ドラマ素敵な選TAXIは竹野内豊主演！バカリズム脚本でシュールな展開？

10月14日（火）22時から、芸人・バカリズムが初めて連続ドラマの脚本を担当した、ドラマ「素敵な選TAXI」がスタートします。
関西テレビ制作・フジテレビ系列で、初回は15分拡大版での放送。
「初回拡大版」になってるってことは、結構力入れてるんじゃない？
ではでは、放送時間以外も力が入ってるところを紹介してまいりましょう！

主演は竹野内豊さん。
久し振りの主演かと思いきや、事故で記憶を失くした妻を支える夫を演じた「もう一度君に、プロポーズ（2012年・TBS）」以来ですから、安定したペースでお仕事されてる、といった感じですね。
フジテレビでの主演は、「流れ星（2010年・フジテレビ）」以来4年ぶり。
どちらの役も、竹野内さんが持つ物静かでダンディで、苦悩を抱えている男性でした。

しかし今回は違います！
脚本・バカリズムとなると、当然シュールコメディの要素は欠かせません。
竹野内さん演じるタクシードライバー・枝分（えだわかれ）の出で立ちは、白のワイシャツにイエローストライプのネクタイ、鮮やかなブルーのベストにズボン。髪型はリーゼント風にビシっと決めて、口ひげも蓄えています。
竹野内豊がコメディ？　と、想像しづらいかもしれませんが、「BOSS（2009年、2011年・フジテレビ）」の野立参事官役ではBOSS・大澤絵里子（天海祐希）とテンポのいいやりとりをしていましたから、そんな雰囲気なのでしょうか？

竹野内豊の缶コーヒーＣＭが話題！パスタの意味は？ガスの仮面も面白い！

どんなドラマなの？

人は、生きるうえで必ず何らかの選択を求められます。
それは普通なら、一度選んだらやり直しはできませんよね。
でも、誰もが考えます。

「もしもあの時、別の道を選んでいたら……？」
そんなとき、本当に、過去に戻ってやり直すことができたら、そのときあなたの人生は……？
「素敵な選TAXI」は、過去に戻っちゃうタクシーに乗ったニヒルな運転手が、乗客たちの人生を取り戻してくれる、1話完結型の“人生”再生エンターテインメントです。

ドラマには、枝分行きつけのカフェ「choice」が登場します。
迫田店長役は、脚本を務めるバカリズムが出演。
その他、しっかり者の店員・宇佐見夏希（南沢奈央）。天真らんまんな小悪魔店員・関カンナ（清野菜名）。カフェの常連客・標道雄（升毅）がレギュラーキャストに決まっていて、毎回、冒頭とラストに枝分と迫田店長のやりとりが見られるようですよ。

撮影順調！　1話ネタバレ

売れない俳優・村上（安田顕）は、恋人・香（小西真奈美）に「有名になるから待ってろ」と告げて8年、たまにドラマ出演をしても端役ばかりで、会えば喧嘩ばかり。

それでも村上は、待たせ続けた香に「プロポーズしよう！」と決心しますが、会って早々に些細なことでまた大喧嘩。
香の怒りは爆発し、村上に別れを告げて店を飛び出してしまいます。

村上は慌ててタクシーに乗り込み追いかけるが見失い、落胆していました。
しかし、村上が乗ったそのタクシーは、過去に戻ることができる「選TAXI」だったのです！
そう聞かされ半信半疑な村上だったが、枝分の勧めもあって、香がいる30分前のレストランに戻ってきます。
今度は喧嘩しないよう人生の選択をやり直しますが、その先にはまったく予測不可能な緊急事態が待ち構えていたのです。
はたして、“やり直した”村上と香はどうなってしまうのか……？

枝分が運転する「選TAXI」に乗って人生をやり直す乗客たちは、毎回変わります。
第1話ゲストはチーム演劇ユニットTEAM NACS所属の安田顕さんと、汚れ役を演じても透明感を失うことのない小西真奈美さん。
安田さんは脚本にある独特な世界観を活かし、「村上」という、ヒーロー的要素がない男の等身大の姿を描こうとされたと話しています。
小西さんは、バカリズム節が織り込まれたセリフの面白さと、怒ってばかりなのに憎めない香の可愛らしさを大切に演じたようです。

第2話ゲストは仲村トオルさんがくたびれた「民宿のオヤジ」を演じることが決まっています。
毎週ゲストが変わるのも見どころのひとつですね。

意外に似た者同士だった!?

竹野内豊さんとバカリズム、異色の組み合わせに見えますが、バラエティ番組で共演しています。
バカリズム、アンタッチャブル・山崎、オードリー・若林の3人組が月曜日をポジティブに迎えるためにさまざまな企画に挑戦した「日曜芸人」です。

竹野内さんが出演したのは2013年11月24日。
「全部ダス」シリーズ第5弾「この年末年始に行きたい!人気の海外旅行先BEST30」のゲスト回答者でした。
制限時間100分以内にすべて答えられたら人気No.1の都市への旅行がプレゼントされる、というものでお二人はこのときが初対面。
竹野内さんの登場にレギュラー3人のテンションは終始高く、クールな竹野内さんも、ヒントを出す女性が露出の高い格好で出てくると3人に混じって覗き見る、おちゃめな一面も覗かせました♪
チャレンジには失敗したので竹野内さんは人生初の罰ゲームで「世界一辛いトウガラシ」を食べましたが、表情は変わらず。
辛さにのた打ち回る3人組を涼しげに見守っていました。

お二人はこのドラマの放送に先駆けて対談されましたが、いくつかの共通項が見つかりました。
竹野内さんは以前『世にも奇妙な物語2012年秋の特別編』でバカリズム脚本の「来世不動産」を見ていて、その世界観が印象に残り、いつか一緒にできるチャンスがあったらいいな、と思っていたそうです。

「日曜芸人」での共演は、バカリズムは「竹野内豊が隣にいる……！」と、とても緊張していたと竹野内さんに明かしたところ、「私も、人見知りしてないようでしていますよ」と返され、「人見知りしてないように見えませんよ！」とツッコミを入れたとか。
そしてこのドラマの重要アイテム「選TAXI」に乗りたいかどうかで、二人の対談はかつてない盛り上がりを見せます。
口火を切ったのはバカリズム。

カッコよく「僕は乗りません」と言いたいけど、フツーに乗りたい。
大金を払ってでも高校時代に戻りたい。
男子校だったのをすごく後悔してるんで、共学に通いたい。

その言葉に反応した竹野内さん。

私も乗りますよ。私も男子校だったんで。

これをきっかけに、お二人は男子校は汗臭い、登下校の女子高生が気になってしかたなかったなど、「男子校あるあるトーク」が繰り広げられました。
ドラマのどこかで「枝分は男子校出身」の設定も描かれるかもしれませんね。

こだわりの車

ドラマで実際に使われる「選TAXI」は、1970年代のクラウンをドラマ用にペイントし、内装も白で統一された特製デザインです。
イエローと白を基調とし、車体のフロント部分に「選択肢」を象徴する分かれ道が描かれています。
屋根の上の表示灯には、★マークをあしらった「選」ロゴが鎮座。
ボディの横の「T-2200」の文字は、ドラマの放送曜日と時間「Tuesday（火曜）22時00分」を表すのではと言われています。
クラシカルな趣きの「選TAXI」を見た竹野内さんも「私とほぼ同年代の車ですね」と、大変気に入った様子です。

ロケ地はどこ？

1話完結型なので、固定された「ロケ場所」はないのかなーと思われます。
毎回出てくるカフェは、おそらくスタジオ撮影でしょう。
ですが、このドラマのエキストラを募集している会社があって、撮影場所は「東京都内その他首都圏近郊」とされています。
場所は毎回変わるので、エキストラ登録をした会員に場所が伝えられる、といった感じですね。
もしも街で偶然出くわしたら、ドラマを先取りできる千載一遇のチャンスですよ！