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仰げば尊しは感動実話ドラマ化で原作との違いと結末ネタバレロケ地は?

7月17日(日)夜9時スタートする日曜劇場『仰げば尊し』。神奈川県立野庭高校(1980年代当時)の弱小吹奏楽部に起こった奇跡の実話に脚色を加え、オリジナルドラマとして“奇跡の物語”を描きます!2008年のドラマ『ROOKIES』の監督と脚本家が再びタッグを組み、青春ストーリーを描きます。

イントロダクション (23)

事故の後遺症で音楽から背を向けていた元サックス奏者の樋熊迎一(寺尾聰)と、荒廃した高校で夢を失い、はみだした問題児らほか、プロミュージシャンが教育現場へ足を踏み入れることに反対する教師や父兄、決して楽ではない道程の数々…。

それでも再び夢を見いだし、真っ正面から生徒と向き合い、満身創痍で吹奏楽指導に励む樋熊。その姿に戸惑いつつも、樋熊の情熱に報いようと渾身の力で吹奏楽に向き合っていく生徒たち。

そこにあるのは、一人では決して叶えることのできない“感謝”と“深い絆”、そしてなによりも“音楽は心で奏でるものだ”という大切な想いです。それでは早速第1話のあらすじをご紹介します。
ある日の横須賀埠頭近くの公園、初老の男の指揮により、少年少女らによるブラスバンドの音が鳴り響きます。

「やさしく、丁寧に…」と声をかけながら、それでいて情熱的に指導する樋熊(寺尾聰)を興味深く見つめる美崎高校・校長の小田桐(石坂浩二)。

定年まで最後の1年、問題の多い美崎高校の生徒と向き合い、よい形で高校生活を送らせてあげたいと切に願っていた小田桐は「今まで子どもたちの目線に合わせて接してきただろうか?」と感じていたのです。

そんな時、樋熊のような人間を学校に迎え、一から指導を見直そうという決意により、美崎高校へ来て欲しいと樋熊へ頼み込みます。

その話を聞いた樋熊の娘、奈津紀(多部未華子)は父に反対しますが、小田桐の熱意に押された樋熊はちょっと覗くような気持ちで美崎高校を訪ねることに。

すると、ひょんなことから不良グループの青島裕人(村上虹郎)と木藤良蓮(真剣佑)、安保圭太(北村匠海)、高杢金也(太賀)、桑田勇治(佐野岳)と出会います。

好き勝手にふるまう彼らの態度を諭そうとする樋熊でしたが、青島らはまったく相手にせず「ここじゃ、俺たちが法律だ」と、完全に大人をなめ切った態度。

そんな彼らに触れた樋熊は、ここ美崎高校で生徒たちと向き合うことを決心。全校生徒の前で元プロのサックス奏者だったと紹介された樋熊は「もっと今という時間を大切にして夢中で生きてみませんか?」と呼びかけ。

そんな樋熊の言葉に心を動かされた吹奏楽部の部長、有馬渚(石井杏奈)は、吹奏楽部の顧問になってほしいと頭を下げます。ほどなく、樋熊の指導による部活が始まるのですが…。

寺尾聰
美崎高校の講師を務める樋熊迎一(ひくま こういち)を演じる寺尾聰さんは、28年ぶりにTBS連続ドラマの主演となります。

迎一はサックス奏者としてオーケストラで活躍していましたが、ある事故の後遺症で思うような演奏ができなくなりプロ活動を断念。

その後は自宅で音楽教室を開き生徒を指導していましたが、樋熊の練習風景を目にした美崎高校の校長・小田桐に誘われ、吹奏楽部指導も引き受けます。

多部未華子

樋熊の一人娘・奈津紀役は、多部未華子さん。大学生ですが父親に似て気が強く、しっかり者です。荒廃した美崎高校の吹奏楽部指導を引き受けた父に「あの高校は甘くない」と文句を言いながらも、常に心配し、樋熊を支えている存在です。

石坂浩二

美崎高校・校長である小田桐寛治は温厚かつ穏やかな性格で、樋熊のよき理解者。演じるのは石坂浩二さんです。暴力事件が頻発する学校を救いたいと思っている矢先に樋熊と出会い、樋熊を美崎高校へ招き入れます。

生徒6名(真剣佑、村上虹郎、石井杏奈、安保圭太、太賀、佐野岳)

不良グループの一員である木藤良蓮は、全ての物事を客観的な目で見ている、冷静沈着な人間。しかし、樋熊と出会う事で自分の気持ちを徐々に押し出すようになっていきます。

キャストの真剣佑(まっけんゆう)さんは1996年11月16日生まれ、アメリカ・ロサンゼルス出身、父親は千葉真一さんです!映画『ちはやふる』や『にがくてあまい』(9月公開)等に出演されています。

不良グループのリーダー・青島裕人は木藤良、安保、高杢、桑田とバンドを組んでいましたが、演奏中の乱闘で左手に怪我を負いギターが演奏できなくなり、それ以降バンドを解散するという過去があります。

演じる村上虹郎さんは、1997年3月17日生まれ。2014年に映画『2つ目の窓』で俳優デビューを果たします。父親が俳優の村上淳さん、母親が歌手のUAさんであることも話題を呼んでいます!

村上さんは昨年放送されたスペシャルドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」の実写版で主役のじんたんを演じていましたね。

http://bun-trend.net/anohana-13362

‎明るく社交的な努力家で、吹奏楽部のリーダー的存在の有馬渚は木藤良、青島と幼なじみ。彼等のバンドが解散してからも、ずっと気にかけています。

キャストの石井杏奈さんは1998年7月11日生まれで、E-girlsのメンバー。女優としても研鑽を積み、2015年には映画『ガールズ・ステップ』『ソロモンの偽証』で第58回ブルーリボン賞 ・新人賞を受賞されています。

不良グループの一員でありながら正直な性格で、ギター演奏が出来なくなった青島を気遣っている安保圭太。

配役の北村匠海さんは1997年11月3日生まれ。スターダスト事務所の若手男性アーティスト集団・EBiDANに所属しており、音楽ユニット「DISH//」のメンバー。『鈴木先生』や『信長協奏曲』『ゆとりですがなにか』等、様々なジャンルのドラマに出演されています。

不良グループの一員で、独特のスタイルかつおバカキャラを持ったムードメーカー的存在の高杢金也。

キャストである太賀さんは1993年2月7日生まれで、父親は中野英雄さん。俳優になったきっかけはドラマ『WATER BOYS』の山田孝之さんに憧れたからだそうです!

『ゆとりですがなにか』では”ゆとりモンスター”に扮したことでも注目を浴びています。

不良グループの一員、おしゃれ番長的な存在の桑田勇治。表面上は軽いが、実は熱いハートの持ち主です。

演じる佐野岳さんといえばジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞したイケメン俳優であり、『仮面ライダー鎧武/ガイム』で主演。2013年に『「また、必ず会おう」と誰もが言った』で映画初出演&初主演を果たしています。

佐野岳の双子画像発見!仮面ライダー史上最低身長!あの人に激似?

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原作は石川高子さん著書の『ブラバンキッズ・ラプソディー』『ブラバンキッズ・オデッセイ』。彼女はノンフィクションライターであり、今作でも野庭高校の生徒や中澤さん本人と会い、取材を重ねて執筆されたそうです。

横浜市港南区にあった県立野庭(のば)高校は1975年に創立され、翌年に吹奏楽部が誕生。徐々に新入部員も増加していきましたが、”音楽を奏でる”には程遠く、チームワークもバラバラな状態でした。そこで、音楽教室を営んでいた中澤忠雄氏の存在を知った高校側は、講師を依頼します。

ドラマでは元サックス奏者ですが、実際はプロのチューバ奏者として活躍されていた中澤さん。中学で吹奏楽部に入部し、高校では吹奏楽の名門・天理高校、東京芸術大学音楽学部を経て、数々のオーケストラに所属されていました。しかし1970年、自動車事故の後遺症で納得のいく演奏ができなくなったため、楽団から引退します。

ショックを受け音楽から離れていた中澤さんですが、ピアノを教えて欲しいと頼まれたのがきっかけで自宅に音楽教室を開きます。その教室も軌道に乗り、新たな人生を歩み始めていたところに、野庭高校から「吹奏楽部を見て欲しい」と依頼を受けたのです。

最初乗り気ではありませんでしたが、初めて彼らの演奏を聞いたとき確かにヘタクソだったけど心に響くものを感じたといいます。教室の経営と両立できるか心配ながらも、自宅へ返事を聞きに来た吹奏楽部の部長・藤田の真っ直ぐな目を見て断るわけにもいかず、週1回程度の3月までと引き受けることに。次第に、生徒たちに全国大会という舞台を見せてやりたくなり、正式に「部活嘱託員」になったのです。

しかし、大変なのがここからでした。予想以上にガラの悪い生徒たちが集まっており、先ずは自分と生徒が打ち解けあい、ソフトボールやピクニック等で生徒同士のチームワークを育てていくことから始めた中澤さん。「音楽は心」、心が通じていなければ音楽はできないという彼の言葉通り、中澤流指導方法が始まったのです。

さらに本格的に練習が始まると、厳しい指導に反発心を抱く生徒も多く、中には「辞めたい」と言い出す生徒も出る始末。しかし全ては全国大会に連れて行きたいという中澤さんの熱い思い、先生の本気を感じた生徒たちも少なからずいたようです。

中澤先生が行ったある改革として、3年生の部活動の継続があります。進学や就職活動で忙しくなるため部活動の参加は自由、3年生はほとんど来ていませんでした。しかし精神的にも技術的にも成長している3年生が中心とならなければ吹奏楽部のレベルが上がらない、と訴える中澤先生。

とはいっても、生徒たちにも自分の人生があるため当然反発されてしまいます。中澤さんは諦めずに3年生を自宅に招き入れ、彼らとじっくり話し合いました。結果、半数以上が部に残ってくれるようになり、頑張る生徒を応援しようと父母会まで結成され、中澤さん指導のもと野庭高校吹奏楽部はどんどん活気付いていくのです。しかし、そのうちある事件が起きます。

それは1982年、山中湖での夏合宿でのこと。軍隊のような規律訓練、部活を継続してくれた3年生を特別扱いする中澤先生に対し、2年生が不満を募らせていたのです。以前から反抗的な態度を取る生徒はいたものの、合宿2日目の練習でアロハシャツを着てきた生徒と中澤さんが衝突!先生は「やめさせてもらう」と帰ってしまったのです。

そんな状況を「ヤバイ」と感じた部長・藤田。泥だらけになりながらひたすら走り、中澤先生を追いかけ、必死に詫びの言葉を叫びます。そんな彼の姿を見た中澤さんは嘱託員辞退を思いとどまるしかありません。後日談として、中澤さんは「もし彼が追いかけてこなかったら別の人生を歩んでいたかもしれない」と語っています。

夏合宿の問題は、これだけで終わりません。地区大会に出場するメンバーを決める時、前日に騒動を起こした生徒は選ばれるはずもなく、その夜選ばれなかった生徒4人はふてくされて酒を飲み、見回りをしていた部長・藤田に見つかってしまうのです。

怒った藤田は4人をボコボコに殴り、そして泣いていました。彼の姿を見た4人もまた涙を流し、この一件以降、二度と講師や先輩に反抗的な態度をとることはなかったといいます。藤田のおかげで、野庭高校吹奏楽部の歴史が作られたといっても過言ではありません。波乱の夏合宿でしたが、お互いに本気でぶつかりあったことで、部が1つにまとまっていきます。

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そしてその年の8月、「音楽は心」と呪文のように唱えてきた中澤先生の言葉をしっかりと胸に刻む生徒たちは、見事に地区大会、県大会を突破!関東大会へと進出しましたがそこでの結果は銀賞、残念ながら全国大会に行くことはできませんでした。しかし、確実に大きな一歩を踏み出した瞬間です。

関東大会が終わると3年生は引退し新体制となりますが、次なる目標の全国大会が現実味を帯びてきたことで、吹奏楽部は技術的にも精神的にも大きく成長を遂げます。練習時間も増え、休日もなくなるほどに、練習に没頭していくのです。

翌年1983年、無事地区大会、県大会、関東大会までも突破し、関東の代表校として出場した全国大会。無名だった野庭高校は、憧れのホールで練習の成果を余すことなく披露し、見事金賞を受賞します!絶対に無理、といわれてきたことが実現し、ステージ上でも観客席でも泣きじゃくる生徒たちと家族。この日、野庭高校は全国に名を轟かせたのです。

さらに1984年の全国大会でも金賞を受賞し、2年連続という快挙を成し遂げ、周囲を驚かせます。完全に勢いづいた野庭高校ですが、なんと翌年は県大会で敗北してしまい、全国大会に出場できませんでした…。責任を感じた中澤先生は駅前で生徒たちに土下座して謝罪し、生徒たちも慌てて駆け寄ったそうです。

その後も必死に練習を重ね、コンクール以外でも発表の場を増やし、着実に成長し歴史を作っていく野庭高校吹奏楽部。その中で、1つだけ不安要素がありました。時が経つにつれ中澤先生の体に異変が起き、入退院を繰り返すようになったことです。彼の病名は、なんと癌でした。

手術を行いましたが体重は低下し、体力も日に日に衰えていく中澤先生。それでも無理して野庭高校に通いますが1995年にはドクターストップがかかってしまいます。その年の県大会では教え子が指揮を取り、全国大会への切符となる関東大会では自身が指揮棒を振ることになりました。

無事、県大会と関東大会を突破し、先生のラストステージとなる全国大会。周りに心配されながらも指揮棒を振り切った結果、野庭高校は全国でトップという成績を収め、金賞を受賞したのです…!14年という長い年月を経てようやく手に入れた日本一。しかし中澤先生の体は悲鳴を上げており、もう活動を続けられる状態ではありませんでした。

入院中も生徒や卒業生が連日顔を出し、家族とともに交代で看病する毎日が続く中、その日はやって来ました。1996年8月18日、大勢の生徒と奥さんが見守る中、中澤忠雄さんは天国へ旅立っていきました。その後、野庭高校は2003年に合併して神奈川県立横浜南陵高校となり、野庭高校吹奏楽部の歴史は幕を閉じました。

紆余曲折ありながらも、1人の先生によってバラバラだったチームが1つになっていくサクセスストーリー。実話夏にぴったりな爽やか青春ストーリーになっているのではないでしょうか。ドラマではどんな結末を迎えるのか、とても楽しみです!

ロケ地・千葉県立館山総合高等学校
日曜劇場『仰げば尊し』のロケ地ですが、野庭高校と合併した横浜南陵高校ではなく、千葉県立館山総合高等学校の水産校舎や体育館が使用されました。また横須賀市にあるよこすか芸術劇場や、新宿の東京オペラシティといったコンサート会場でもロケが行われています。

BUMP OF CHICKEN
日曜劇場『仰げば尊し』の主題歌は、結成20周年を迎えた人気ロックバンドBUMP OF CHICKENの新曲「アリア」に決定!軽やか且つ疾走感溢れるリズムの上を跳ねるように響くベル、流れるように歌うギターリフが印象的で美しさと儚さの双方を内在するメロディが胸を打つ楽曲は、ドラマの世界観を押し広げてくれること間違いなし。果たしてどんな相乗効果が生まれるのか楽しみです!放送は7月17日(日)夜9時スタート、初回は25分拡大です。

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2016/07/17 | 仰げば尊し

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