MOZU映画化は砕かれた鍵?続編ドラマ?地上波シーズン2で予告はあるか?
[画像元:http://hiro-nittuki.up.n.seesaa.net/hiro-nittuki/image/227_MOZU.jpg?d=a1]
この写真はシーズン1のプロモーション用です。
ミステリーとしては非常に良作ですが、アメリカならいざ知らず、日本の公安や警察が独断で捜査を行なえば即罷免になります。現実味を遥に欠いた作品は、ドラマの中でこそその輝きを増すようです。
逢坂剛氏の原作「百舌シリーズ」をテレビ用の脚本として書き直されたのが、MOZUドラマシリーズです。シーズン1はメジャーネットワークTVを利用して告知(次回作が有料であったことから、一作目は宣伝の要素が強かったと考えられます)され、その後のシーズン2は有料番組に切り替えられて放送されました。非常にクレバーで戦略的なプロモーションです。MOZUを見たさにWowwowの加入者も増えたことでしょう。
そのMOZUシーズン2が、再びTBS系列の木曜ドラマとして帰ってきます。Wowwowでは五話完結の短いシリーズでしたが、今回のドラマには手が加えられているのかどうかも見物です。
そこで今日は、シーズン2に先駆けて、Wowwowを見ていない読者を対象に、シーズン2の内容と次回作についての私見を述べることにしました。
テレビシリーズの平均視聴率は11%強とあり、悪くない結果を残しています。対して、現在放送中の「HERO」は実に20%を越える人気です。アイドル不在のドラマともなると、なかなか思ったような数字は稼げないのが現状のようです。「半沢直樹」からは流行語が飛び出し、あれを聴きたくてテレビを点けた人も少なくなかったのではないでしょうか。その結果は、瞬間視聴率で40%を超えるメガヒットとなりました。
今回放送予定のシーズン2がどの程度の視聴率を稼げるのかは未知数です。しかし、ミステリーとしてはかなりの高水準に挙げられる原作であり、テレビドラマとは思えないようなロケが行なわれ、またカメラワークが使われています。ドラマとしてよりも、むしろ映画に近いような制作がなされています。
至るところに敷かれた伏線は、ストーリーを注意しながら追って行かないと見失ってしまうほどに複雑です。ミステリーとは銘打っていながらも、ある意味ホラーにも似た鬼気迫る感があります。一瞬たりとも目をそらせない、そんな切羽詰った雰囲気を醸し出しているのが、MOZUだと言えます。
中でも、巷の話題をさらっているのは、あの不可解極まりない謎の人物「ダルマ」に関してでしょう。他人の夢の中にも出てくると言われるほど、不気味で暗いウワサばかりが聞こえて来ます。そのファントムのような人物の正体が、はたして暴かれるのかどうか……。その辺りも大きな見どころとなるようです。
ダルマは、単にコードネームとして使われているのか、それとも実在する人物なのか。グラークアルファ作戦の全容が明かされないうちは、ダルマは架空の存在でしかありません。それが俄然真実味を帯びてくるのは、恐らくシーズン2の後半辺り?(筆者は知っていても教えません)
原作には、グラークアルファ作戦もダルマも共に登場しません。ドラマシリーズだけにお目見えするミッションと怪人です。それらが今や、原作を離れて一人歩きをしようとしています。さて、その行きつく先には何が待ち構えているのでしょうか?それを知りたければドラマを見るしかない!
様々な憶測が飛び交うこのドラマですが、あまり感化されずにご覧になることをおススメします。何分、ミステリーやサスペンスのストーリーを明かしてしまうほど野暮なことはないでしょう。あたかも、種明かしをしてから手品を見せられているような気がしてなりません。とりあえずは、予備知識を入れずに見る方が面白いかもしれませんね。
[画像元:http://yokido.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2011/02/03/mozuo005.jpg]
ちなみに、これが本物の百舌君です。
シーズン2はどういった役者が出ているのか、そして彼等の役どころは何なのかを話そうと思いましたが、やはりお楽しみはぎりぎりまで待つ方が良さそうです。思った通りに面白かったか、それともカップをテレビに投げ付けたくなるほどつまらなかったかは、見た人にだけ許される特権です。
映画のスニークプリビューは、全く知られていないことをほんの少し告知して興味を持ってもらうことです。ネタバレはこれに属すると考えられます。ドラマMOZUの情報は、正確不正確にかかわらずネット上には氾濫しています。概要だけでしたらこちらをどうぞ↓
ドラマMOZUの原作小説のネタバレ!西島秀俊主演の評判と意見は?
さて、MOZUの原作の一つに「砕かれた鍵」があります。これがドラマの三作目に当たるのですが、はたして世間の思惑通りに事は運ぶのでしょうか?一作目が「百舌の叫ぶ夜」、二作目が「幻の翼」、そして当然三作目は「砕かれた鍵」となるはずです。
ところが、その前にも出版されていた書籍があり、それが「裏切りの日々」でした。内容は……、危うく口を滑らせそうになりました。百舌シリーズは全六巻で構成されています。最終話?(まだ続くかもしれません)では百舌は出てこないので、正確には百舌シリーズとは言えないのかもしれません。
そんなこんながある中で、ドラマでも順当に第三作目が使われるかどうかは定かではないのです。しかも、ドラマになるといった保証は全くありません。なぜなら、出演者の真木よう子さん(明星美希)は日本アカデミー賞最優秀主演&助演女優賞をとっています。
それに、ドラマでありながら映画にも匹敵するほどのクオリティーを有するとも囁かれています。出演者は超一流(飽くまでも一般的に見てです)であり、その上ドラマから映画にバージョンアップするのが一種の流行でもあります。前二作の成功によりスポンサーも付きやすいでしょうから、ここはギャンブルに出てくることが予想されます。
豊胸手術や整形の噂は絶えませんが、個人的にはかなり好きです。
原作である「砕かれた鍵」だけを脚本としてドラマ化することも十分に考えられます。ただ、あの「羊たちの沈黙」でもそうでしたが、いくらミステリーとは言え、度重なると同じ演出がところどころに出て来ます。それがフラッシュバックとなり新鮮味に欠くのです。「羊たち…」はトーマス・ハリスの原作で、ミステリー小説ながらホラー大賞(BramStokerAward)を受賞しています。シリーズ三部作は何れもメガヒットを飛ばしています。
百舌シリーズは「羊たち…」とはまた違ったミステリーですが、レベルとしては同等と考えられます。百舌(新谷)自身はハンニバルには遠く及びません。しかし、ダルマやその他のキャラを合わせれば、それほど悪くないインパクトを生み出せるはずです。
それに、ダルマが実在するのかどうかですら確証はなく、そういった点ではミステリーに必要な不可解さに拍車をかけています。スクリーン上で見るにせよ、スケールダウンするようなことはないでしょう。ドラマとして継続するか、はたまた流行の映画路線で終わりを迎えるか、何れにせよその可能性はTBS系列で放送されるシーズン2の視聴率如何に関わると結論付けられます。
10月の木曜日夜9時が、今から既に待ち遠しく感じられます。
MOZUSeason2は、TBS系列で10月から午後9時の放送枠で放送予定です。
2014/09/18 | MOZU MOZU, MOZUSeason2, ダルマ, 真木よう子, 蒼井優, 西島秀俊, MOZUシーズン2
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