美しき三つの嘘の豪華キャストとあらすじ！原作結末ネタバレは？

2016年1月4日月曜日21時よりフジテレビで放送されるのは、大型スペシャルドラマ「女性作家ミステリーシリーズ　美しき三つの嘘」。現代を代表する3人の女性作家たちによって描かれた傑作短編小説を’大人の鑑賞に堪えうるミステリー’をテーマに映像化したオムニバスドラマです。

永作博美さん主演「ムーンストーン」は、ハルキ文庫から出版されている湊かなえ氏による’サファイア’の中の一作。’サファイア’には、それぞれジュエリーの名前を冠した7つの作品が納められています。

土屋太鳳さん主演「炎」は、三浦しをん氏による小説で新潮文庫で出版されている’天国旅行’内の一作。
こちらも7作の短編ミステリーが納められた’天国旅行’、心中をテーマにかかれた7作品の中の一作です。

そして、鈴木京香さんが主演する「平凡」は、角田光代氏による小説で、新潮社より発行された6人の「もしかしたら・・・」を描いた作品を収めた’平凡’のタイトル作です。

この個性ある三作をつなげる役割を担う刑事を三浦友和さんが演じ、3人の作家の作品を一連のドラマとしての流れを持たせているのです。

ムーンストーン

永作博美さん演じる’私’は、閑静な高級住宅街に住む市議会議員の妻。何不自由なく暮らしていた日々が、一転。遠藤賢一さん夫が県会議員選挙で落選したことから、夫からDV被害を受け始めたのです。

夫の暴力は、娘にも向かうようになりました。娘を救うために、夫に抵抗し殺してしまうのです。

警察に逮捕され取り締まりを受ける私の前に、檀れいさん演じる’ある女性’が現れるのです。’私’の中学時代の回想とシンクロしながら物語は進み、驚愕の展開が・・・

先日檀れいさんが主演したミステリーも三部作の一つでした→→→

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炎

土屋太鳳さん演じる主人公の亜利沙は、通学バスで登校する女子高生。図書委員の亜利沙の日課は、憧れの先輩である村上虹郎さん演じる立木尚吾の横顔を眺めることでした。図書室で仕事をしていても、テニス部の練習中の立木の姿を追わずにはいられませんでした。

ある日、憧れの立木は学校のテニスコートで焼身自殺を図るのです。

一瞬の出来事に衝撃を受けた亜利沙は、立木と親しかった楢崎初音と一緒に、立木の自殺の原因を探っていくのです。

初音を演じるのは門脇麦さん、そして亜利沙の担任の社会科教諭の木下を演じるのは柄本佑さんです。

門脇さんと先クールで「釣りバカ日誌」のみち子さんを演じた広瀬アリスさんの共演作→→→

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平凡

鈴木京香さん演じる宮本紀美子と寺島しのぶさんが扮する榎本春花は、中学・高校時代の同級生。

近所のスーパーでパートをしている主婦の紀美子は、結婚生活も20年を過ぎ、寺脇康文さん演じる夫との間には子どもはなく、また会話の中にも子作りの話題も出なくなってしまった日々を過ごしていたのです。

一方の春花は、人気料理研究家として、彼女の姿をテレビで見ない日はないほどの有名人になっていたのです。

紀美子は春花の活躍を見る度に、自分が地味で不幸に思えてしまうのです。もしかしたら、春花に会えばこの退屈な毎日から脱却できるのかもと、ツイッターを介して春花にコンタクトするのです。

すぐに返信はなかったものの、春花から突然「会いたい」とのメッセージが入るのです。

20年以上ぶりの再会を果たした二人は、喫茶店で思い出話に花を咲かせていたその時、春花は「わたし、人を殺したのかも・・・」とつぶやくのです。

主演女優・3人

ネットで「劣化しない女優」として常にランクインする永作博美さん。

昨年2月に公開された映画「さいはてにて -やさしい香りと待ちながら-」で、主人公の吉田岬を演じましたが、その岬が営んでいたカフェ・ヨダカ珈琲とほぼ同名のカフェ’ヨダか珈琲’が渋谷区神宮前に昨秋オープンしました。永作さんのプロデュースです。

土屋太鳳さん、珍しいお名前ですが本名なんです。なんでもお母さまが見た夢の中に出てきた名前だそうです。土屋さんにはお姉さんと弟さんがいるのですが、お二人も炎伽（ほのか）さんと神葉（しんば）くんと個性的なお名前なんです。炎伽さんは、明治大学在学中に一般人ながら美人として評判となり、神葉くんは、2009年に若手映画作家育成プロジェクトで撮影された「ペダルの行方」に出演していました。

鈴木京香さんは、ここ数年めっきりNHKドラマへの出演が多く、民放・地上波ドラマとしては、2013年にTBSで放送された「夜行観覧車」以来3年近くぶりの出演になります。

素敵な3人の女優が奏でる３つのミステリー・オムニバス、大型スペシャルドラマ「女性作家ミステリーシリーズ　美しき三つの嘘」は、1月4日月曜日21時よりフジテレビで放送です。お見逃しなく。

そして、それぞれのストーリーのオリジナルのネタバレはこの後↓↓↓

ムーンストーンネタバレ

主人公の私は、小百合。そして、檀れいさん演じる’ある女性’は、小百合の小学校のころの同級生で、現在は弁護士となった久美だったのです。

久美は、教師の心無い言葉が原因であがり症になり、教科書の朗読ができかったりで、中学時代にいじめに。
そんな孤立する内気な久美に小百合は優しく接し、「本来、聡明で朗読も上手いはず」と自信を付けさせ、読書感想文の朗読コンクールへの参加を勧めるのです。そして、久美は2位入賞を果たし、あがり症は解消していったのです。

久美は小百合に無償での弁護を申し出るのですが、小百合は断ろうとし、久美の説得で中学生時代の思い出がよみがえるのです。

久美が、読書感想文に選んだ「走れメロス」。まるでその一節の「友人を信じ、共に戦おう」と言われているように感じる小百合は、久美に弁護を依頼するのです。

炎　ネタバレ

目立たないことを自覚している女子高生亜利沙の片思いのお相手・立木は、初音と付き合っていました。

初音は、亜利沙が「化粧オバケ」と呼ぶ’派手なメイクを施し、常に集団で行動している’グループのリーダーで、他のメンバーとは違い、悠然と微笑む姿は’女王’そのもの。
亜利沙は、初音を選ぶ立木の思いを何となく理解していました。

そんな立木の焼身自殺は、初音との出来事が理由とのうわさが立つのです。初音から’立木の死の真相を調べよう’と声をかけられた亜利沙は、行動を共にするのです。

初音は、立木が母子家庭で育っていて、そこに原因があるのではと考えていると告げ、亜利沙を連れ立木の自宅へ上がりこみ、押し入れから立木の遺書と思しき手紙を見つけるのです。

そこには、担任の木下が母親と交際していたにもかかわらず、別の女性と婚約したことで母親がショックを受けたことに抗議するために死を選ぶと記されていたのです。

翌日、亜利沙は木下の婚約を確認し、遺書の信ぴょう性が高まった直後、学校の屋上で騒動が・・・

初音が屋上から飛び降りようとし、さらに亜利沙にも屋上にくるように誘うのです。亜利沙が屋上から地面をのぞき込むと、木下が顔面蒼白で立っていたのです。

「罪人の罪を問う」との初音の言葉に、木下は土下座を始めたのです。
騒ぎの中、教職員に連れられて行った木下は、後日別の学校へ異動することになったのです。

この一件で、初音が恋人・立木の仇をとったとの噂が広まり、学校内での初音の地位は一層向上したのです。

・・・同時に亜利沙は気付いたのです。
亜利沙は誰にも伝えていない遺書存在。
誰が、あれが’仇’をだったと噂を流したのか？
立木の家は、本当に立木の家だったのか？
あの遺書は、本物だったのか？
初音が木下を追いやるための工作では？

全てが、初音に誘導されていたのです。

実は、木下と交際していたのは初音で、立木との二股交際をしていたのです。
初音に別れを告げられた立木は、初音の行為への批判のために焼身自殺を遂げたのです。
そして、木下は初音を捨てて別の女性と婚約した・・・
初音は、木下に復讐を果たしつつも、自分の評価を上げる計画を立て亜利沙を利用したのでは？
ただ彼女の計画では、亜利沙が証人として’初音が恋人・立木の仇を打った’と初音の素晴らしさを吹聴するはずだったのですが、亜利沙が言わないため、自分で噂を流したのであろうと。