フラガールと犬のチョコは実話原作の感動震災ドラマ！あらすじは？

皆さんは、犬を飼っていますか？
また、今までに犬を飼ったことがありますか？
他の動物は、飼ったことがありますか？

現在日本では、約15％の家庭で犬を、約10％の家庭で猫を、両方合わせると4世帯に1 件はペットを飼っている計算になるのです。また、犬猫に限らず何らかのペットを飼ったことがあるという人は、4人中3人にものぼるのです。

突然話は変わりますが、もうすぐ3月11日がやってきます。

’あの日’から4年が経とうとしています。テレビやネットなどでも、報道されている通り、まだまだ’復興できた’とは、言えない現状があります。さらに、報道されていない部分もあります。

地震による建物倒壊、火災、津波、そして、福島の原発。
あの一日で、人生が変わってしまった人たちが沢山いるのです。
そして、人々と一緒に暮らすペットたちも。

今年は、阪神大震災から20年ということで、先日も「テレビ未来遺産 ORANGE 〜1.17命懸けで闘った消防士の魂の物語〜」で、阪神大震災でのお話がドラマ化されました。

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東日本大震災は、まだまだ地震発生から4年しかたっておらず、震災前の日常に戻ることが出来ない被災者の方が多くいらっしゃいます。

そんな大変な中、頑張って立ち上がった人たちの東日本大震災でのお話が、3月11日夜9時よりテレビ東京で瀧本美織さん主演で、ドラマスペシャル「フラガールと犬のチョコ」として放送されます。

舞台は福島のリゾート施設

お話の舞台は、福島にあるスパリゾートハワイアンズです。

ご存知かとは思いますが、スパリゾートハワイアンズは、ハワイをイメージした屋内プールはもとより宿泊施設も備える一大リゾート施設です。訪れたことのある方もない方も、テレビの撮影や、映画「フラガール」などでも、一度は目にしたことがあるかと思います。

このスパリゾートハワイアンズも、震災の被害に遭った施設です。

地震発生当初は、’安全点検のため’だけの一時休業だったものの、その後に発生した東京電力福島第一原子力発電所の爆発で、屋内退避指示エリア内に該当していたため、休業期間を延期しました。

それまでも、それ以降も沢山の余震に見舞われいていた福島ですが、地震からちょうど一か月後、4月11日に起こった東日本大震災の余震である震度6弱の’福島県浜通り地震’ により、スパリゾートハワイアンズは、深刻な被害を受けたのです。

その結果、復旧に42億円をかけて、一年近く過ぎた2012年2月8日に営業再開にたどり着いたのです。

夢だったフラガール

瀧本さん演じる少女・沙衣は、福島県双葉町で、家族や愛犬・チョコと暮らしていました。

ある日、家族で訪れたスパリゾートハワイアンズで観たフラを踊る女性にすっかり魅入られてしまった沙衣は、フラガールになるための夢をかなえるべくスパリゾートハワイアンズに就職するのです。

夢をかなえた5年後の3月11日。その日も、夢であったフラガールになり、いつも通り、公演を終え楽屋で休憩をしていました。

そして、午後2時46分。その時はやってきたのです。

混乱するホテル内部。交通や通信が、地震の影響で混乱する中、伊原剛志さん演じる長谷田支配人を始め従業員たちは、客の要望に応えようと働きます。

沙衣は、波留さん演じる同僚の竹沢かすみや、笹本れいなんさんが扮する先輩の島野日佳里と共に、家族からの連絡を待っていたその頃・・・

双葉町に住む家族は、地震は無事にやり過ごしたものの、双葉町には、’地震による二次被害警戒のため’に、一時避難するように警報が出たのです。福島県双葉町は、警戒区域に指定されたため、たとえ家族の一員であっても犬のチョコを連れて行くことは許されずに、家族は避難所に避難することを強いられたのです。

混乱する中、やっと家族と連絡が取れ、翌朝、家族の過ごす避難所に駆け付けた沙衣は、家に取り残されたチョコを思い泣き崩れたのです。

沙衣にとってチョコは、家族の一員。沙衣が7歳の時に、家にやってきたチョコは、思えばいつも沙衣のそばにいたのです。フラガールになるためのレッスンで、挫折しそうになったり、辛いことがあっても、家族と共に、いつもチョコが励ましてくれていたのです。

震災の影響で、休業を強いられてしまったスパリゾートハワイアンズですが、いつまでも落ち込んではいられないと菊池桃子さん演じる吉本美那子講師の呼びかけで、フラガールたちは、営業再開に向け練習を開始するのです。

そんな時、先輩の日佳里のアイデアで、避難所への慰問と、’フラで日本中を元気に！笑顔にしたい！’と全国各地に「フラガール全国きずなキャラバン」として無料公演を行うために訪れることになったのです。

福島の復興を願い、スパリゾートハワイアンズ再開のために、悲しみや苦しみを笑顔に変えて、沙衣たちフラガールは全国各地を巡ったのです。’フラ’の’人を癒す力を信じて。彼女たちの大先輩のフラガールたちが46年前にもそうしたように。

しかし、それはそんなに簡単なことではなかったのです・・・

事実は小説より奇なり

先に紹介した阪神大震災をベースにしたドラマ「ORANGE 〜1.17命懸けで闘った消防士の魂の物語〜」も、実話をベースに舞台化、ドラマになっていましたが、このドラマ「フラガールと犬のチョコ」も、実際に起こったストーリーをベースに描かれました。

こちらも、事実をベースに描かれたストーリーでした。↓↓↓
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やはり物語は、事実にはかなわないのです。

原作は、2012年にハート出版から発行されたノンフィクションライター祓川学氏による小学生向けの書籍「フラガールと犬のチョコ　東日本大震災で被災した犬の物語」です。

ドラマは、飼い主の女性に焦点が当たっていますが、原作はタイトル通り、もう少しチョコと飼い主との絆を描いています。

ドラマでは、沙衣と呼ばれるチョコの飼い主は、実在する女性です。現在フラガールの第15代リーダーであるモアナ梨江さんです。

今回のドラマ化以前から、梨江さんの人気は高く、ネットなどでも評判になっているのです。 173cmという身長を生かした、素敵な’フラ’で人々を魅了するスーパーダンサーなのです。

そして、この梨江さんは、映画「フラガール」の中では、南海キャンディーズのしずちゃんが演じていた熊野小百合のモデルとなった人なのです。

もちろん映画「フラガール」を描いた昭和40年に梨江さんがフラガールをしていたわけではありませんが、李相日監督が、実際のフラガールたちの練習風景を見ていた時に、梨江さんに目が留まり、’こんな背の高い人がいてもいい’と、当初の設定に加えたそうです。

今も被災地では。

現在も、日々7000人近い人数の方たちが福島原子力発電所の廃炉に向けて作業を行っていますが、未だ高い放射線に汚染された区域があったり、濃度の高い汚染水を含む雨水が検出されたりと、様々な悪いニュースも目にします。

もちろん、被害は発電所のみではなく、4年近くたつ現在でも、避難生活を続けている方も多くいらっしゃいます。今年1月現在で約23万人の方たちが、元いた土地を離れ、仮設住宅を含め避難生活のままなのです。

「怒り」にどれだけのストレスがかかるかおわかりなのかな。被災地がこの4年間で受けたストレスの大きさをご存知ない？怒っているだけでは前に進まない事もご存知ない？安心出来る事、美味しく食べられる物、それを発信する事も大事でしょう？

— Ako (@heart8255)

被災地の漁港、65％が完全復旧　福島の遅れ目立つ http://t.co/tFPdtSHzEP 故郷が火の海で泣いた日からもうすぐ4年。漁港の復旧は本当に嬉しい。海の市もシャークミュージアムも復活しているし、帰省して遊びに行きたいな♪(*∩´∀｀∩)

— Küta ◆Plastic+Prin (@KutaPlasticprin)

被災地は、迷える都会人が自分探し、生き甲斐探しをするために彷徨うオアシスではないのだ。というかむしろ真逆で、震災から必死で立ち上がろうともがく、とても他に割くような余力はない方々が大半の生き修羅場で。4年経ってもほとんどの方がまだ仮設から出れていない訳だから、当たり前だろう、と。

— Jinno Mikinari (@jin0210)

介護人材不足が深刻です
福島県富岡町　グループホーム　鈴木洋子さん【震災４年】　 – 被災地からのメッセージ – アピタル（医療・健康） http://t.co/GcvD84oOOW 職員のことを「家族以上」といってくれるお年寄りがおり、逃げる訳にはいかない。

— はなまま (@hanamama58)

【震災４年データで見る被災地の今：岩手日報】東日本大震災発生から間もなく４年がたつ。災害公営住宅整備や土地区画整理事業などの新たなまちづくりは一歩ずつ進みつつある。だが、今なお約２万８千人が仮設住宅などでの生活を余儀なくされ、復興は…http://t.co/8iDKWVs09p

— がんばろう！大槌町 (@otsuchi_ganba)

本当の辛さや大変さは、当人以外にはわかりません。募金やボランティアなど、私たちにできることには限りがありますが、それでも何かできることがあるのではないでしょうか？