緊急取調室続編ドラマは豪華キャスト鬼気迫る演技に注目！ロケ地は？

9月27日日曜日夜9時から、天海祐希さん主演の人気ドラマ「緊急取調室～女ともだち～」がスペシャルドラマで帰ってきます。

交渉に失敗した刑事たちの左遷先としての「薄暗い緊急事案対応取調班」で、癖のある犯人たちと対峙する刑事たちを描いたドラマで、2014年一月期に「木曜ドラマ」枠で連ドラとして放送された際の平均視聴率は12.9％。同期に放送された中では、向井理さん主演の「S -最後の警官-」の14.2％に続いて第二位でした。

そんな’緊急事案対応取調班（通称キントリ）’には、田中哲司さん演じる梶山勝利管理官をはじめ、天海祐希さん扮する真壁有希子警部補、デンデンさんが演じる似顔絵作成が得意な菱本進刑事、大杉連さん演じる中田善次郎刑事
小日向文世さん演じる小石川春夫刑事が所属し、事件を解決していたのです。

また、キントリに舞い込んできた事件解決と同時に、真壁の夫・匡の5年前の殉職の謎にも迫っていたのです。

真壁の夫・匡は、梶山管理官の同期の刑事で、5年前、警備部情報漏えい事件を捜査していたのですが、非番の日に通り魔に襲われ殺害されてしまったのです。

Wユキ＆ユキ子

今回の「緊急取調室」で、真壁有希子が対峙するのは、女性刑務所で6年間服役し、仮出所を果たしたわずか3時間15分後に、「人を殺した」と自首してくる元美容師・矢島聖美。

聖美の供述通り、雑木林から男の遺体が発見されますが、被害者の死亡推定時刻は、聖美が出所する前だったのです。

そんな聖美を演じるのは、第一の’ユキ’、松下由樹さん。

そして、可視化設備の整った特別取調室を取材するためにやってきた報道番組のキャスター三沢早苗。刑事とキャスター、職種は違えど、最前線で戦う女同士として、早苗と有希子は意気投合するのです。実はこの早苗、聖美が自白した事件の真相を求める有希子にとってキーパーソンとなるのです。

早苗を演じるのが、第二の’ユキ’、斉藤由貴さん。

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松下由樹さんと天海祐希さんは、2011年のBOSSシーズン２で、料理研究家の殺人犯を演じた松下さんと、事件を解決した大澤刑事として共演したこともありますが、今回も、犯人・刑事としての二人の演技が楽しみです。

ストーリー

警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班」（通称・キントリ）に、報道番組のキャスター・三沢早苗が、取り調べの可視化を実施している特別取調室を取材しに来ました。

キントリの紅一点刑事・真壁有希子が、可視化の必要性、その中で犯人と正々堂々と戦う覚悟を熱弁する姿に、早苗はすっかり共感し、「いい友達になれそう」と硬い握手を交わし合うのです。

その翌日。キントリは、ある被疑者の取り調べを要請されたのです。その被疑者は、元美容師の矢島聖美。

聖美は、前日の朝、親友の紹介で付き合い始めた恋人を殺した罪で6年も服役した女子刑務所から、仮釈放されたばかり。それから、わずか3時間15分後に「人を殺した」と自首してきたのです。

聖美の供述通り、雑木林から男の遺体や、聖美の指紋や皮膚が付着した凶器が発見されますが、なぜか被害者の死亡推定時刻は、聖美が出所する前の約一週間前と、遂行不可能な犯罪だったのです。

なぜ聖美は’犯し得ない罪’を自白したのか。
その偽証の裏に隠された真実とは？

真実を究明しようとする取り調べを担当する有希子、’嘘の自白’を突き通す聖美は、疑ってかかる有希子を挑発するのです。

そして彼女は、洗いざらい話す条件として、彼女の取り調べをテレビ中継することを提示してきたのです。

これを拒否した有希子。そして、自供を覆す証拠をつかむため、聖美が仮出所してからの約３時間の足取りや、事件の背景の裏取りをするために、キントリの面々は走り回るのです。

ふと有希子は、聖美が出頭時に所持していた高校時代の卒業アルバムに着目したのです。彼女の母校を訪ね、捜査の新たな視点となる’意外な手がかり’を得るのです。

キントリに与えられた、聖美を取り調べられる時間は、わずか3日。聖美の自供を覆すどころか、聖美は’遂行不可能な第二の事件’まで、自供を始めて・・・

取調室の可視化

今回、報道番組のキャスター・三沢早苗が、取材に来る’可視化’された取調室。
見送られてしまいましたが、国会に提出された刑事司法改革の関連法案の一部で、警察や検察による取り調べの録音・録画の義務づけのことです。
早ければ、秋の臨時国会で成立されることになるかもしれません。

可視化のほかに、被告や容疑者が、他人の犯罪事実を明らかにすることの見返りに、求刑を軽減したり、起訴を見送る「日本版司法取引」の導入、通信傍受の対象犯罪の拡大も規定するなど、成立すると、刑事司法制度を大きく転換させることとなる法案なのです。

取り調べの可視化は、今まで、警察や検察などによる’密室における取り調べ’で、冤罪が起こったり、冤罪の疑惑が起こったりなどあったため、それを防止するための対策です。
過去には、取り調べで自白を強要され、実際に有罪判決となり、刑務所に収監されていた’冤罪被害者’もいます。

布川事件・志布志事件・足利事件など、いずれも疑惑をかけられた一般市民が、誰も監視する人のない取り調べ室で、警察官が嘘や脅し、証拠のでっち上げなどをを行って冤罪を作り上げられ、有罪判決を受け刑務所に送られてしまっていたのです。

密室である取調室に、早朝から深夜まで拘束され、怒鳴られたりなどの精神的暴力に脅かされ、心身ともに衰弱した中で、自白をすることのみが、そこから逃げる唯一の手段となってしまって、事実とは異なっても「私がやりました」と言わざるを得なくなってしまうのです。

1966年に、静岡で起こった強盗殺人放火事件の冤罪被害者であった袴田さんは、一日平均12時間、最長で17時間もの取り調べを受けていました。取調室内に便器を持ち込み、トイレに行くことも許されない状況でした。さらに留置所では、泥酔者を隣の部屋に収容させ、わざと大声をあげさせ、袴田さんの安眠を妨げたりもしていました。

勾留期限が迫ると、取り調べは過酷を極め、こん棒で殴る蹴るなどもあり、袴田さんは勾留期限3日前に自供することとなったのです。

鬼気迫る松下由樹

ドラマの見どころは、なんといっても、松下由樹さん演じる聖美が、天海祐希さん演じる真壁有希子の髪をザクザクと乱暴に切り落としていくシーンです。

聖美は、鬼気迫る表情で、有希子の髪をグイっと掴み、ものすごいスピードで髪を切っていくのです。いつ髪だけでなく、有希子本人にその刃物が向けられてもおかしくない瞬間。その狂気にも似た迫力たるや。

ロケ地

「緊急取調室」ですから、もちろんメインのシーンは’取調室’ということで、スタジオでの撮影が多かったので、ロケの目撃情報などもほとんどありませんでした。そんな中でも、東京女子大学で、外部シーンの撮影が行われていたようです。

テレビ朝日　ドラマスペシャル「緊急取調室～女ともだち～」（9月27日（日）よる9時放送）の撮影に協力しました。http://t.co/P4aPyiMbaL（広報課）

— 東京女子大学 (@twcuPR)

【宣伝】明日（９月２７日）２１時よりテレビ朝日にて放送されますドラマスペシャル「緊急取調室」にて私の学校で撮影したシーンが放送されます。第２校舎の２階（シャンプー教室）や裏庭の辺りが写っていると思いますので、興味がある方はぜひ！！

— 柚橘(ゆうきち)@9/27百刀鶴丸 (@karma_2304)