残念な夫とはイクメンの事？産後離婚危機を救うドラマのキャストは？

皆さんは、’産後クライシス’または’産後危機’ってご存知ですか?

結婚後、ある出来事を機に、夫婦関係に’離婚の危機’が訪れることがあります。バブルのころは、海外旅行慣れした新婦が、新婚旅行中の夫の頼りない姿に失望し、離婚を迎える夫婦が増えた頃には、’成田離婚’なんて言葉が流行ったり、ドラマ化されたりもしました。

この’産後クライシス’は、妊娠出産を機に、’子ども中心の生活’にせざるを得ない女性と、いきなり父親になれないからか、それまでの生活を変えず、子育てや不慣れな家事に協力できない男性との間に距離が出来てしまい、不仲になってしまう夫婦のことを言います。

実は、この’産後クライシス’という言葉は、NHKの情報番組「あさイチ」が、「育児ノイローゼ」や「産後ブルー」と、’女性側の問題’的に扱われていた問題を、もう少し幅広く’夫婦の問題’ととらえ、使った言葉だったんです。

現在では、’産後2年以内に、急速に夫婦の愛情が冷え込む状況’として定着しています。厚生労働省の調査でも、子どもがいる夫婦の離婚時期は、死別を除くと出産から子どもが2歳になるまでの間が、もっとも多いのです。

1月14日スタートの玉木宏さん主演のドラマ「残念な夫。」は、この’産後クライシス’に面した夫婦を描いたコメディータッチのホームドラマなんです。

実際に、共働き家庭が多くいる東京都では、子育て支援として’子どもを産み育てたいと望む人たちが、安心して子育てできる環境づくりを進めて’おり、このドラマ「残念な夫。」は、この支援活動とタイアップした広報展開を行なっているんです。

東京都内の保健所や都立病院、児童館など’離婚クライシス’の面するかもしれない人達が多く訪れる施設に約2千か所、共同宣伝ポスターが張られています。

ドラマのあらすじは？

ドラマの主人公・榛野陽一は、新米パパ。’理想の大和撫子’な妻・知里と、’誰もが思い描くような理想的な家庭を築きたいと、結婚。子どもにも恵まれたのです。

ところが、家計を顧みず趣味グッズの蒐集を続け、育児を手伝うこともなく・・・と、いつまでも独身気分の抜けない陽一に、育児疲れの知里のイライラは、募るばかりです。仕事もできるし、他人には親切・・・でも、私には・・・？？？どうして、育児を手伝ってくれないの？と、’出来るビジネスマン’として尊敬していた分だけ、落胆も大きく・・・

「最近、妻が冷たい、何かイライラしているようだ。でも何故？」陽一には理由が分かりません。子どもが生まれるまでは、夫婦仲もよかったし、何故突然？！と、何が原因なのか、どうしたら妻の期限が戻るのか、解決方法もわかりません。

陽一は、会社の先輩であり、高校生の娘を持つ細井茂に相談したところ、’家庭での地位が落ちているのでは？’と、妻の扱い方などをアドバイスを受けます。もちろんそのアドバイスは、見当違いで・・・

実はこの細井茂もまた、陽一と同様’残念な夫’だったのです。反抗期を迎えた高校生の娘と、妻を前に、家庭内の地位は最下位だったのです。そんな細井のアドバイスを受けた陽一、状況はさらに悪化していきます。お小遣い制の導入、さらには、せっかく集めた趣味グッズも片付けられてしまうのです。

ほかにも、本人たちは気付いていない’残念な夫’たちは、イライラしモンスター化した妻たちの「被害者パパの会」と称して集い、そんな’残念な夫’を持つ妻たちもまた「ママ友の会」を結成し、夫の残念ぶりを披露し、ストレスを発散していたのです。

そんな折、客の須藤俊也から、’妻に贈り物をしたり、結婚当初の初心に戻ること’など、夫婦円満の秘訣のアドバイスを受け、陽一はあることを思いついたのです。

陽一は、’残念な夫’から脱却し、夫婦仲を修復できるのでしょうか？

キャストは

主人公の榛野陽一を玉木宏さんが、陽一の妻で’モンスター妻’化してしまった知里を倉科カナさん、陽一の母・明美を浅田美代子さんが演じます。

会社の先輩、細井茂を岸谷五郎さん、細井の妻・美和子を大塚寧々さん、娘の美香は、乃木坂46の生田絵梨花さんが演じます。

ほかにも、EXILE黒木啓司さん、林遣都さん、高橋メアリージュンさん、笛木優子さん、温水洋一さんらが、出演します。

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残念な夫を回避するには？

結婚しても（未婚でも同様）、子どもが生まれたら、誰もがすぐに父親や母親になれるわけではありません。

それでも母親は、妊娠が分かったその時から、つわり、体形の変化、産休や離職などのキャリアの見直し、日々変わっていく自分の体調や状況から、一歩ずつ母親になる準備をしていきます。

しかし、父親である男性は、つわりがあるわけでも、体型が変わるわけでもなく、体調が変化することもありません。キャリアアップを考えることはあっても、父親になることで、自分のキャリア中断の心配をする方は少ないと思います。

自分のことでありながらも、’父親になる’事に関して、実感を覚えるのは、実際に赤ちゃんと対面してから・・・という方が、ほとんどだと思います。

ここで、父親と母親の’子どもに対する’スタンスに、大きく差がついてしまう原因があるのです。

妊娠がわかってから、出産までの間も、出来るだけ妊婦健診に一緒に行ったり、妻との会話の時間を持ったり、母親学級に参加したり、妊婦体験などをしたりなど、妊娠中や産後の妻の状況を知ることも、差を縮めるのに必要なステップだと思います。（母親学級も、何故’母親学級’の名前なんでしょう？両親とか、父母親にすべきですよね。）

もちろん、産後クライシスの原因は、男性ばかりではありません。女性のホルモンバランスによる’産後ウツ’なども夫婦の関係を悪化させてしまう原因でもあります。しかし、夫がその避けられない微妙な’ホルモンバランス’を理解し、母親である妻に手を差し伸べること、話を聞いてあげることが、’産後ウツ’を回避するための一つの方法でもあるのです。

妻の変化にいち早く反応し、育児に参加したり、少しの時間でも妻にストレス発散の時間を持たせてあげるなどの対応することが、必要かと思います。