最後の証人は上川隆也主演でミステリー小説原作ドラマのあらすじは?
1/24(土)21:00~23:06にテレビ朝日系列で放送予定の「最後の証人」。
「このミステリーがすごい!」の大賞受賞作家・柚木裕子さんのベストセラー法廷ミステリーが初めて映像化されます。
柚木さんは「臨床真理」でデビューしましたが、この作品がいきなり第7回「このミステリーがすごい!」の大賞を受賞し、注目される作家となりました。
「最後の証人」は、弁護士・佐方貞人が主人公となる人気シリーズの第1作目です。
2作目「検事の本懐」では佐方の検事時代が描かれ、2013年度・大藪春彦賞を受賞。
シリーズ3作目となる最新作「検事の死命」も注目を集めています。
弁護士・佐方の信念ある生きざまを描いたこのシリーズは、書評家や書店の店員さんたちからも推薦の声が聞かれる傑作ミステリー。
シリーズ3作合わせて、累計20万部を超える大ヒット作品の初映像化に、上川隆也がさんが挑みます。
そういえば年末に放送していた「このミステリーがすごい!」のスペシャルドラマは酷い出来でしたね・・・
⇒このミステリーがすごい!ドラマ視聴率と感想!酷い内容で世にも奇妙な物語のパクリ?
上川隆也さんが“ヤメ検”弁護士に!
佐方貞人(上川隆也)
正義を胸に己の信念を曲げない“ヤメ検”弁護士。
無愛想で考えが読めないが、一転、裁判となると隙のない答弁に誰もが息をのむ。
佐方は元検事。
辞めた検事が弁護士になる⇒“ヤメ検”です。
とある事件から、自らの信念を貫くために検事職を辞することになりました。
佐方が大切にしている信念は、“罪をまっとうに裁かせること”。
検事を辞めてまで“罪”と向き合うことを決めた佐方が、今回の事件で思い出の地に降り立ちます。
佐方を演じるのは、実力派俳優・上川隆也さん。
人気劇団である「演劇集団キャラメルボックス」への入団をきっかけに俳優としての活動を始めました。
見た目の通り、お芝居に打ち込む姿勢は真面目そのもの、セリフ覚えの速さも有名で、程なく舞台以外の映像媒体へも活躍の場を広げます。
⇒上川隆也の魅力的演技は舞台原点!ひたむきに台詞を覚える性格は?
昨年までは、日本テレビ「ぐるぐるナインティナイン」の「グルメチキンレース・ゴチになります!」(2013年1月~2014年12月)にレギュラーとして出演していましたね。
ナイナイ・岡村さんにいじられてオタオタしながらも、几帳面な姿勢を崩さず、でもちょっとウカツな側面も見られて、この番組で上川さんのイメージが変わった方も多かったのではと思います。
最近では愛犬・ノワールにすっかりハマっていて、「櫻井有吉アブナイ夜会」(2015年1月8日放送回・TBS)で仲良しぶりを披露されました。
前クール「女はそれを許さない(2014年・TBS)」で人情派の弁護士・忠守を演じた上川さんですが、今回の佐方弁護士は冷徹なイメージですね。
上川さんご自身は、佐方という弁護士を「脛に傷を持つ“ヤメ検”で、どこか斜に構えているように見えるのですが、実は胸の中に熱を秘めている男」と分析したようです。
「法廷は舞台に似ている」という上川さん。
検事役の松下由樹さんとは適度な距離感をもつようにしてモチベーションを高めたとか。
法廷での佐方の冴えに期待です!
原作者・柚月裕子さんも、映像化は難しいと考えていた作品のドラマ化が決定したこと、、佐方役が上川さんということも、作品のイメージと上手く重なり、「放送が楽しみ」とコメントを寄せています。
地検のエース検事に松下由樹さん
庄司 真生(松下 由樹)
米崎地方検察庁公判検事。
才色兼備な地検のエースで、検事時代の佐方の元同期。
真生は“罪を犯した人間は理由を問わず裁かれるべき”という信念を持ち、組織の都合に振り回されることなく自らと向き合って仕事をこなします。
ですが、心の奥には、父親を通り魔の犯行で失った過去の傷があり、犯人が法律(刑法第39条・心神喪失及び心身耗弱者を罰せず)に守られたことが引っかかっていて……。
コメディからシリアスまで自在に演じ分ける松下さんが、地検のエース検事役!
職業ドラマの出演が多い松下さんですが、意外にも、検事役は初めてだそうです。
近年だと、「臨場(2009年、2010年・テレビ朝日)」の検視官・小坂役が、しっかり者に見えて倉石検視官(内野聖陽)にダメ出しされては成長していく姿が新鮮でした。
松下さんは、今回のドラマについて「佐方と真生には、“罪は裁かれるべきである”という基本的な思いは共通していますが、その考え方には大きな違いがあります。2人の対決がいちばんの見どころですね」と語っています。
初共演の上川さんとどんなせめぎ合いが展開されるのか楽しみです。
新米弁護士役・倉科カナさんはピノコを目指す!?
小坂 千尋(倉科 カナ)
佐方と同じ事務所の新米弁護士。
佐方の独特な仕事のやり方に振り回されるが、仕事への思いに感銘を受けて共に事件解決に力を注ぐ。
佐方のよき理解者であり、サポーター。
ネコ目で可愛らしい倉科さん。
「梅ほのり」のCMが印象的で、「ファーストクラス(2014年・フジテレビ)」では野心あるデザイナー・さくらを力強く演じるなど、出演作も多く活躍されていると思うのですが、何故かいまひとつブレイクしない……(苦笑)
今季は連続ドラマ「残念な夫。(2015年・フジテレビ・毎週水曜日22時~)」も放送中。
こちらは子育てママの役ですから、「最後の証人」では別の魅力が見たいですね。
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倉科さんは「私が演じる小坂千尋は、佐方先生とは性格が真逆! “静”と“動”で、漫画『BLACK JACK(ブラック・ジャック)』における“ピノコ”のような存在になれるように演じています」とコメントされていました。
事件のキーマンは誰?
高瀬 光治(石黒 賢)
被害者・美津子の元夫。
市内でクリニックを開業している内科医。
美津子との関係は終わっていたと思われていましたが……。
浜田 美津子(紺野 まひる)
事件の被害者。
島津の陶芸教室の生徒で、当初は痴情のもつれでの殺人事件とされていたが、彼女の死には過去に起こった事件に繋がっていて……。
島津 邦明(大杉 漣)
浜田美津子殺人事件の被告人。
手広い会社経営で、地元の有力者。
逮捕時から一貫して無実を主張しますが、情状酌量を勧めてくる担当弁護士を解雇し、公判前日に、佐方に弁護を依頼します。
筒井 義雄(伊武 雅刀)
米崎地方検察庁公判部長。
佐方の元上司で、検事のいろはを教え込た人物だったが、ある出来事で断絶状態になっている。
師弟関係を超えた絆から、佐方を見守っているが……。
そのほかにも、事件関係者として個性の強いキャストたちが物語をより複雑に、厚みのあるものに作り上げます。
神保悟志さん、螢雪次朗さん、山下容莉枝さん、藤真利子さん、中丸新将さん、平田満さん……。
誰一人、簡単に落ちてくれそうにないですね(笑)
佐方がどこから切り崩しにかかるのか、手腕・手法が気になるところです!
ドラマのあらすじ
佐方貞人(上川隆也)は、検察官を辞職して弁護士となった“ヤメ検弁護士”。
主に刑事事件を扱う、評判のやり手弁護士です。
ある日、佐方の元に、殺人事件の弁護の依頼が舞い込みます。
公判の前日という突発の依頼だったにも関わらず、佐方は依頼人に会うべく、後輩の新米弁護士・小坂千尋(倉科カナ)と共に「米崎」の地を訪れました。
依頼人は、米崎のホテルで起きた殺人事件の容疑者・島津邦明(大杉漣)。
島津は米崎では建設会社などの事業を展開する、地元の有力者です。
事件の被害者は、島津との不倫が噂されていた、陶芸教室の生徒・浜田美津子(紺野まひる)。
現場の指紋や血痕、防犯カメラでの映像……。
島津の犯行を示す証拠がいくつも揃っていて、周りは別れ話がこじれた末の殺人だったのだろうと予想しますが、島津は一貫して「無罪」を主張します。
前任の弁護士が情状酌量を狙った方針ばかりを打ち出すため、憤慨した島津はその弁護士を解雇し、刑事裁判に強い佐方に弁護を依頼をしたのです。
小坂はあまりの不利な状況に依頼を断る方向で考え始めていましたが、事件の背後に隠された秘密の匂いを感じ取った佐方は、島津の弁護を引き受けてしまいました。
米崎は、かつて佐方が検事として勤務していた街。
そして、検察を辞めるきっかけの「事件」が起きた因縁の地でもあります。
元上司・筒井義雄(伊武雅刀)は公判部長に出世していて、島津の公判の担当検事はかつての同僚で同期の凄腕検事・庄司真生(松下由樹)という、不思議な巡り合わせとなりました。
公判が始まると、検察側は、島津との不倫にのめり込んだ美津子が、開業医の夫・高瀬(石黒賢)と離婚したという事実を材料に、弁護側を追い込みます。
無謀とも思える島津の「無実」主張に、減刑を求める戦術に変えてはと忠告までしてきました。
しかし佐方は、美津子が7年前に、当時小学生だった息子さんを事故で亡くしていたことを知り事件の裏に隠された真実を探し始めます。
佐方に不利な状況が続く中、裁判は最終弁論を迎え、最後にある人物が証言台に立ちます。
佐方が証言を依頼した“最後の証人”の口から明らかにされる事件の真相とは…!?
勝算ゼロから始まる裁判を、佐方はどのようにひっくり返すのか?
誰もが驚愕せずにいられない事件の側面が浮き彫りになったとき、新たなる真実の扉が開かれます。
弁護士・佐方VS検事・真生の息をのむ法廷テクニックと、秘められた人間ドラマに釘付けになること必至です!
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