成宮寛貴が怪盗山猫でオチ役？感動の家族エピソード解禁でファン増加！

毎週土曜日21時から放送中の連続ドラマ「怪盗山猫（日本テレビ）」。

神出鬼没の天才怪盗・山猫が、大金を盗むも裏に隠された大企業の悪事を暴いていく
怪盗エンターテインメントで、主演・亀梨和也さん演じる「山猫」のキャラクターの良さや
天才ハッカー・魔王こと真央を演じる広瀬すずさんの迫力がすごい！
との口コミが聞こえながらも、視聴率は右肩下がりで奮っていない様子……。

山猫は義賊なのか悪党なのか？
そんな怪盗集団にいつの間にか加わっていたかなりドジな雑誌ライター・勝村を演じる
成宮寛貴さんに注目したいと思います！
⇒怪盗山猫4話視聴率と感想！塚地演技に感動号泣も勝村が怪しい？

成宮寛貴（なりみやひろき）
1982年9月14日生まれ（33歳）　東京都出身
家族は弟のみだったが、弟さんが結婚して親族が増えた。
もともと母子家庭で育った成宮さん。
中学生の時に母親が他界し、高校進学をせずにアルバイトで自ら生計を立てながら、
弟さんに毎日弁当を作り、大学卒業までの学費すべてを成宮さん自身で負担しました。
「中卒の自分に何ができるだろう」と考えた末に芸能界への道を選んだそうです。

10代はファッションに興味が高く、ユニセックスな服装も着こなすイケメンとして、
奇抜なグラビア作品も多かった為、演技より先にルックスで評価を受けていました。
一時期、映像への露出が減ったように思いましたが、その頃、
演出家・蜷川幸雄氏の作品に出演するなど舞台の仕事をいくつも経験したことで、
演技に対する取り組み方が変っていきます。
「千本ノック」と言われる蜷川氏の洗礼（セリフの一部を何度も言わされる）は
演技経験が薄かった成宮さんには効いたでしょうね(笑)

成宮さんの、なかなかに大変な生い立ちについてはファンの間では知られていましたが、
「情熱大陸（2004年）」や「トップランナー（2009年）」出演時も
テレビでは家族について触れられませんでした。
それが2015年に出演した「A-Studio」で急に数々の家族エピソードが解禁に！
「え？　言うの？」と結構驚きました。
すると各方面から称賛の声が上がり始めて、10～20代のファンが増えたようです。
若い頃から家族エピソードを出していたら変な同情が集まっていたかもしれないので、
人気ドラマ「相棒」に出演したことで実力もある俳優と認められた今だからこそ、
解禁したのかなと思っています。
昔は恐らくご本人が家族の話をNGにしていたのでしょうが、
それを受け入れてくれる事務所の方々の心意気も素敵ですね。

主な出演作と注目作品

2000年　宮本亜門演出の舞台「滅びかけた人類、その愛の本質とは…」で俳優デビュー。
（別名義「平宮博重」で出演）

2001年　「溺れる魚」で映画デビュー。

2002年　連続ドラマ「ごくせん（日本テレビ）」第1シリーズに野田猛役で出演。
白金学園3年D組のメイン5人（松本潤・小栗旬・石垣佑磨・脇知弘）の1人という
大きな役で注目されました。
他に生徒役で上地雄輔、載寧龍二、松山ケンイチ、ウエンツ瑛士（第6話のみ）も出演。
ちなみに第1シリーズが大ヒットしたことで「イケメン発掘ドラマ」として注目され、
第3期まで制作されます。
第2シリーズは亀梨和也・赤西仁のほか、速水もこみち、小池徹平もブレイクのきっかけに。
小出恵介もメインでしたが、当時すでに映画「パッチギ！」で注目されていて、
新人の印象はあまりなく、演技もずば抜けて安定感があったような……。
生徒役で川村陽介、高良健吾、水嶋ヒロ、三浦涼介が出演。
第3シリーズは高木雄也（Hey! Say! JUMP）と三浦春馬がメインにキャスティング。
高木さんの演技力に批判が集まり尻すぼみに終わってしまいました。

実は「ごくせん」より前に「木更津キャッツアイ（TBS）」にアニ（塚本高史）の
弟・純役で出演してます。
「アニ」のあだ名は「純の兄貴」って意味で、プロ野球からスカウトが来るほどの選手。ニートの兄とはギクシャクしてて、気まずい感じがホントに兄弟ぽくて好きでした。

2004年　「情熱大陸」放送。
仕事で家を離れていた際に弟さんに「何食べた？」と電話するシーンがあり、
「弟思いですね」との声が多かったとか。

2005年　第29回エランドール賞新人賞受賞。
石原さとみ／伊東美咲／長澤まさみ／山本耕史　も同時に受賞。
“日本映画テレビプロデューサー協会”が選定する、
この年に映像作品に出演し活躍した人に贈られる。
実力はあまり関係なく旬の人が選ばれると言われていますが、
新人賞受賞者の並びを見ると、先を見越して選ばれている気はしますね。

2008年　連続ドラマ「ハチミツとクローバー（フジテレビ）」森田忍役で出演。
原作よりもオシャレな森田さんでしたね(笑)

2009年　映画「ドロップ」に主演。
芸人・品川庄司の品川さんの小説の実写化で初監督作品。
成宮さんが口ばかりで情けないヒロシ役は当初意外でしたが、
「人間臭いヒロシをやりたい」とご自身の殻を破るきっかけの作品になったのでは。

2010年　連続ドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん（TBS）」で初の地上波連ドラ単独主演。
27歳にしてヤンキーの高校2年生・品川大地役。熱演でした(笑)

2011年　「風の少年～尾崎豊永遠の伝説～（テレビ東京）」に尾崎豊本人の役で出演。
亡くなってからも多くのファンを魅了する尾崎さんの役と聞き、
成宮さん自身「なかなか決心がつかなかった」と語っています。
ですが、このドラマをきっかけに尾崎さんの楽曲だけでなく、
尾崎さんが抱えていた「孤独」についても深く考える機会となって、
成宮さん自身の成長にも繋がった作品になりました。
ドラマ自体はテレビ東京ゆえのチープさに残念な声も多かったですが、
尾崎さんを真摯に演じようとした成宮さんへの評価は高かったようです。
作中の楽曲も成宮さんが歌っていました。

2012年　人気ドラマ「相棒～season11」から3代目相棒・甲斐享役で出演。
一番の代表作と言えるでしょうね。
2015年のseason13で卒業しましたが、このドラマに出演したことで、
中高年の女性ファンがかなり増え、年配の方の知名度があがったそうです。
最終回で亨が連続殺人犯だったとの話になり、正直「は？」という感じでしたが、
これまでのように「人事異動で」というのは平凡すぎたでしょうし、
殉職させられるよりはマシかな……と思うことにしました(苦笑)
もともと2年の予定が3年に伸びたので、本音をいうと制作サイドは
続けてほしかったのではないでしょうか。
正直、「相棒」に入っちゃうと、半年間他の仕事が出来なくなるので、
あまり続けられても困るなと思ってました(笑)

2015年　人気ドラマ「花咲舞が黙ってない（日本テレビ）」に第2シリーズから参加。
成宮さんが演じた松木啓介は、相馬（上川隆也）の元部下で融資課所属。
舞（杏）が気になっていて何度か食事に誘うが、思いに気づいてもらえず、
担当した会社のクレジットファイルを盗まれるという不祥事を起こしてしまい、
岡山支店へ異動になる。
舞との関係が全然進まなくて、ちょっと凹む松木は可愛かったです(笑)
赴任先で彼女が見つかるといいなあ……。
⇒花咲舞が黙ってない2話視聴率と感想！マンネリ展開に成宮裏切り期待！

そして、成宮さんは現在「怪盗山猫」に出演中！

「怪盗山猫」最新5話あらすじ紹介

出版社の社長・今井（神尾佑）が殺害され、会社の防犯カメラに
山猫（亀梨和也）らしき男が盗みに入る姿が映っていた為、容疑者となる山猫。

今井は、チームの一員・里佳子（大塚寧々）の元婚約者で、
里佳子は数日前に今井と会っていて、その際、意味深な言葉を告げられたと言います。
そんな中、かつて今井が里佳子に贈った指輪が盗まれる事件が発生。
山猫と勝村（成宮寛貴）は、指輪を盗んだチンピラ・志村の部屋に侵入して指輪を取り返し、
今井の死が覚せい剤売買と関係していることを掴みます。

また、この件は山猫を追う刑事・さくら（菜々緒）の父・源一郎（中丸新将）が
殉職したこととも関わっているのが分かる。
さくらの先輩刑事・森田（利重剛）が、山猫の居場所を突き止め、
いよいよ警察の手が山猫たちに迫りくる……？

このドラマは、亀梨さんが何か闇を抱えている「山猫」をキュートに演じ、
広瀬さんが口数の少ない中で感情表現する「真央」も見ごたえがあります。
そして成宮さんは、チーム山猫の一員でありながら、
山猫に騙されて危なかったり痛かったりする役どころを一手に担うという、
「ボケ」や「オチ」になる、成宮さんには珍しい役だ思います。
新たな魅力を見せている成宮さんにこれからも注目していきたいです☆