ゼロの真実で武井咲が天才監察医役！米倉涼子に白衣の着こなしを学んで視聴率上げる？

７月１７日（木）からテレビ朝日系２１時から放送の「ゼロの真実～監察医・松本真央～」で、武井咲（たけいえみ）が美人監察医・松本真央という特殊な職業の役に挑戦します。

連日運び込まれる原因不明の遺体と向き合う、武井にとって全く新しい役柄のドラマになります。ＩＱ１５０と言う頭脳を持った新任の監察医・真央の目を通して、遺体に隠された謎を追及していきます。

主人公の監察医・真央は、意外にも孤独な人生を歩んできたのでした。幼いころからＩＱは１５０を超える天才で、１０歳で渡米して法医学を勉強してきました。

自分の家族とは縁がなく、初めて出会った家族は、既に遺体となっていた母でした。若い女性が興味のあるファッションや貴金属、異性との交際などにはまったく無関心で、ひたすら遺体と向き合って解剖に取り組む、孤独で風変わりなヒロインなのです。

新任でもありますが親しい友人も無く、先輩や警察にも不愛想なのです。そのため、勤務している中央監察医務院では、ＩＱ１５０の頭脳から真相を追及していく真央の監察結果を巡って、上司や警察との意見衝突が絶えないのです。

そんな新任の真央が一目置いているのは、ベテラン女性監察医の印田恭子（いんでんきょうこ：真矢みき）です。恭子は独身のベテラン監察医ですが、真央とは真逆の性格で、自信家で喜怒哀楽が激しくお金に執着心のある現実的な女性です。

高級マンションに住み、休日は高価な車を乗り回して派手な服装で出歩いているのです。口の悪い仲間からは、大物のパトロンが付いているのではとも噂されています。

医務院の中でも真央と同じように浮いた存在ですが、警察や上司からは何故か存在感を認められているのです。しかし、この恭子は早くから真央の予想不可能な実力を見抜いており、熱心に死因の謎を解明していくひたむきな真央を支えることになるのです。

謎の核心に近づくと、監察医を見下したような警察組織と、真央と恭子との二人がいつもぶつかり合うことになるのです。

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この奇抜なヒロインを武井のために書き下ろしたのは、人気脚本家の大石静です。武井と大石の組み合わせは２０１３年４月に放送された「お天気お姉さん」（同局系）以来１年ぶりです。

「お天気お姉さん」では、武井は黒ずくめで全く不愛想な役柄で話題となりました。こちらは23：15分から放送のナイトドラマということもあり、全話平均視聴率は9.8％とややイマイチでした。

でも今回は、白衣をまとった監察医の役なので、白衣姿については同枠で過去に放送された「ドクターＸ」で天才外科医・大門未知子を演じた事務所の大先輩の米倉涼子の着こなしを参考に取り組んだそうです。

ただ、性格的には周りの人間には惑わされず自分の信念を貫く、静かな闘志を秘めた主人公と言うことでは、どちらも共通点があるのではないでしょうか。

ドクターＸといえば2012年の1期目は平均視聴率19.1％、昨年10月期に放送された続編は平均視聴率23.0％、最終回は26.9％を記録した大ヒットドラマです。どこまでこの視聴率に迫れるかも注目ですね！

今回のヒロインが演じる監察医という職業は、あまりドラマでもスポットライトを浴びることのない、監察医として生きる医師たちの世界なのです。

「人間が受ける最後の医療」とも呼ばれ、決して生き返ることの無い遺体と向き合っています。日本が先進国の中で遅れを取っている、解剖に関する法医学界のドラマなのです。

困難な手術を手掛ける医師を描いた医療ドラマのような華やかさはありません。地道な遺体の解剖を通して犯罪を暴いていく新任監察医・真央をどう演じるか、武井の演技に期待したいと思います。

スタッフは、真央のところに度々訪れる警視庁捜査一家の刑事・屋敷一郎役に、「お天気お姉さん」で共演した佐々木蔵之介が出演し、捜査一家の若手の刑事・富田肇役で和田正人、真央の上司の泉澤部長役で生瀬勝久、ベテラン監察医・印田恭子役の真矢みきなど、人気俳優が多数出演しています。

新しい法医学ドラマのスタートで、医療ドラマの新境地を開くことができるのか？放送が待ち遠しいですね！

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