高橋一生の民王秘書役が高評価！声優に舞台に自在の演技力が大絶賛！

強面ヤクザ顔の遠藤憲一さんが“気弱で女子力の高い大学生”を演じ、
さわやかイケメン・菅田将暉さんが青筋を立てて“気骨ある総理”を演じる……。
そんな「民王」は、毎週金曜日23:15～放送中の金曜ナイトドラマです。

⇒民王2話視聴率と感想！演技力抜群の高橋一生が面白過ぎて爆笑！

原作は「半沢直樹」で一大ブームを巻き起こした池井戸潤氏の同名小説。
ある日突然心と体が入れ替わってしまった総理大臣とその息子の物語。
実力派の二人の演技力に「深夜ドラマにはもったいない！」との呼び声もある中、
総理の第一秘書・貝原を演じる高橋さんを評価する声が多く聞かれています。

公設第一秘書・貝原茂平がアツい！？

初回放送を見たとき、高橋さんの冷静で素朴なツッコミにとっても興奮しました！
ラストの泰山（中身が息子・翔）答弁のシーン。

（泰山の答弁書の読み間違いをテレビで見て）「……バカなの？」

（「なぜルビを振らなかった！」と怒鳴られて）「……本気で言ってます？」
が最高でした！

高橋さん演じる彼は、貝原茂平（かいばら　もへい）。
総理大臣・武藤泰山（遠藤憲一）の公設第一秘書です。
真面目で優秀な総理のサポート役として答弁書も完璧に仕上げるし、
入れ替わった泰山（中身は翔）のフォローにも余念がありません。

２話でも貝原は、泰山に敵対する憲民党党首・蔵本（草刈正雄）にスカウトされますが、
「私の忠誠心は山よりも高い」とクールに言い放ちます。
でも、扉を出る寸前に取って返し、蔵本に寄って行って「参考までに……、月おいくらで？」って。
可愛い！　可愛すぎるぞ貝原！
さて、そんな貝原を演じている高橋さんってどんな方なんでしょう？

ジブリアニメから大河まで、変幻自在！

高橋一生（たかはしいっせい）
生年月日：1980年12月9日（34歳）
出身：東京都
身長：175cm
血液型：O型

高橋さんは1990年から芸能活動を開始し、子役時代からかなり多くの、
いろんなテイストの作品に出演しています。

声優として、スタジオジブリのアニメ映画「耳をすませば（1995年公開）」で
ヴァイオリン職人を目指す少年・天沢聖司役を演じました。
今の高橋さんの声と違って、若くて初々しい……。
この自転車のシーン、大好きです。
中学3年というさわやかカップルにキュンとさせられました。

1999年からＮＨＫの大河ドラマにも出演しています。
元禄繚乱（1999年）、新選組!（2004年）、風林火山（2007年）を経て、
2014年には軍師官兵衛（主演・岡田准一）に出演。
官兵衛の家臣・井上九郎右衛門を演じ、
堀越学園で同級生だった岡田さんとの共演を果たしました。

ドライブに行ったこともあるという仲の2人は、
「いつか一緒に仕事をしよう」と語り合っていたそうで、
その約束が大河ドラマで果たされるとは、スケールの大きい話ですね！
高橋さん、撮影期間中は岡田さんのことを「殿」と呼んでいたそうですが、
今はどう呼んでいるんでしょう？（笑）

多数のドラマに出演していた高橋さんですが、特に印象が強かったのは、
宮藤官九郎脚本の昼ドラマ「吾輩は主婦である（2006年・TBS）」です。
主婦・みどり（斉藤由貴）に夏目漱石が乗り移り、作家になるホームコメディで、
高橋さんは若手作家・夜しずか役。

人気作家なのにみどりの感性に惹かれて、弟子入りするという変わった青年でした。
このころ既に、力の抜けた冷静なツッコミは健在……（笑）
衣裳や雰囲気など、「わざとクドカンに似せている」との噂もありましたね。

そして前クールは「Dr.倫太郎（2015年・日本テレビ）」で同僚・葉子（高梨臨）を想う
研修医・福原役で、珍しくドジっ子な感じでした。

主演の堺雅人さんは高橋さんを
「ただ出ているだけである程度のクオリティーが保証される役者さん。
芝居の一つ一つのきめが細かくて手を抜いていない」
と高く評価していたようです。
⇒Dr.倫太郎最終回視聴率と感想！感動も結末が微妙？続編に期待！

高橋さんの真骨頂は舞台？

高橋さんの活躍の場は、映像だけでなく舞台作品も多数あります。

デビューは「フォーティンブラス（2001年・劇団扉座）」で準主役を演じたことでした。
その後も年に2本くらい、舞台に出演しています。

「ガス人間第一号（2009年・シアタークリエ）」は、
1960年に公開された、東宝製作・特撮映画のリメイク作品。
殺人事件に巻き込まれるシンガーソングライター・藤田千代（通称「藤千代」）と、
千代を盲目的に愛し抜く青年・橋本との悲恋物語です。

歌姫・藤千代を演じたのは中村中（なかむらあたる）さん。
とある殺人事件の容疑者として、千代は警察にマークされてしまいます。
千代を救おうと自らの犠牲もいとわない橋本。
ラストで、千代の歌声に惹かれて劇場へやってきた橋本（客席から登場）が、
ステージの千代の元へゆっくりと歩み寄ります。

劇場には既にガスが充満していて、千代の手にはライターが。
点火と共に、二人は業火に果てて行くのです……。
中さんの書き下ろしテーマ曲「焼心者（しょうしんもの）」が心にしみて、
涙なしには見られない素晴らしい舞台でした。

「ライクドロシー（2013年・本多劇場）」
こちらは「オズの魔法使い」をモチーフとした作品で、
脚本は劇団「ペンギンプルペイルパイルズ」主宰で劇作家の倉本裕さん。
倉本さんは「弱くても勝てます～青志先生とへっぽこ高校球児の野望～（2014年・日テレ）」の
脚本も手掛けた方です。

とある島に流れ着いた、3人の脱獄囚（高橋一生さん、片桐仁さん、塚地武雅さん)。
殺害された見知らぬ3人の紳士から衣服を剥ぎ取り着替えていたところへ、
少女・マッツ(長澤まさみさん)が現れます。
息絶えた紳士たちは、マッツの雇い主である市長（銀粉蝶さん）に招かれた
芸術家たちでした。
市長宅に連れて行かれてしまった3人は、それぞれ詩人、彫刻家、音楽家になりすまします。
しかし実はマッツは3人の正体を知っていて、ある計画に3人を利用しようとしていたのです……。

終始コメディで、脱獄囚の3人のやり取りが最高でした☆
3人の仲良さげな雰囲気に対して、長澤さんとの間にはしっかり壁が見えましたが……（苦笑）
長澤まさみさんは「ドＳ女子」の役で、身長があるだけに迫力がありました。
そして足がキレイでした（笑）
こちらはDVDも発売されております。