マルモのおきて続編スペシャルドラマで二人の成長は?再び高視聴率なるか?
今から3年半前、人気ドラマ「JINー仁ー」と同じ枠で放送されていた「マルモのおきて」。当時、ドラマを観ていなかった方でも、出演者とあの歌’マル・マル・モリ・モリ!’のメロディーは知っているかと思います。視聴率では、「JINー仁ー」には及びませんでしたが、それでも最終回は、23.9%を記録し、平均視聴率は15.8%と健闘しました。その人気に、3か月後にはスペシャルドラマが放送されましたが、今回は、ちょっと間をおいてのスペシャル第二弾が、9月28日に放送されます。
チョットおさらいを。
文房具メーカーに勤める高木護は、学生時代に野球をやっていました。幼馴染の笹倉純一郎とバッテリーを組み、彼のボールを受けていたのです。護は、アラフォーにして独身でしたが、純一郎は離婚を経験し、男手ひとつで双子の面倒を見ていました。高校野球部の同窓会で、純一郎は「こいつらの為なら、どんな苦労でもするよ。」「(双子の面倒を見るのは大変だけど)子ども達にとっては幸せなことだよ。産まれた時からずっと一緒。寂しい時でもそばにいるんだから。」「双子で本当によかったよ。おかげでずっと幸せだった」と、譲に伝え、当時の記念ボールを譲に渡します。
そんなある日、護のもとに一本の悲しい連絡が入るのです。純一郎が、ガンで亡くなったのです。
葬式に参列した譲は、純一郎の忘れ形見、双子の薫と友樹が、純一郎の兄姉の家にバラバラに引き取られていくのを目の当たりにしたのです。本来なら、二人は一緒に純一郎の兄の家に引き取られるはずだったので、子ども達は、嫌がりますが、引き裂かれるように別々の車で葬儀場を後にしました。
数日後、また護の電話が鳴ります。双子の弟、友樹がいなくなったと。護は、友樹を引き取った純一郎の兄の家に着くと、居ても立っても居られない薫が友樹を探しに出るのに、一緒についていくのです。薫は、友樹の行動パターンや考えを的確に当て、友樹を見つけることができます。
そんな二人を離れ離れにしたくない、純一郎の意思を尊重したいと、護は二人を引き取ることにしたのです。行方不明になっていた友樹を見守っていた犬も、一緒に・・・実はこの犬は、人間の言葉が喋れるのです。
そこから、3人と一匹の手探りの共同生活が始まります。春に小学校に上がる幼い二人には、’まもる’の発音が難しく、何度訂正しても’マルモ’になってしまい、護の呼び名は’マルモ’になったのです。犬も、’ガチャピンとムック’のムックに似ていることからムックと名が付きます。色々なハプニングや、離婚し連絡の取れなかった実の母親が現れたりと、生活の根底すらも揺るがす出来事が起こります。
彼らの周りには、理解しサポートしてくれる人達がいます。護の大家であり、階下の居酒屋’クジラ’のオーナー、畑中と、その’出戻り’娘、あや。そして、護の同僚が回を追うごとに隠していた双子との同居がバレ、皆が応援してくれるようになるのです。
タイトルにもなっている’おきて’
3人の生活には、いろいろな障害が巻き起こります。そのたびに、3人の’おきて’が発生するのです。一話で一つの’おきて’です。
’子どもは子どもらしく’
’遠慮は無用’
’うがい、手洗い、風邪ひかない’
’好き嫌い、言わない。残さない’
’好きでも、嫌いでも、家族’
’誕生日は家族みんなでお祝いすること’
’掃除はちゃんとやること!足裏清潔!バイバイ、スリッパ!’
’喧嘩した後、ペコリンコビーム’
’みんなでみんなを応援しよう’
’離れ離れでも家族’
おきてを見るだけでも、一話ずつ、家族になっていく様子をうかがい知れると思います。最初は、子どもなのに遠慮して言いたいことを言えなかった子ども達が、好き嫌いを言い始め、日常の小さなことにもいさかいが起こり、何があっても家族であると再認識する、そんな3人の心の動きも、ここに表現されています。
少しづつ、3人の心が通じ合い、最後には、実の母に「二人をお願いします」と言われるほどにまでなるのです。実際には、いくら事情があり、一度は二人を置いて家を出たとしても、その事実を後悔し、毎日の二人のことを考えていたとしたら、’母親として’そんな状況はあり得ないと思いますが、母親は再度マルモに二人を託すのです。
スペシャル第一弾。
第一話は、11.6%と視聴率は低迷していましたが、週を追うごとに、話題として取り上げられることも増え、それに伴い視聴率も上がり、最終話には、23.9%にまで上がりました。その人気の盛り上がりもあり、最終話直前には、’最終話直前スペシャルとして、NGシーンや舞台裏を紹介する番組も放送されたり、放送終了後3か月後には、スペシャルドラマが放送されました。
10月の放送でしたが、ストーリーは夏休みの出来事。護に連れられた薫と友樹の二人は、山梨のブドウ園に行きます。そこは、護の大学時代の後輩である藤沢大輔の家であり、大輔の子どもの翔太・菜々の兄弟もいて双子の二人は、夏休みを満喫します。そんな中、クジラのオーナーの畑中が倒れ、護は二人を残し東京に戻るのです。
みんなの出世作
主演三名、阿部サダヲさんは民放連ドラ初主演、芦田愛菜さんも連ドラ初主演、しかも、連ドラ史上、最年少主演でした。もちろん福君にとっても、これを機会にメジャー入りです。それ以外にも、当時無名であった本田望結さんも、薫や友樹の同級生として出演しています。そして、ある年齢層を超えると’世良公則が出ている!’と話題にもなりました。世良さんは、1994年「白の条件」を最後に17年間連続ドラマから遠ざかっていたのです。単発ドラマも1999年土曜ワイド劇場「殺人披露宴」以来です。それも、毎週エンディングでは、’ロック界のヒーロー’が♪マル・マル・モリ・モリ!♪や運動会のお遊戯で♪アイ・アイ、おサルさんだよぉ~♪と、歌って踊っているんですから、その衝撃たるや・・・です。
また、ムックとして登場していた犬のミニチュアシュナウザーも、血統書犬として、犬好きの中では名は知られてはいても、一般に名をはせたのはこのドラマでのムックの愛らしさではないでしょうか?
阿部さん最近話題のドラマはこちら↓
ママが生きた証ドラマで夫役の阿部サダヲの個性的演技力は妻のおかげ?
ハリウッド女優の愛菜ちゃんの国内活躍はこちら↓
24時間テレビドラマはなちゃんのみそ汁の号泣感動演技とネタバレは?
スペシャルは?
さて、今回のスペシャル、前回から三年。小学校一年生だった双子の薫と友樹も、小学校4年生になっているハズ。実生活の芦田愛菜さんや鈴木福君も、他のドラマや映画で成長した姿をみる機会もありました。
ドラマの中でも、どんな成長をみせてくれるのでしょうか?二人はこの三年間、マルモと一緒に過ごしていたようです。学校で、今までの自分、、将来なりたい自分」を題材に’自分物語’を作成します。この二人には、いろいろなことが起こった10年です。昨今の子ども達には、いろいろなことが巻き起こっているのですが、それでも、血のつながった両親以外の人間と’親子関係を築いて’一緒に生活しているのは、複雑な心境かと思います。二人は原点でもある、母のあゆみに自分たちの産まれた時のことを聞きに行きました。また、将来の夢を護に相談したりもします。そんな時、アイドルという存在にあこがれていた薫は、子役の芸能事務所からスカウトされるのです。そうかと思えば、友樹は大好きな虫に夢中ですが、譲に今まで誰にも言っていない秘密を打ち明けるのです。
今まで独身で二人を世話していた護、今もあけぼの文具という文具メーカーに属し、様々な経験を積んだり、二人の世話をしたいがために、戻ることを希望していた商品開発部ではなく’お客様相談室’に残った譲も、一時は二人を譲に託した母、あゆみに、そろそろ双子を戻したほうがいいのかもと、頭によぎるようになるのです。
二人の成長ぶりと、三年経った三人の関係は?この先どうなるの?とまだまだ成長ぶりをみたい「マルモのおきて」。楽しみですね。
こちらの記事もほほぅとなります!
-
俺のセンセイ視聴率と感想!エレカシ宮本演技絶賛で劇中歌と続編は?
話題のスペシャルドラマ「俺のセンセイ」の放送が終了しました。エレファン...
-
わた恋視聴率と感想!恋愛ドラマ王道でドキドキ!連ドラ続編は?
話題のスペシャルドラマ「わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた」...
-
スクラップアンドビルド視聴率と感想!感動演技高評価も原作と違う?
話題のスペシャルドラマ「スクラップ・アンド・ビルド」の放送が終了しまし...
記事を読む
-
検事の本懐視聴率と感想!上川隆也の笑顔最高で続編連ドラ化は?
話題のスペシャルドラマ「検事の本懐」の放送が終了しました。上川隆也さん...
-
五年目のひとり視聴率と感想!若手俳優演技絶賛で感動も脚本は賛否?
山田太一ドラマ「五年目のひとり」の放送が終了しました。渡辺謙さん主演の...
記事を読む
新着ほほぅ
-
釣りバカ日誌新春SP視聴率と感想!妖怪ウォッチとコラボ?続編も決定!
話題の新春スペシャルドラマ「釣りバカ日誌」の放送が終了しました。201...
記事を読む
-
相棒2017元旦SP視聴率と感想!冠城がカイト回避でプヒャオ?
毎年の恒例となりました「相棒2017元旦スペシャル」の放送が終了しまし...
-
紅白歌合戦2016視聴率と感想!名場面まとめ!金爆裏紅白も爆笑!
明けてしまいましたが2016年最後を飾るNHK紅白歌合戦の放送が終了し...
-
レコ大2016視聴率と感想!韓国新人賞で買収?西野カナ大賞に賛否?
今年も年末に行われた「第58回輝く!日本レコード大賞」の放送が終了しま...
-
スマスマ最終回視聴率と感想!感動と惜しむ声にスペシャルCM絶賛!
ついに「SMAP×SMAP」の最終回放送が終了しました。長年の思い出と...
記事を読む