天皇の料理番リメイクドラマの違いとあらすじは？ロケ地はフランス！

4月26日から、TBS日曜劇場で、佐藤健さん主演TBSテレビ60周年特別企画「天皇の料理番」がスタートします。

タイトルを初見した時には、1月に放送された桜井翔さん主演のドラマ「大使閣下の料理人」のパクリかと思ってしまいましたが、実際には、実在した’秋山徳蔵’宮内庁大膳職司厨長の経歴を元にした、1979年に出版された杉森久英氏のフィクション小説で、今回の佐藤さん主演で、3回目のドラマ化なんです。

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過去には、1980年に堺正章さん主演でドラマ化され、19回に渡って放送されました。その後、1993年に高嶋政伸さん主演で、単発ドラマとして、いずれもTBSで放送されました。

この堺正章さん主演の「天皇の料理番」は、当時在阪テレビ局制作のドラマにしか出演したことのなかった、’お笑い怪獣’明石家さんまさんが、初めて在京テレビ局ドラマに出演し、’俳優’明石家さんまを全国区に押し上げたドラマでもあるのです。

昨年までは、ドラマ・映画にかかわらず、漫画原作の作品が多数発表されていましたが、最近は、リメイクドラマの本数が目だってきています。

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ストーリーは

先述のとおり、実在する人物である宮内庁の料理長職（大膳職司厨長）を務めた秋山徳蔵氏の経歴をベースに、青年期から料理長に登りつめるまでが描かれています。

ストーリーの細部がフィクションのため、実際の秋山氏との混同を避けるために、小説の主人公は、秋沢篤蔵、ドラマの主人公は、秋山篤蔵と名前を変えています。

この篤蔵を演じるのが、佐藤健さんなんです。

時は、今から111年前の1904年、明治37年正月。福井にある秋山家では、弁護士を目指す長男の周太郎を迎え、父・周蔵を筆頭に、家族一同で希望に満ちた新年をスタートさせました。

ただ一つの、心配の種を除いては・・・

そんな正月の祝いの席に、皆の不安は的中した形で、修行のため仏門に入った次男・篤蔵が、意識のない状態で運び込まれたのです。運んできた坊主によると、篤蔵は、酒を飲み酔っ払い、その上墓場の坊主墓を落とすという悪行をしでかし、「もう面倒は見きれない」と寺から破門されたのです。

何をしても、長続きしない篤蔵。

そんな篤蔵の将来を心配した周蔵は、鯖江にある昆布問屋の松前屋の長女・俊子の婿として、高浜家に婿養子に入る話を取り付けてきたのです。

新しい生活を始めた篤蔵ですが、ここ、昆布問屋での仕事は、鼻の良い篤蔵、意外に馴染みやすいものだったのです。

匂いで、産地の違う昆布を認識できる篤蔵を、松前屋の主で俊子の父である金之介も一目置くようになり、篤蔵は、徐々に高浜家に馴染んでいったのです。

ある日、篤蔵は、鯖江連隊に配達に出かけました。その際、厨房から漂うえも言われぬ匂いに魅入られます。

厨房を除くと、今までに見たことのない食材が並んでいたのです。

そこで篤蔵がみたのは、福井ではまだ食べる習慣のなかった牛肉を調理している田辺軍曹の姿です。興奮を抑えられず、田辺の調理から目を離すことができなかった篤蔵に、田辺軍曹は、揚げたてのカツレツを勧めるのです。

生まれて初めてのカツレツ。揚げたてのカツレツを口にした篤蔵は、衝撃を受けたのです。この瞬間が、篤蔵の今後の人生を変えたのです。

その日を境に、篤蔵の生活は一変しました。

家族には「商いの売り込み」と嘘をつき、鯖江連隊に出向き、田辺軍曹から料理を習い始めたのです。田辺軍曹の作る料理は、篤蔵には、見たことも食べたこともない料理ばかりで、興味は尽きずだったのです。篤蔵の人生で、初めて心から「楽しい」と感じることのできる時間だったのです。

妻・俊子は、そんな篤蔵の微妙な変化に気が付き、不安を抱き始めた頃、篤蔵が鯖江連隊に通っている理由が、「売り込み」ではなく、「料理を習うこと」だということが、金之介にバレてしまったのです。

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佐藤健さんの”初”

主演の佐藤健さんにとって、この「天皇の料理番」で、初のTBS連ドラ主演を務めます。

また、初めての’料理人’役ということで、昨年の夏頃から、忙しい合間を縫って料理学校に通ったりして、基礎から料理を学んだのです。

ジャガイモの皮をむいたりするのも、現在は’皮むき器’があって簡単にできますが、ドラマの舞台の明治末期には、もちろん存在しなかったのです。当時は洋包丁の中で一番小さなサイズのナイフ、ペティナイフで、ジャガイモの皮をむき、カットしていたので、佐藤さんも、ペティナイフを使って、映画撮影の合間などにも、ジャガイモや玉ねぎのスライスの練習をしたそうです。

そんな練習のかいあって、料理シーンの手元アップも吹き替えなしで、佐藤さん自ら演じているのです。

ロケは1月スタート

4月期スタートのドラマで、一番遅い放送開始、そう、26日放送スタートで’トリ’を取る「天皇の料理番」ですが、ドラマの撮影は、1月から始まっていたそうです。寒い中での撮影も、設定が冬ではないために、白い息を出すわけに行かないため、氷を舐めながら撮影に挑んだそうです。

またロケ地も、東京丸の内、千葉県の房総のむら、福島県の大内宿、茨城県のワープステーション江戸、横浜市青葉区の緑山スタジオ内オープンセット、愛知県の明治村、神戸、岡山県倉敷市美観地区など日本各地と、さらにフランスでも撮影を行ったそうです。

ワープステーション江戸、多くの大河ドラマや歴史映画が撮影されております。佐藤健さんの天皇の料理番もでしょうか。 pic.twitter.com/MYvM0AhPmI

— ゲオ映画部 (@geo_eiga)

4月26日スタートのTBSドラマ「天皇の料理番」は高橋大輔さんの故郷、倉敷美観地区を中心に撮影が行われました。大ちゃんが過ごした倉敷の町並みを少しでも感じていただけたら嬉しいです！ http://t.co/1nYqXB9pef pic.twitter.com/U7t0jXbC5w

— mayu322146 (@mayu322146)

メモ。４月スタートのドラマ「天皇の料理番」のロケ地は倉敷美観地区。http://t.co/UiEkIliPBm

— まさむね (@mmmichy)

天皇の料理番ナビよりフランスロケ〜ジュテーム！！入り〜ボリューム小さめですみません pic.twitter.com/1ZnqV3xBFk

— まりる (@tkr_st_0321)

第一話には出てきませんが、フランスでの撮影は、走るシーンの多かった佐藤さん。エッフェル塔をバックに走るシーンは見ものです。

また、駐在フランス大使の粟野慎一郎役の郷ひろみさん。ニューヨーク在住経験もある郷さんですが、フランス語は今回初めてだそうで、フランス語のセリフに苦労したそうです。

セリフの量もさることながら、駐在フランス大使ですから、ネイティブ並のアクセントでフランス語をしゃべる必要があったので、本当に毎日、朝から晩まで、フランス語のセリフを練習していたそうです。

「天皇の料理番」は、TBSテレビ60周年特別企画ということで、ラジオを含めTBS全体で、「天皇の料理番」推しです。こんな企画もあるそうなので、ロケに興味のある方は、要チェック。

TBSラジオを聴いて「天皇の料理番」に出よう！ ◆男女合わせて50名 ◆撮影日→5/14(木) 時間は、ドラマの進行により現在調整中ですが、決定次第HP上でお知らせいたします。詳細はこちら↓ http://t.co/xQPIC4DpzK

— + oryu + (@tkroklove)

もちろん、ロケ企画だけでなく、佐藤健さんが、番宣でラジオにも登場します。

笹川友里プレシャスサンデー 4/26 6:00〜9:55 9時台のゲストは・・・ TBSテレビ60周年特別企画日曜劇場『天皇の料理番』より、連ドラ初主演となる佐藤健さんが生出演！ドラマの見所、撮影現場での裏話などを伺います。 http://t.co/fxWTRpDuE9

— のあ。 (@notkr_nolife)

日曜劇場「天皇の料理番」は、TBSで4月26日日曜日、夜9時スタートで、初回のみ2時間のスペシャルです。お見逃しなく。