高畑充希が歌にCMに映画にドラマに出演で2015年は大ブレイク確実？

ここ1～2年の間に、ドラマやＣＭでやたら見かけるようになった女優さんがいます。
このＣＭが印象に残った方は多いのではないでしょうか？

ただいま絶賛ブレイク中の実力派女優・高畑充希さんの軌跡を見てみましょう♪

高畑充希（たかはたみつき）
1991年12月14日生まれ（22歳）
大阪府東大阪市出身　158cm／AB型

夢は舞台女優☆

高畑さんは、ご両親が舞台鑑賞が好きだったことに影響を受け、小学生の頃から早くも舞台女優を目指していたそうです。
学生時代、周りがJポップで盛り上がる中、ミュージカルのサントラを聴いて育ったとか……。
ううん、そういう小学生、あまり見ないですよね（笑）

第1の転機は2005年。
所属事務所・ホリプロが創業45年記念として打ち出した、音楽劇「山口百恵トリビュートミュージカルプレイバック part2～屋上の天使（2005年）」のオーディションを受け、激戦の中で見事主演の座を射止め、舞台デビューを果たしました。

もともと舞台女優を目指していた高畑さんは、2007年に単身東京の高校に進学し、次々と舞台に出演します。

2007年～2012年まで、6年間にわたってミュージカル「ピーターパン」で8代目ピーターパン役を務めました。

その後も「美男（イケメン）ですね（2011年）」「コーヒープリンス1号店（2012年）」と、次々に主演に抜擢されます。

中でも2009年に上演された「奇跡の人（主演・ヘレン＝ケラー役）」は、つい先日、2014年10月に再演されました。

2009年の舞台は高畑さんにとってとても難関だったそうで、今回の再演に戸惑いはあったようですが、相手役が鈴木杏さんから木南晴夏さんに変わったことの新鮮も手伝い、新たな作品として取り組むことができたようです。

優等生役が多かったショートカット時代

いくつもの舞台を務めながら、高畑さんはテレビドラマにも出演していました。
なんと、あの「3年B組金八先生」の生徒だった時代があります。

高畑さんが出演したのは、第8シリーズ（2007年～2008年・TBS）の3B委員長・田口彩華役でした。
前シリーズが「薬物中毒」をテーマにした過激なものだったことから、第8シリーズは「親と子」をメインに「原点回帰」を試みたシリーズと言われています。

高畑さん演じる彩華は、親と進学についてちゃんと話すことができず、交際相手のA組の松井（松川尚瑠輝）と家出をします。
しかし逃亡先で喧嘩をしてしまい、松井は帰宅。
取り残された彩華が絶望の中でたどり着いたフェリー乗り場で、彩華を探しに来た金八（武田鉄矢）と会い、思いっきり泣きじゃくります。

その後彩華は家に戻り、受験から逃げていた自分と向き合うことを誓う……。
彩華はしっかりもので、目力の強さが印象に残る役でした。

◆Q10（2010年・日本テレビ）
今や飛ぶ鳥を落とす勢いで、良くも悪くも話題にあがる佐藤健くんと、元AKB48・前田敦子さんが、高校生とロボットの純愛を演じた、ちょっと不思議なドラマでした。

高畑さんが演じた河合恵美子は、クラストップの成績を誇る秀才です。
でも彼女は自分へのコンプレックスが強く素直じゃない役どころ。
クラスメート・影山（賀来賢人）から好意を打ち明けられて付き合いますが、なかなか信じることができずすれ違ってしまいます。
このドラマの中で、影山が恵美子をヒロインに映画を撮るのですが、これがもう切なくて……。
第7話は必見です！
恵美子のまっすぐな気質は高畑さんの素に近いかも？

朝ドラ「ごちそうさん」でブレイク！

2013年に放送されたこのドラマで、高畑さんは一気に全国区になりましたね。
朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」でヒロインの義妹・西門希子を演じました。

希子は人見知りでほとんど口を利かない内気な少女でした。
家族に気持ちを話せずに孤立する希子に、西門家にお嫁に来た主人公・め以子（杏）は積極的に話しかけます。
最初は頑なだった希子も徐々に打ち解けていき、いざ、め以子が窮地に立ったとき、一世一代の勇気を振り絞って往来で「焼氷有りマス（□に／）の唄」を披露したことで、め以子はピンチから救われるのです。

ドラマの中で市場に来ていた人々を引き寄せたのと同様に、世間でも「歌ってるあの子は誰!?」の空気が一気に広まり、現在のブレイクに繋がりました。

でもこのシーンは、もともと考えられていたものではありませんでした。
ドラマの脚本家・森下佳子氏が、高畑さんの出演するミュージカルの映像を見てその透明な歌声に注目し、高畑さんのために書き下ろしたシーンなのです♪

劇中の「焼氷の唄」が注目されたことにより、高畑さんは♪酔わないウメッシュ（独唱篇）♪の採用が決まったんでしょうね。

これがウワサの「焼氷（やきごおり）」。
底には梅シロップが沈んでいて、上はコーヒー味。
メレンゲに火をつけることで香ばしさがプラスされます。
ドラマで見ていて「食べてみた～い！」と思った方も多かったのでは？

この出来事をきっかけに希子は自分の感情を表にだすようになり、ラジオの女性アナウンサーになりました。
夢を叶えた希子は高畑さんと重なる部分も多いですね。

こんなに歌えるって、知ってた？

高畑さんが女優として高い評価を得るようになった要因として外せないのが「歌」です。
舞台女優を目指していた高畑さん、その歌声は実は以前から評価が高く、すでに歌手デビューは果たしています。

2007年にコブクロ・小渕健太郎氏プロデュースによるシングル「大切なもの」を発売。
最初のシングルは別名義「みつき」で発売され、この曲は自身の出演映画「ドルフィンブルーフジ、もういちど宙へ」の主題歌にも採用されました。

そして同シングルの収録曲「ひとつだけ」は、連続ドラマ「セクシーボイスアンドロボ（主演・松山ケンイチ）」の主題歌となりました。

その後も高畑さんは、川嶋あい氏プロデュース・「瞳ひらいて（2008年）」、竹内まりや作詞・作曲・「夏のモンタージュ」を発表。

他にも河口恭吾氏、矢井田瞳氏など、多くのアーティストが高畑さんの歌声に興味を示し、楽曲提供を受けています。
これらの曲が収録されたアルバムは「COLOR（みつき名義・2008年9月3日発売）」として発売されています。

また、今年は新たなアルバムも発売されました。

PLAY LIST（高畑充希名義・2014年3月26日発売）
「ごちそうさん」の劇中歌「焼氷有りマスの唄」をはじめ、これまで発表した楽曲も収録されています。
全11曲の、高畑さんの集大成ともいえるアルバム、ぜひぜひチェックしてみてはいかがでしょう？

2014年、チャレンジの年☆

今年は本当に出演作が目白押しですね。

◆あすなろ三三七拍子（2014年・フジテレビ）では底抜けに明るいチアのリーダー。
◆大河ドラマ「軍師官兵衛」（2014年・NHK）では主人公・官兵衛（岡田准一）の息子・長政（松坂桃李）の妻・糸（いと）という芯の強い女性を演じています。

また、CMでも話題になっているWEBドラマ「タイムスリップ! 堀部安兵衛（2014年・三井不動産レジデンシャル）」で、現代にタイムスリップした安兵衛が恋をしてしまう女性・吉良裕子を演じています。
裕子は実は吉良の末裔なので、安兵衛にとっては宿敵。
そんな2人の恋はどうなってしまうのか……？
WEB公開ですが、見ごたえありの34分。
お時間に余裕のあるときにどうぞ。

公開間近の恋愛映画「アオハライド（2014年12月13日公開予定）」には成海唯役で出演。

唯は、主人公・双葉（本田翼）と洸（東出昌大）の恋を邪魔するなかなかしたたかな女の子。
きっと、映画を見たたくさんの女子に嫌われちゃう役です（苦笑）

自分と同じ境遇の洸を渡したくないがために、双葉にあれこれ嫌がらせをするんですよね……。
双葉が来ると分かっている場所で洸と待ち合わせる、とか。
それが双葉にバレちゃっても、「何がいけないの」「洸ちゃんは渡さない！」と、ライバル光線ギラギラです。

原作では洸は「双葉を好きだ」と意思表示をしますが、唯は洸に決定的な別れ話をさせまいと、洸と会わないようにして引き伸ばしにかかります。
「唯とのことをはっきりさせないと双葉には気持ちを伝えない」と頑なな洸は、唯にはぐらかされている間に双葉は菊池とつき合い始めるという……。

唯が邪魔しなければ～！　と、つい主人公に思い入れしちゃいますが、高畑さんが演じると唯のいじらしさがどう表現されるのか楽しみです。