世にも奇妙な物語’16 春の特別編キャストとあらすじロケ地は?
5月28日夜9時から放送される『世にも奇妙な物語’16 春の特別編』。おなじみのストーリーテラーであるタモリさんはもちろん、今回はオムニバス4作品の構成で西島秀俊さん、窪田正孝さん、松重豊さん、佐々木希さんら豪華キャストが「奇妙な世界」へと誘います。
西島さんが主演を務める作品は「通いの軍隊」。原作者は『時をかける少女』や『世にも奇妙な物語』シリーズでも数多く実写化されている筒井康隆さん、演出は『ストロベリーナイト』や『家族ゲーム』を手がけていた佐藤祐市さんです。
前島啓一郎(西島秀俊)が住む日本では、世界的な納豆ブームを受け、茨城県は「ニュー・イバラキ」として日本からの独立を宣言し政府軍との戦いが続けられていました。前島が務める会社が納品したライフルに不具合があり、迷惑をかけたため政府軍にお詫びにいくよう上司から指示されてしまいます。
謝りに行くと、そこはサラリーマン化した戦場。すぐに帰るはずが、気づけば戦争へ加担しており、やりがいをも感じるようになっていくのでした。そんな前島を待っていたのは、驚くべき結末で…?
前島の妻・唯役には中村優子さん、恐らく会社の同僚的な存在として俳優のマギーさんがキャスティングされています。現代日本でごく普通のサラリーマンであるはずの前島が、まさかの戦場に送られるストーリー。原作のオチはどうなっているのでしょうか。
「通いの軍隊」に入隊させられた彼の仕事は、銃の故障が出たらすぐその場で修理すること。そのため戦場に毎日出勤し、追いつかない数のライフルを修理していきます。その上、弾薬庫の見張りまで押し付けられてしまうのです。
兵隊たちが軍から支給されたまずい食事をする中、前島の唯一の憩いは妻が作ってくれたお弁当でした。ある日の夜勤時、妻がお弁当を届けにやってきて一緒に食事を取っています。そのうち、弾薬庫の見回りの時間がやってきました。
「敵は来ないから大丈夫」と促され、妻を置いて見回りに行く前島。しかし、その途中で誰かに頭を殴られ気を失い、気づいたときには弾薬箱のひとつに拘束されてしまうのです。その犯人は、「ニュー・イバラキ」の工作員でした。
大声で助けを呼ぶと、妻が来て巻き添えにしてしまうーそう考えた前島は「俺は本当は兵隊ではなく、会社員だ」と命乞いをします。するとその兵士は「俺は火薬専門の薬品会社の者であり、俺も「通い」で雇われた」と告げるところで結末を迎えます。まさか敵軍にも同じ境遇の人間が存在していたとは、前島にとっては確かに驚きのラストです。
続いて、窪田さん主演作品は『夢見る機械』。SF・伝奇漫画家として人気の諸星大二郎さんの作品が原作となっています。野間崎健二(窪田正孝)は漫画家になる夢を抱きながら作品を描き続けていますがなかなか認められない青年。両親からも現実を見つめ、就職を考えるようにと言われていました。
いつものように母親と言い争った際、部屋から押し出した母親がふいに倒れてしまいます。その瞬間驚きの事実が明らかに!母親が、実は機械だったのです。恋人の慶子(石橋杏奈)はそんな健二を励ましますが…?次々と驚きの事実を目撃し、追い詰められていく健二。彼が選択した決断とは?
かなりショッキングな展開ですが、諸星大二郎さんの作品はあの手塚治虫さんも認めるかなり独特の世界観と、完成度の高さを誇っています。映画監督の宮崎駿さんやアーティスト・細野晴臣さんもファンだと公言するほど、各界に影響を与えています。
そんな『夢見る機械』のネタバレは?母親が機械だったと知った健二は、それをきっかけとして次々に衝撃の事実を知っていきます、怪しい組織の存在、世界の真実…実は健二が住んでいる世界は「ゆめの世界」であり、そこの住民は全員人間ではなく機械ー本当の人間は機械たちに働かせて外の世界にいるというのです。
健二は組織にあった「ゆめの世界」を管理する制御コンピュータを見つけ、破壊します!その結果住民たちは動きを止め、健二は外の世界に出て人間を探しますが…なぜか見当たりません。
なぜならば、外に人間がいるというのは嘘だったからです。全てが機械の世界であり、壊れた制御コンピュータが直ったことで再び「ゆめの世界」が動きだす…というのが原作のラストです。ループものというのは、『世にも奇妙な物語』で定番でもありますね…!
続いて高橋一生さん主人公、松重豊さんがかなりシュールな役どころに挑む『クイズのおっさん』。古賀三郎(高橋一生)はなんの面白みもない毎日に嫌気がさし、ちょっとだけ変化がほしいと思い軽い気持ちでクイズ番組に出演します。それがすべての始まりでした。
クイズで優勝した三郎に与えられた賞品は、優勝賞金100万円、そしてなんと「クイズ1年分」?!なんのことかと思っていた三郎の前に、翌日からクイズを出題するナゾのおっさん(松重豊)が現れます。”クイズのおっさん”に追いかけ回され、おっさんと三郎の世にも奇妙な日々が始まったのです…。
突如朝からインターホンを鳴らしてやってきた”クイズのおっさん”。クイズに答えて正解すると即座に次のクイズを出してくるため、やってられないと思う三郎でしたが、凍えるくらい寒い日に彼を追い出すわけにもいかず仕方なく家に上げることに。このストーリーのラストは一体どうなるのでしょうか?
“クイズのおっさん”との会話方法も、もちろんクイズ。三郎が何か食べたいものはあるかと尋ねると「〜〜の名前は?」といった感じでクイズを出し、あくまで三郎に答えさせていきます。普通だったらかなりうっとうしい気もしますが、松重豊さんであれば面白おかしく感じる予感がします(笑)。
奇妙な生活を続ける三郎があるとき仕事で落ち込んでいると、”クイズのおっさん”は名言に関する問題を出して彼なりに励まそうとしてくれます。意外と良い関係を育んでいたのですが、ついに「クイズ1年分」を終え別れのときがやってきます。最後に”クイズのおっさん”が出題したクイズの答えは、「友達」でした…。
よい思い出を作れた三郎は、次なるクイズ番組の優勝者をテレビで見ていました。その瞬間、急に心臓を掴まれたような感覚に襲われます。”さぁ、その答えは?!”…というのが原作のオチです。松重豊さんはもちろん、高橋一生さんの演技が楽しみですね!
唯一オリジナルストーリーとなるのが、佐々木希さん主演の『美人税』。キャスティングはバッチリ!(笑)気になるあらすじですが、日本政府は財政がひっ迫する中で「美人税」を導入を決定。美人は男性からご飯をごちそうしてもらったり、他の人が叱られたりする中で優しくされたり、人生において得をしているのだから税金を払えというのです。
美しい愛子(佐々木希)の美人税は20%と高額。かさんでいく税金に全く納得がいかない愛子でしたが、次第に政府に認定された特別な美人であることに優越感を覚え始めます。しかし「美人税」が思わぬ事態を次々と巻き起こしていく中で、窮地に追い込まれた愛子の前に魅力的な男性、野々村健一(浦井健治)が現れて…?
『世にも奇妙な物語’16 春の特別編』のロケは、残念ながらあまり目撃情報があがっていません。その代わり御殿場、新橋、ゆりかもめ沿線、湾岸スタジオでエキストの募集がかけられていました。特に御殿場で西島秀俊さんを見かけたという方がいますので、『通いの軍隊』の舞台に使用された可能性があります。
番組の最後には、オムニバス4作品の内容に関わるスペシャル映像がエンドロールで流れるという『世にも奇妙な物語’16 春の特別編』。最初から最後の1秒まで目が離せません!放送は5月28日(土)、夜9時スタートです。
2016/05/27 | SPドラマ
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