり、家庭内で暴力を振るうようになってしまった、という経緯があります。

その事実をようやく知った一雄は、美代子だけに自分が流星ワゴンに乗って未来からやってきた真実を打ち明けます。

そして妻と息子を不幸な未来から救うため、協力して欲しいと願い出るのです。半信半疑の美代子ですが、未来の一雄が帰っていったあともまだ一緒に暮らしていて…？

橋本親子にも、秘められた過去があります。実は健太は母の連れ子であり、義明とは血が繋がっていません。父親らしく振る舞おうと努めた義明でしたが、それに健太はわざとらしさを感じてしまい素直になれず、義明を無視し続けてしまいます。

そんな健太の姿を見て、母親は義明に離婚を切り出します。そもそもこの母親は、大恋愛の末にではなく「子どもには父親が必要」という概念から義明と結婚したからです。

離婚の危機を脱するため、義明は「パパにして欲しいこと」を健太に聞きます。それに健太は「免許を取ってドライブに連れて行って欲しい」と答えるのですが、それは運動音痴な義明には無理だろうという半分意地悪な考えでした。

ところが義明は見事免許を取得、ファミリーカーであるオデッセイを購入し健太とドライブに出かけます。が、その途中でトラックに衝突してしまい2人は即死…。

義明は事故を起こした後悔、健太は義明に意地悪をしてしまった後悔から、オデッセイ(流星ワゴン)ごと成仏できないでいるのです。

さらにもう一つ、健太は母親に会いたいという後悔も残っていました。一雄と一緒に流星ワゴンで母親に会いに行く健太ですが、母親はすでに再婚を果たしており…。

一雄は様々な分岐点に再び立たされ、何とか未来を変えようと奮闘します。がその行動が常に実るわけではなく、むしろ何も変えられないことがほとんどです。

しかし人々の根底にある思いを知ることで、「死にたい」と考えていた一雄の中で何かが変わっていく姿が、原作小説でも印象的です。

TBS系列の日曜劇場では、2013年1月期でも重松清さんの「とんび」を映像化し、視聴者の涙を誘いました。ご家族で見られるような心温まるドラマを目指したという「流星ワゴン」。初回は2時間スペシャルとなります！1月18日夜9時、ぜひご覧ください。

2015/01/17 | 流星ワゴン hogehoge

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