アウトバーン豪華キャストで斎藤工の個性的演技力はシュタイナー教育？

米倉涼子さん主演のスペシャルドラマ「アウトバーン　マル暴の女刑事」が、9日土曜日21:00よりフジテレビで放送されます。

米倉さん演じる主人公は、警視庁上野署組織犯罪対策課に勤務する八神瑛子警部補。そんな彼女の上司、上野中央署長の富永を演じるのは先日、ビター・ブラッドで親子刑事を佐藤健さんと演じた渡部篤郎さんです。更に、今回巻き起こる殺人事件の捜査本部長・能代は、戸田恵子さんが演じます。もう一人、瑛子の同僚で、殺人事件の捜査時にペアを組む川上を演じるのは、寺島進さんです。

途中、瑛子の副業？で、岩下志麻さんが演じる中国人マフィアの女ボス・劉英麗から仕事を依頼され、南海キャンディーズの山崎静代さん演じる用心棒の里美と警察とは無関係の仕事をこなします。

そして、今回の事件のカギである千波組の千波組長を西田敏行さん、殺害されるその娘・香澄を高田里穂さんが演じます。今回のドラマのキーマンの一人、戸塚を陣内孝則が演じ、その戸塚を紹介する、瑛子が懇意にしている若手組員・甲斐を演じるのは、斎藤工さんです。

バックグラウンドは、「深夜特急」と「シュタイナー教育」？

斎藤工さんは、沢木耕太郎氏の「深夜特急」に影響され、海外に一人旅をするための旅費を稼ぐためにモデルとして仕事を始めたそうです。大沢たかおさんが、若き日の沢木氏を演じたドラマが1996年から98年にかけて放送されたので、斎藤さんのように、あのドラマを観て一人旅にあこがれた人も多かったのではないでしょうか？

その後は、俳優として、映画・ドラマ・舞台に活躍する斎藤さん、主演本数は少ないですが、その爽やかなイケメンルックスとともに、かもしだす存在感が個性的で、様々な役柄をこなすことができるためか、あちらこちらのドラマや映画に引っ張りだこなのです。

斎藤さんのことを調べようとすると、必ず出てくるのが、「シュタイナー学校を卒業・・・」と言う話題なんです。何でも、「東京シュタイナーシューレ」という、ルドルフ・シュタイナー提唱の教育方法を実践する日本初の学校の二期生なんだそうなんです。

「シュタイナー」ってなに？

日本には、シュタイナー教育を実勢している学校が全国に7校（ヴァルドルフ教育連盟学校リストによる）しかなく、あまり知られていない教育方法ですが、1919年にドイツ南西部、シュトゥットガルトに第一校目を開校し、現在では、世界60か国には、学校・幼稚園・専門機関を合わせると4000校近く開校されています。また公立校でも、ルドルフの提唱する教育方法をベースに教育を行っている学校もあります。

いずれも、日本でいう’文部科学省’に値する機関の決める’教育課程’を、独特な方法で身に着けていくのです。普通に日本方式の学校で授業を受けた人達からすると、勉強方法がかなり異なります。たとえば、教室に入って、「机に座って、教科書を開く」のではなく、机に座ってノートを開き、授業の中で自分独自の教科書を作っていくのです。