下町ロケットは池井戸潤原作で豪華キャスト!あらすじとロケ地は?
10月18日(日)からスタートする『下町ロケット』。主演に阿部寛さんを迎え、数々の困難や苦悩に立ち向かい挫折を味わいながらも、下町の工場で自らの”夢”を追い求める男たちの姿を描きます!
原作は池井戸潤さんの同名小説。第145回直木三十五賞を受賞し、「人々の希望を繋ぐ爽快な作品」と評されました。池井戸潤さんの映像化作品といえば、『半沢直樹』『ルーズヴェルト・ゲーム』『ようこそ、我が家へ』等、大ヒット&話題作ばかり!今作にも期待がかかります♪
それでは、『下町ロケット』第1話の詳しいストーリーを確認してみましょう。物語序盤から、かなりの窮地に立たされるようです…。
元宇宙科学開発機構の研究員で、現在は父親が遺した下町の工場で経営者として第二の人生を送っている佃航平(阿部寛)。年頃の娘・利菜(土屋太鳳)との仲は多少ギスギスしているものの、経営は順調で次第に業績を上げていく佃製作所。
ところが、あきらめきれない自分の夢であるロケットエンジンの開発に力を入れすぎて、少しずつ業績は下降気味に。ある日、大手取引先である京浜マシナリーから突然取引中止を宣告されてしまいます。
大口の取引先を失い資金繰りに窮した佃は運転資金を確保するため、経理部長の殿村(立川談春)とメインバンクである白水銀行へと向かいますが、銀行からは実用の目処が立たない水素エンジンを継続して開発していくのであれば、新たに融資をするのは難しいと言われてしまうのです。
メインバンクからの貸し渋りを受け、途方に暮れる佃たちでしたが、そこに新たな問題が発生します。なんとライバル企業のナカシマ工業から特許侵害で訴えられてしまったのです。
清廉潔白の佃製作所ではあるが、大手企業から訴えられるという事実により評判は地に堕ち、銀行からの融資も絶望的な状態に。佃製作所の技術が狙いであるナカシマ工業は姑息な法廷戦略で裁判を長引かせ、じわじわと体力を奪っていくのです…。
そんな中、日本を代表する大企業・帝国重工から佃製作所の持つ特許を買い取りたいとの話が持ち上がります。その金額はなんと20億円。多額の負債を抱え、生きるか死ぬかの瀬戸際に立っている佃製作所にとっては是が非でも必要なお金です。
しかし、その特許には佃の夢が詰まっています。経営者として、多数の社員の生活を抱える社長として、佃の出す結論とは…?
佃製作所、ライバルのナカシマ工業、融資を渋る白水銀行、そして特許を買い取ろうとする帝国重工の4つの主な組織が存在します。阿部寛さんは、小型エンジンを開発・販売する佃製作所の二代目社長である佃航平を演じます。
宇宙科学開発機構の研究員でしたが、ロケット打ち上げ失敗の責任をとって辞職し、父が遺した町工場を継ぎました。社長就任後、すぐに業績を上向きにしますがロケットエンジンを作る夢は捨てきれず、会社でロケットエンジンに必要不可欠なバルブシステムの研究開発を行っています。
しかしその費用がかさみ、経営を圧迫していることを営業チームは良く思っておらず、経理部長の殿村からも指摘されていました。そんなとき、自社で開発した小型エンジンが特許を侵害していると競合会社から訴えられる…という前途多難な主人公です。
航平には、別れた妻との間に一人娘の利菜がいます。高校2年生という難しい年頃で、父親とはろくに口も聞かず、航平の悩みの種の一つになっています。朝ドラ『まれ』でヒロインを演じた土屋太鳳さんが、どんな姿を見せてくれるのか楽しみです!
ちなみに前妻である和泉沙耶役は、真矢ミキさん。沙耶と航平は大学の同級生であり、仕事の同僚。しかし優秀な研究者であった夫が町工場の社長となり、その経営ばかり気にしていることに嫌気がさし、家を出てしまうのです。
沙耶はその後も宇宙科学開発機構に残り、研究者の王道を進み世界中を飛び回っています。そんなとき、ナカシマ工業との訴訟を聞きつけ、知財案件に詳しい弁護士の神谷(恵俊彰)を航平に紹介するという、辛くとも関係は続いている状態なようです。
佃製作所の経理部長として、白水銀行から出向している銀行員の殿村直弘は、落語家であり『ルーズヴェルト・ゲーム』にも出演していた立川談春さん。殿村は真面目だけが取り柄で、銀行に骨を埋めるつもりでいたところ突然、佃製作所への出向を言い渡されました。
しかし不平をこぼすこともなく、経理部長として資金繰りに窮する佃製作所のために尽力しますが不器用で無口な性格が災いし、社長の航平をはじめ社員からは銀行の回し者として警戒されているという不憫な役回り。銀行員と経理部長という板挟みのなか、どのような活躍をするのでしょうか?
『みんな!エスパーだよ!』『問題のあるレストラン』等で演じた、個性的なキャラクターに定評のある安田顕さん。今作では、技術開発部の部長であり航平の大学時代の後輩の山崎光彦。その腕を見込まれ技術開発部のリーダーとして、5年前に佃製作所へ招かれました。
彼は3度の飯より実験が好きという根っからの研究者。普段は口数は少ないが、こと自身が携わる研究に関しては、周りを圧倒する勢いで熱弁をふるうことも。ある意味変人といえなくもない山崎は、航平の良き味方となってくれそうです!
ベテラン俳優の中本賢さん演じる津野薫は、社長としての航平を信頼しその方針を受け入れ、営業第一部を引っ張る部長です。一方、営業第二部部長・唐木田篤は、営業のスキルは抜群ですがビジネスライクに物事を割り切りすぎるところがあり、たびたび佃や山崎と対立してしまいます。
外資系IT企業出身で、徹底した合理的思考の持ち主。営業第一部部長の津野とはライバル関係にあり、そりが合わないというのも対立の一因です。そんな唐木田役の谷田歩さんは俳優だけでなく、CMや映画予告でのナレーターとしても活躍されており、とても心地よい低音ボイスの持ち主!(笑)
そのほかにも、航平の夢であるロケットエンジンの開発に不満を持ち、否定的な考えを持つ社員もいます。営業第二部係長・江原春樹は若手社員のリーダー的存在。商品を売ってお金を稼いでくる営業の立場として、ロケットエンジンの開発は大きな成果もなくただお金を浪費するばかりだと考えています。
江原役の和田聰宏(そうこう)さんは、美容師を経た後23歳頃に俳優デビュー!2004年のドラマ『東京湾景』で、仲間由紀恵さんの恋人役を演じたことで注目を浴びました。最近では映画『のぼうの城』『超高速!参覲交代』等に出演されています。
技術開発部の若手技術者である真野賢作は、小型エンジンの開発に従事し、ロケットエンジンを重視している社長の方針に強い不満を抱いています。演じる山崎育三郎さんは俳優だけでなく、歌手としてCDをリリースしたり、ミュージカル俳優としても大活躍中です!
また、芸人である今野浩喜(キングオブコメディ)さんを経理部係長・迫田滋役にキャスティング!堅実な仕事ぶりと的確な意見により、江原と並ぶ若手社員のリーダー的存在を演じます。実は今野さんは『ごめんね青春!』や『医師たちの恋愛事情』等数多くのドラマや映画に出演し、着実に演技力を培っています。
そして技術開発部の若手技術者、埜村・立花・川本役には、それぞれ阿部進之介さん・竹内涼真さん・佐野岳さんというイケメン俳優の方々がキャスティングされました♪ 阿部さんが一回り先輩ではありますが、いずれも『仮面ライダー』シリーズで知名度を上げた共通点があります。
『下町ロケット』の佃製作所には、様々なジャンルで活躍する実力派の面々が集まりました。それでは他の勢力にはどんな人たちがいるのでしょうか?
まず佃製作所がメインバンクとして取引している白水銀行。融資担当の柳井哲二役を春風亭昇太さん、支店長の根木節夫役を東国原英夫さんが演じます。ここでも落語家さんや元宮崎県知事&元芸人さんという珍しい組み合わせです。
次に佃製作所のライバル会社、ナカシマ工業。特に対立しているのが、事業企画部法務グループマネージャー・三田公康。佃製作所が開発・販売している小型エンジンに関して、自社の技術を模倣し特許侵害をしたとして、90億円の損害賠償訴訟を仕掛けた人物です。
さらにナカシマ工業の顧問弁護士・中川京一。技術系の企業法務の分野では名の知れた優秀な弁護士で、競合となる中小企業を追い詰めるために訴訟を起こすナカシマ工業の血も涙もない法廷戦略に加担。卓越した法廷戦略で佃製作所を追い詰めていきます。
三田を演じる橋本さとしさん、中川を演じる池畑慎之介さん共に、ビジュアルからオーラが伝わってきます…w 特に池畑さんが、普段は女装した格好で活動しているピーターさんだとは到底結びつきません!初めて知ったときは驚きました。
最後に、佃製作所から特許を買い取りたいという帝国重工。社長・藤間役の杉良太郎さんを始め、宇宙航空部部長・財前役に吉川晃司さん等、キャスティングにも話題を呼んでいます。特に杉さんは『水戸黄門』以来44年ぶりのTBSドラマ出演!
また財前の直属の上司である宇宙航空部本部長・水原重治は”にっこり笑って人を切る”といわれるほど冷徹な性格の持ち主。この水原を演じる木下ほうかさんもまた、大学卒業後に吉本新喜劇に入団した過去を持つ面白い俳優さんです。
財前の部下で宇宙航空部主任・富山敬治はプライドが高く感情の起伏の激しい一面があります。帝国重工が開発した新技術の特許出願をしようとしたところ、3ヶ月というタッチの差で佃製作所に先を越されたことで、敵対意識を持つように。
この富山を演じるのは、強面を活かした犯罪者や不良、はたまた刑事、教師、『ど根性ガエル』のゴリライモ役まで、幅広い演技を見せてくれる新井浩文さんです。
帝国重工の若手技術者・浅木捷平役には、2005年に映画『七人の弔』で俳優デビューを果たした中村倫也さんをキャスティング。のちに佃製作所を訪れ、佃製作所の高い技術力を目の当たりにする浅木をどんなふうに演じるのか、注目です。
佃製作所がどのような道を辿るのか、展開が非常に気になる『下町ロケット』。実は現在、朝日新聞にて続編となる「下町ロケット2」の連載が始まりました!こちらは、ロケットエンジンの高品質なバルブ作りに成功した佃製作所が、心臓手術に必要な部品作りに取り組む物語です。
この現在進行中の連載に伴い、ドラマ『下町ロケット』は全10話の予定で前半が「下町ロケット」、後半は「下町ロケット2」を原作としたストーリーになります。よって、11月下旬からはドラマと新聞連載が同時進行する異例の試みへ挑戦!まだ誰も知らないドラマの結末がどうなるのか、ワクワクです。
『下町ロケット』の撮影は各地で行われ、目撃情報もたくさんの場所からあがっています。また、番組公式Twitterでは各ロケ地について写真付きで紹介しているツイートも多くあり、撮影の雰囲気の良さが伝わってきます♪
特定されている場所としては、
・佃製作所は大田区の工場
・武蔵野銀行東京支店
・山口銀行東京支店
・ホテルイースト21
・JAXA(筑波宇宙センター、種子島宇宙センター)
・東京ポートボール(ボーリング場)
ロケットエンジンの開発がテーマとあって、本物の宇宙センターでの撮影がどのような仕上がりになったのか、とても楽しみです。
池井戸潤さんの作品に、”高視聴率男”と名高い阿部寛さんがタッグを組む『下町ロケット』。放送開始は10月18日夜9時、初回は2時間スペシャルです!
2015/10/18 | 下町ロケット
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