ドラマ霧の旗で堀北真希キャバ嬢エロ過ぎ？ネタバレと古畑新之の演技も注目！

テレビ朝日で12月6日（土）、7日（日）の二日間に渡り、松本清張氏原作による推理ドラマ2作が連続放送されます。

第一夜、6日に放送の「坂道の家」に続いて、7日の第二夜は「霧の旗」。今回、堀北真希さんを主演にすえ、映画・ドラマを合わせ11回映像化された、松本清張氏による人気作品の9回目のドラマ化です。原作の発表は、「坂道の家」と同じ年の1959年。すでに55年も前の作品ですので、こちらも同様に、現代版としてアレンジされた内容となっています。

放送開始直後から、ツイッターなどで「坂道の家」への反応がみられました。

尾野真千子の存在感は凄い。男を狂わす妖女役にぴったり。凄い女優だ。　　　

— 八田靖彦（姓名判断/九星占術/音霊） (@yasuhikohatta)

尾野真千子さん主演『坂道の家』始まりました。冒頭から濡れ場が！さすが、あの春日太一さんが唯一「師匠」と呼ぶ方の監督作品です。尾野さんの油断の置けなさ、榎本明さんのしみったれぶり、渡辺えりさんのふてぶてしさ、など役者さんのやる気全開です！

— 蔦谷裕 (@hiroshitsutaya)

松本清張ドラマの「坂道の家」を見てるんだけど柄本明扮する性欲にまみれて若い女に執着する老人がキモすぎていくら金のためとはいえ加藤茶と結婚した嫁は凄いと思った。

— 黒井バニー (@BlackBunny_sp)

ますます「霧の旗」への期待も高まりますね。

桐子を演じた女優達

一番最初に「霧の旗」を映像化したのは、1965年、山田洋次監督による映画でした。倍賞千恵子さんが主演されました。1989年に寅さん映画こと「男はつらいよ」シリーズの寅さんの妹のさくらを演じる前に、さくらとは正反対の’悪女役’に挑戦していました。

また、2本目の映画の時に山口百恵さんが主役の桐子を演じ、現在のご主人である三浦友和さんとの7作目の共演作として、話題になりました。また山口百恵さんは、この作品を自分の今までのイメージを打ち破るために、桐子役に強いこだわりを見せたそうです。今回の堀北さんも、’今までとは違う悪女役’ということで、清純派というイメージを崩し、’新たな堀北真希’を魅せると意欲を見せているそうです。

テレビドラマは、1967年から、数年おきにコンスタントに9回、撮影されています。

桐子を演じたのは、栗原小巻さん、大竹しのぶさん、安田成美さん、星野真理さんなど、こちらも早々たる女優陣です。最近だと2010年に相武紗季さん主演、市川海老蔵さんやカンニング竹山さんが出演されて放送されていたので、覚えている方もいらっしゃるかと思います。海老蔵さんの西麻布での暴行事件の約半年前に放送されていました。

今回特筆すべきは・・・

元々の小説「霧の旗」は、無罪を主張し続けたにもかかわらず、金貸しの老女の強盗殺人事件の容疑をかけられた兄を助けようと奔走する妹の桐子の話です。兄・柳田は、被害者の老女から借金をしていたこと、また借用証書を窃取していたなど’十分な動機’や実際に殺害現場に入っていたことなどの証拠もあり、裁判に負けてしまったのです。妹の桐子は、高名な弁護士に、弁護を依頼しますが拒絶され、柳田は獄中で亡くなってしまったのです。そんな兄のために、桐子は復讐をしていく・・・といった話なのです。

今までも映画化やドラマ化に際して、設定を変更したりすることはありました。小説では桐子の出身地は、九州なのですが、熊本と限定されていたり、青森県むつ市に移動していたり、丸の内の弁護士が、新宿に事務所を持つ弁護士に変更されたりといった具合に、小さなものでした。

しかし今回のドラマは、主演の桐子が復讐するのは、兄のためではなく、知的障害を持つ弟のためだったのです。

今回の舞台は北九州。

桐子を母のように慕い、食品工場で働きながら生活する弟の正夫に殺人容疑がかかるのです。つつましくも幸せに暮らしてきた二人の生活は一変しました。自分の無罪を上手く主張できない正夫のために、高名な弁護士に依頼すべく東京に出てきますが、断られてしまうのです。

しかも、弁護士の大塚は「遠隔地での事件は、報酬が高くなる」と金銭面を理由にあげつつも、実は、多忙のよる疲れと、愛人の径子との旅行を優先するべく、桐子の弁護依頼を断っていたのでした。

一審で有罪判決を受けた正夫は、監房の劣悪な環境により、熱中症を引き起こし、無念のなか死亡してしまうのです。

正夫の死後、復讐を決意した桐子は上京してきます。そして、復讐の機会をつかむためキャバクラに勤めるのです。

根本的なストーリー展開は、小説に忠実ですが、設定を兄から知的障害を持つ弟に替え、二人きりの家族であることが強調されることによって、姉弟の強固な絆が浮き彫りになってきます。

地方都市で、母の代わりに弟の面倒を見ながら生活をしていた素朴な桐子が、復習のために東京でキャバクラ譲になり・・・と、変貌を遂げる役に、’清純派女優’堀北真希さんが挑戦します。

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なんでも元スポーツ少女で、筋トレが大好きな堀北さん。女優業で忙しい毎日の中でも、筋トレは続けているそうです。以前ぐるナイの’ごちになります’に出演した際でも、１リットルのペットボトルを方から上げ下げして、二の腕の筋肉を鍛えているところが紹介されたりもしていました。しゃべくり００９に出演していた時も素晴らしい二の腕を披露していましたね。

今回も、キャバクラ譲に扮した際に、肩を出したドレスに身を包んだ堀北さんの肩からの腕のラインが見事です。

注目は、テレビドラマ初出演

そして、今回、弟の正夫を演じるのは、古畑新之さんです。新之は、’にいの’さんと読むのだそうです。一度聞いたら覚えてしまうほどのインパクトがありますね。とはいえ、名前を聞いてもピンと来ない方も多いかもしれませんが、2013年の「Google Mobile：さがそう」CMシリーズに出ていたので、顔を見れば思い出すのではないでしょうか？

この時、一緒に出ていたジャスティンは、古畑さんの本当のお友達なんだそうです。古畑さんがエキストラのバイトをしている時に、「僕最近、ルームシェア始めたんです。」と雑談したのが、キャスティング担当の人の耳に入り、オーディションに来るように誘われたそうで、ルームメイトのジャスティンとオーディションを受けたそうです。二人の仲の良さは演技ではなく、自然のものだったのです。

あのCMをきっかけに、演技に興味を持ち始めた古畑さん。翌年の2014年に蜷川幸雄演出の舞台「海辺のカフカ」に田村カフカ役で起用されたことで、俳優として本格的なスタートを切りました。

外国の方とルームシェアをしているということでもわかるように、古畑さん、英語もペラペラなんだそうです。実は、お父様の仕事の関係でフランス生まれで小学校4年の時に日本に住み始めるまでは、フランスやアメリカで過ごしていたそうなんです。フランス語は話せないようですが、英語力は素晴らしく、一時期は東久留米で子供向けに英会話を教えていたこともあるとか。

舞台「海辺のカフカ」は、来年海外公演も予定されているらしいので、世界に一番近い若手俳優なのかもしれません。