娚の一生はトヨエツの足キスもヒロインが原作と違い過ぎ?ロケ地は?
映画「娚(おとこ)の一生」が、2/14(土)に公開されます。
原作は西炯子さん著作の少女漫画。
「月刊フラワーズ(小学館)」で2008年~2010年2月号まで連載、月刊フラワーズ増刊号「凛花」で2010年~2012年までスピンオフ作品が全7話掲載されました。
単行本は全4巻でコミックスの累計発行部数160万部を記録し、「このマンガを読め!2010」で第5位を獲得しました。
いくつになっても、人は人を好きになる――。
がテーマの、大人のラブストーリー。
自分の幸せを想像することができなくて前に進めずにいる女と、片思いの女性と結ばれなかったため、家庭を持つことはないと思っていた50代の男。
思いがけず同居することになった2人でしたが、男は女に一目ぼれし、生活していくうちに徐々に距離を縮めていく。
愛を信じられない女が、再び“人を愛する”ことに向き合う勇気を持てるのか……?
優しくて、誰の目の前にも訪れそうな恋のお話です。
恋を諦めたヒロインに榮倉奈々さん
堂薗 つぐみ(榮倉奈々)
大手電機メーカーに勤務、独身。
仕事も家事も完璧にこなすが、オトコ運が悪い。
妻子ある男性との恋がトラウマとなり、「もう恋はしない」と決めるが、
祖母・十和の家にやってきて海江田と出会う。
榮倉さんは連続ドラマ「ダンドリ。~Dance☆Drill~(2006年・フジテレビ)」で初主演を務め、以降も映画「僕は妹に恋をする(2007年)」、連続ドラマ「メイちゃんの執事(2009年・フジテレビ)」など、元気系の恋愛ドラマや映画出演が多い印象がありますね。
そんな榮倉さんも、もう20代後半。
最近では、連続ドラマ「黒の女教師(2012年・TBS)」、
「Nのために(TBS・写真↓)」など、悩みを抱えつつも強く生きる女性の役が多くなっています。
⇒Nのために最終回視聴率と感想!原作に描かれてない違う感動の結末に号泣!
そんな榮倉さんだから、今回のつぐみ役に選ばれたのだろうと思いますが、どうも2人のイメージが重なりません……。
つぐみは「ちゃんとしなくちゃ」って意識がすごく強い女性です。
仕事も家事もできるゆえに、男性に甘えられなかったり、「都合のいい女」になってしまったり……。
恋愛に対して後ろ向きになって、恋を諦めてしまう典型的な「甘え下手」タイプです。
対して榮倉さんは、どうみても「愛されて育った子」で「甘え上手」なタイプに見えます。
もうちょっと「影(闇)」があった方がつぐみっぽいなぁと思うのですが……。
たとえば
比嘉愛未さんとか、
宮崎あおいさんとかだと、
いじっぱりな部分がありながらお仕事はちゃんとして、
着物のシーンもばっちりハマりそう。
まあ大人の事情もあるので、「一番役に合う人」がやるワケではないですけど……(苦笑)
52歳・大学教授に豊川悦司さん
海江田 醇(豊川悦司)
東京の女子大の哲学教授、52歳。
大学生の頃に教師をしていたつぐみの祖母・十和と知り合い想いを寄せるが、
片思いに終わる。
十和の葬式でつぐみに出会い、一目ぼれ。
十和から離れの鍵をもらっていたためそのまま居座り、つぐみにアプローチを始める。
豊川さんは近年はすっかり映画に活躍の場を移した印象がありますね。
しかし、役どころの多彩さは相変わらずで、映画「今度は愛妻家(2010年)」ではチャラい写真家のダメ夫。
ところが映画「プラチナデータ(2013年)」では、連続殺人犯を追い詰める刑事役。
186㎝の長身で睨んだときの迫力ったらなかったですね!
今回の海江田役は、キャスティングが発表された時には「トヨエツ~?」と思いましたが、実際に予告編などを見てみると関西弁の力の抜け具合が上手いですねぇ。
がっつかずマイペースで、でもつぐみへの気持ちは揺るぎない海江田先生。
役に合わせて髪を染めて挑んだそうで、ラフな格好にくわえ煙草、足元は下駄ばきと、ビジュアルは完璧です。
原作者・西さんが「(海江田役が)豊川さんになれば一番ありがたいなあと思っておりました」と仰るほどですから、「海江田の恋」をどのように表現するのか楽しみです!
その他のキャストは?
中川 俊夫(向井理)
つぐみの元カレ。
妻がいるため不倫関係で、つぐみのトラウマの原因。
原作では全編顔が出ない役でしたが、映像化となるとそうはいかないですね。
先日結婚したばかりなのに、不倫オトコの役とは……(苦笑)
原作ファンには漏れなく嫌われているキャラです。
ここでちょっと株は下がりそうですが、テレビ東京50周年企画ドラマ「永遠の0(ゼロ)」では一途な男性を演じますので、ご心配なく?(笑)
⇒永遠の0ドラマと映画キャストの違いとあらすじは?放送時間に注意!
秋本 岬(安藤サクラ)
つぐみの元同僚で親友。
つぐみも知っている同期と結婚し、幸せなハズだか……。
原作はオシャレで綺麗なお姉さん。
つぐみよりも女子力が高く、コスメや美容大好きなキャラなので、見た目よりも個性が際立つ安藤さんだとちょっとイメージが違うのですが……。
幸せな結婚をした秋本さん、原作・4巻で不倫をしちゃいますが、映画ではどうなんでしょう?
海江田の秘書(美波)
海江田のことが好きで学長である父親に頼み、秘書になった。
お嬢様で家事は一切できないがマネジメント能力に長けている。
原作ではかなり重要な役どころなのですが、役名さえついていないところを見ると、映画ではあまり重要視されない可能性が高いですね。
西園寺さん(←原作のキャラ名)、可愛らしくていいキャラなのに残念……。
富岡 春美(岩佐真悠子)
つぐみの遠縁の親戚。
まことの母親で、法要に来た際に「かくれんぼしよう」といい、
まことをそのまま置いていく。
富岡 まこと(若林瑠海)
春美の子供。
原作(第2巻)で、まことくんとのエピソードは、つぐみと海江田の距離を近づける役割があります。
映画にも入ってるようで、海江田が不器用に子供に向かう姿が見られるのは嬉しいですね。
しかし岩まゆ、ヤンママ役多いな(笑)
映画のストーリーは?
東京の大手電機メーカー勤務の堂薗つぐみ(榮倉奈々)は、辛い恋に疲れてしまい、会社を辞めて田舎の祖母・十和の家で暮らしていました。
入院していた十和は間もなく帰らぬ人となり、つぐみはそのまま祖母の家で暮らすことにします。
ところが、翌朝家に、見知らぬ男の姿が……。
その男・海江田醇(豊川悦司)は十和の教え子で、離れの鍵を十和からもらっていたと言います。
十和との関係が分からないまま、つぐみはその男と同居生活をすることに。
しかも海江田は十和の葬式でつぐみに一目ぼれし、
「結婚しよう」とアプローチします。
不倫の恋のトラウマから「もう恋はしない」と決めたつぐみですが、海江田と暮らすうちに少しずつ心を開いていくようになります。
しかしそんな折、つぐみを傷つけた不倫相手・中川(向井理)が現れ、つぐみに「結婚しよう」と告げます。
そんなとき、海江田がとった行動は意外にも……?
気になるロケ地☆
三重県・伊賀市でのロケの目撃情報がたくさん出ていますね。
伊賀市にある「島ヶ原駅」と、「古民家」が作中に使われたようです。
駅は、向井さんが電車から降りてくるシーンがありましたから、そのあたりでしょうか。
家のシーンは、漫画がそのまま抜け出てきたような造りで
見事に作品の世界観を作り上げていますね。
作中で描かれる台風のシーンは、当初は技術スタッフが雨を降らせる予定でしたが、
本当に台風が訪れたことで思いがけずリアルになったそうです。
東京・大阪では先行上映会が行われていますが、おおむね「豊川さんカッコいい!」の声が多く聞かれていますね。
柔らかくて味のある関西弁にくわえ煙草、下駄ばき。
話題になっている「足キス」だけでなく「床ドン」も、ときめきポイントのようです。
原作コミックスは全4巻ですから、一気買いしやすいのも嬉しいですね。
原作未読の方は、映画を見てから原作を読むことをおススメします。
2015/02/06 | 話題の映画
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