レッドクロスで描く従軍看護婦とは？豪華キャストのあらすじロケ地は？

早いものでもう8月。
そして、また今年もこの時期がやってきました。
2015年、特に今年は、自衛隊の役割を巡る安保法案が国会で取り上げられ、衆議院を通過したことにより、日本国民として今一度、自衛隊の役割・世界での日本の役割/立ち位置など、様々なことを考える年になっています。

そんな中、今年は、終戦記念日を待たず、8月1日（土）と2日（日）の２夜にわたり、夜９時よりTBSで放送されるTBSテレビ６０周年特別企画２夜連続スペシャルドラマ「レッドクロス～女たちの赤紙～」をご紹介します。

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昨年に続き、今回も舞台は満州（中国）と、そして日本。

今から７０年前、戦地に赴き、実際に戦争に参加するのは、男性がほとんどでした。女性は、軍事工場などでの作業や、夫や息子を兵隊として送り出す側の人間だったのです。さらに、当時は現在とは異なり、仕事を持つ女性は職業婦人と呼ばれ、とても数少なく、女性の仕事も限られていました。それは、学校の先生か、紡績工場、そして看護婦位のものでした。

しかし、そんな状況の中でも、自ら手に職を持ち、さらに戦地に赴き働く女性も少数ですが存在していました。

それは、従軍看護婦でした。

看護婦としての仕事に誇りを持ち、赤十字（レッドクロス）の精神を貫き、戦時招集状（招集状に使われた紙の色が赤かったため、当時は赤紙と呼ばれていました。）を受け取った時には、何を置いても戦地に赴いたのです。

第二次世界大戦中、日本帝国陸海軍には、３万５７８５人の女性が従軍看護婦として戦地に赴き、１１２０人もの従軍看護婦が殉職したのです。

日本の従軍看護婦の歴史は、明治２３年、日本赤十字社看護婦養成所に第一期生が１０名入校したことから、始まりました。３年間の養成機関を経て、平時には日赤病院または他の病院に勤務し、戦時には招集状を受けたら、必ず戦地に出動しなければならない応招義務が、２０年に渡り課せられたのです。

その応招義務は、いかなる場合も断ることはほぼ不可能だったといわれています。出産後まもなく、まだまだお乳を必要としていた赤ん坊を置いても、招集に応じていた例もあります。

この「レッドクロス～女たちの赤紙～」は、従軍看護婦として、自ら赤紙を受け取り、愛する家族と別れ、過酷な状況の中、博愛の精神で戦地で活動した女性・天野希代の人生を通して、戦争を描いたストーリーです。

佐賀から満州へ

佐賀の女学生・天野希代は、以前母・絹江が入院していた際に彼女を看護する看護婦の姿に憧れを持ち、さらに「女性でも国の役に立ちたい」という思いもあり、満州事変のあった１９３１年、従軍看護婦になることを決意するのです。

看護婦養成所での厳しい訓練に耐えた希代は、卒業後に赤紙を受け、祖父・大祐、母・絹江、そして同じく従軍看護婦を目指す女学校時代の後輩・馬渕ハルを始め大勢に見送られ、満州に旅立つのです。

従軍看護婦として、赤十字の信念である「博愛の精神」を強く持ち、戦地にたどり着いた希代を待っていたのは、銃弾が飛び交い、常に命の危険と隣り合わせで、予想を大きく上回る過酷すぎる環境だったのです。

毎日多くの負傷兵を看病し、手がいくらあっても足らない状況の毎日を過ごしていたある日、二人のけが人が、満州開拓団に所属する中川亘の手によって運び込まれてくるのです。

患者の一人は、中川の義兄・光。そして、もう一人は、中国人の孫だったのです。

敵対国である中国人を助けることは、ご法度だったにもかかわらず、希代は看護婦として赤十字の「博愛の精神」で、軍医・大竹英世を説得し、中国人の孫を治療するのです。

しかし、あるきっかけで、中国人を助けたという事が、病院の責任者である蔵原中佐に知られてしまうのです。

希代は、１８か月の任務を終え、ある決意を胸に日本に一時帰国するのです。

キャストは

従軍看護婦・天野希代を演じるのは、松嶋菜々子さん。凛として、強い芯を持ちつつも、優しい女性のイメージにあっているように思います。

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希代を、見送る祖父・大祐を山崎努さんが、母・絹江を浅茅陽子さんが演じます。また、希代に憧れ、同じ従軍看護婦を目指す馬渕ハルを演じるのは、高梨臨さんです。

満州の陸軍病院で、自分が「生きて帰る」ことを一番に、従事する軍医・大竹英世を笑福亭鶴瓶さん、病院責任者の蔵原中佐を橋本聡さんが演じます。

けが人を連れてきた開拓団の中川亘を、西島秀俊さん、亘の義兄でけが人の光を赤井英和さん、光と共に運ばれてきた中国人・孫を演じるのは、柏倉裕太さんです。

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満州に戻った希代

希代が、持っていた決意とは、満州で生きる決意だったのです。再び満州に戻った希代は、「理想の国をつくりたい」そして、中国人との共存共栄という希望を胸に満州開拓団に所属する中亘と結婚し、長男・博人を設けるのです。

博人は、父母の愛を受け「将来は沢山の人を助けるお医者さんになりたい」との希望を口にするのです。
しかし、幸せな日々は長く続くことはありませんでした。

戦争は激化し、戦地に赴いた亘は亡くなってしまうのです。また、時代に引き裂かれ、希代は、博人とも行き別れてしまうのです。

悲しみの中、希代は従軍看護婦として過酷な日々に戻り、「博愛の精神」の元、人々を助けていくのです。そんな希代の姿は、村本多美（柴本幸さん）ら他の従軍看護婦の心をも動かすのです。

「生きていてください」とけが人の治療をし続ける希代を、さらに悲しみが襲うのです。希代を追い駆け従軍看護婦となった後輩・馬渕ハルをも、戦地で亡くしてしまうのです。

そして、息子・博人（工藤阿須加さん）は、軍人として戦地へ・・・

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撮影

撮影は、ひと月の中国ロケを含み長きにわたりましたが、７月中旬には無事クランクアップを迎えました。
今回は、野戦病院や、出兵シーンなども多く、１００名規模での沢山のエキストラが撮影に参加しました。

7月上旬に愛知県庁内にてロケが行われた『TBSテレビ60周年特別企画レッドクロス ~女たちの赤紙~』の60秒フリートークがご覧いただけます♪ 100名を超えるエキストラさんにご協力いただきました。… http://t.co/xKITRaDGaO

— 石原治@名古屋観光コンベンションncvb (@ISHIHARA_Osamu)

ドラマの撮影が終わりました。レッドクロスというドラマに、ぼくがエキストラとして出演します。兵隊さん役です。

— 日高夏彦 (@NatsuhikoHidaka)

また、ロケ地は、当時を思わせる建物を求めて、東京を始め、岡山、愛知県名古屋、島根県雲南市など、様々な場所で撮影されました。

おはようございます。今日は、これから県庁へ。TBS終戦特番「レッドクロス」の撮影が、県庁で順調に進んでます。最近、愛知県庁、名古屋市役所、三の丸の官庁街、大須、柳橋、名駅などなど、名古屋が映画やドラマのロケに数多く使われてます。嬉しい限りですね。これからも、盛り上げて参ります。

— 大村秀章 (@ohmura_hideaki)

こないだのレッドクロス愛知学院大学歯学部大学院の撮影はエキストラで医者役貰い福澤さん、松嶋さんから演技指導してもらい良い記念になりました(^^)

— kenny＠M（こあみ） (@0523koami)

2015年8月1日・2日よる9時放送 TBSテレビ60周年特別企画 2夜連続スペシャルドラマ『レッドクロス～女たちの赤紙～』ってドラマのロケで病院の先生やってます(^^) 松嶋菜々子さんとずっと一緒です😋 pic.twitter.com/uDMr5d6HeR

— kenny＠M（こあみ） (@0523koami)

８月１日（土）・２日（日）午後９時から、松嶋奈々子さん、西島秀俊さん、山崎努さんらが出演のドラマ「レッドクロス～女たちの赤紙～」が、ＴＢＳ系（ＣＢＣ愛知５ｃｈ）で放送されます。撮影には、愛知県庁本庁舎の講堂も使用されており、私もロケ現場で皆さんを激励しました。ぜひ、ご覧ください。

— 大村秀章 (@ohmura_hideaki)

TBSテレビ60周年スペシャルドラマ「レッドクロス～女たちの赤紙～」 5月に高梁の吹屋で行われた撮影にシャルムの選手たちもエキストラとして参加しました！ 8月1日(土),2日(日) 21:00から放送 http://t.co/oJ3dQbefkT ぜひ、ご覧ください！

— FC吉備国際大学Charme (@all_for_smile)

「レッドクロス〜女たちの赤紙〜」は、岡山県高梁市成羽町で撮影されました。放送が楽しみです！

— あっしー (@0428Ponpoko)

＜123日記（須田邦裕）＞以前、須田が中国ロケで撮影をしていたドラマは、 8/1・2日の21時からTBSで放送される 2夜連続スペシャルドラマ『TBSテレビ60周年特別企画「レッドクロス～女たちの赤紙～」』でした。… http://t.co/XhgDXyXFli

— オフィスワン・ツゥ・スリー (@office1_2_3)

え！！！！レッドクロス、ここで撮影してたん！この前行ったわ！ https://t.co/WdrlCiYkyK ほんまにここよくロケ地として使われるのね~ pic.twitter.com/5mpGT13LWQ

— ちい (@ai_zhe_ni)

愛知県庁舎内で撮影された、ＴＢＳ終戦特別企画「レッドクロス～女たちの赤紙～」のロケ現場で、福澤克雄監督と主演の山崎努さん、松嶋菜々子さんと一緒に。放送は、８月１日（土）・２日（日）午後９時から２夜連続で。是非ご覧ください！ pic.twitter.com/8SRS5799cb

— 大村秀章 (@ohmura_hideaki)

いよいよ明日から2時連続(8/1.2) TBS系よる9時〜『レッドクロス〜女たちの赤紙〜』が放送されます！お時間ありましたらぜひ観てください🍀 写真は岡山ロケにて。地元の方に多大なるご協力していただきました。感謝！ pic.twitter.com/Y7Y0dtOxvK

— Hiroco (@hiroco210)

TBSで放映される戦後70年ドラマ「レッドクロス」で農学部本館が使用されました。農学部本館を国連病院という設定で松嶋菜々子さんや工藤阿須加さんらがロケを行いました。この模様は8月1日、2日21時から放送予定です。 pic.twitter.com/8EslDCFJ9Z

— 東京農工大学 (@TUAT_all)