遺産争族は相続を争うオリジナルドラマ！豪華キャストとロケ地は？

10月22日（木）夜9時からスタートするテレ朝ドラマ『遺産争族』。本来なら”相続”が正しい漢字ですがこのドラマはその名の通り、遺産の相続を争う、ドラマなのです…！

『昼顔～平日午後3時の恋人たち～』『2030 かなたの家族』等の脚本家・井上由美子さんが手がけるオリジナルドラマ。

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「結婚とは？」「家族とは？」いつの時代も変わらない普遍的なテーマに、2015年という現代ならではの世相や風刺を盛り込み、”ムコ”が主役となる斬新な切り口のホームドラマが誕生します！

舞台となるのは、葬儀業界大手のカワムラメモリアルを営む、河村家。そこへ婿入りしてきたのが、向井理さん演じる内科研修医・佐藤育夫です。

シングルマザーとして自分を育ててくれた母親に負担をかけまいと、高校卒業後すぐに働き始めますが、医師になる夢を捨てきれず、近郊の公立大学医学部に奨学金を得て入学しました。

外科や産婦人科で研修を続け、将来は世界の医師の不足している地域に赴きたいと考える育夫。院内の出世争いには興味がなく、自ら”闘わない医師”を宣言する真っ直ぐで母親想いの青年です。しかし、彼のこの｢闘わない｣という飄々とした態度が逆に波乱を巻き起こすことに…。

向井理さんといえば、女優の国仲涼子さんと2014年に結婚し、最近は無事に第1子が誕生したことも話題となりました！今作が初めてのテレビ朝日の連ドラ主演になりますので、パパになった向井さんがどんな”ムコ”を演じてくれるのか期待です。

彼と結婚する河村楓役には、榮倉奈々さんがキャスティングされました。先日公開された映画『図書館戦争』シリーズでは熱血で純粋なヒロインを演じましたが、今作では”バツイチの出戻り女”という新境地を開拓します！

育夫と楓が結婚することにより、遺産の争いはますます火花の散る展開になっていきます。それでは問題の河村家にはどのような人物がいるのでしょうか？

まずは楓の祖父であり、現在の資産の持ち主である龍太郎。孫娘を溺愛していますので、楓に遺産を相続させる意思は強いかもしれません。河村家の争いの運命を握る龍太郎役を、伊東四朗さんが演じます。

龍太郎には3人の娘がいます。長女・陽子は余貴美子さん。楓の母でもあります。夫に寄り添う献身的な｢いい妻、いい母｣で、性格は控えめ。しかし芯の強さや度胸は3姉妹の中で一番です。

陽子の夫・恒三は河村家に婿入りし、カワムラメモリアルの代表取締役として会社を肥大化させ、業界大手まで登りつめた立役者。現在社長である彼の会社への貢献度を見れば、龍太郎の遺産を引き継ぐのは彼ということに？

同じ婿入りをした身として、育夫の舅となり彼をいびる役割でもある恒三を、岸部一徳さんが演じます。『相棒』や『医龍』シリーズで見せた”嫌味なお偉いさん”のような、素晴らしい演技がまた見られるのでしょうか？

次女・月子に室井滋さん。現在カワムラメモリアルの常務取締役。父の勧めで有望な社員と結婚しますが先立たれてしまい、息子を甘やかす日々。さらに派手好きで浪費家の買い物依存症という濃ゆいキャラです。（笑）

月子の息子・正春役は、鈴木浩介さん。カワムラメモリアルの執行役員であり広報担当。甘やかされたおかげで、マザコンに育ってしまいました。w 突如現れた育夫にライバル心を燃やすという、トラブルメーカーになりそうな存在です…。

そして三女・凛子に板谷由夏さん。独身で、自称写真家として父のお金でロサンゼルスと日本を行き来し仕事をしていますが、実態はよく分からないという怪しい存在。末っ子ならではの人懐っこい性格ですが、常に周りを観察する打算的な面も…。

以上が、河村家の面々です。また、育夫の母・華子役に岸本加世子さんをキャスティング。医師になった息子が何よりの自慢で、生命保険の外交員として小さな営業所で売り上げトップをとったこともあります。面倒見がよく、キップのよい性格で男勝りな母を演じます。

続いて、第1話のストーリーを見てみましょう。

どしゃ降りの雨の中、緊急呼び出しを受けた内科研修医の佐藤育夫は見舞いの花や果物で彩られた豪華な個室へ向かいます。そこには、胸を掻きむしって苦しむ患者の河村龍太郎の姿が。

そして龍太郎の娘たちである陽子、月子、凜子、それに月子の一人息子・正春が、心配そうな表情を浮かべながら様子を見守っていました。そこに、ボーイッシュな装いの楓が駆け込んできます。

その後、葬儀の仕事を終え病室へやって来た陽子の夫・恒三は「覚悟しておいた方が良さそうだな」と呟きます。彼の一言を「縁起でもない」と一蹴する凜子ら。だがその実、河村家の面々は龍太郎の死後、遺産がどう配分されるのかに大いなる関心を寄せていました。

しかしそんな家族たちをあざ笑うかのように、龍太郎の容態は持ち直してしまいました。ほっとした様子を見せつつ、的確な治療を施した育生をいまいましそうに見送る河村家の面々でしたが…？

そんな育生と病院の屋上で密かに会う楓。ふたりは龍太郎の病室で出会い、ひそかに交際をスタートさせていました。「おじいさんが退院したら、挨拶に行く」育生はそこで、楓との結婚を申し込みに行く決意をしたことを明かします。

数日後、龍太郎はすっかり元気になり、退院していきました。そしてその晩、河村家で退院祝いが開かれることに。楓はそこで、家族に育生を改めて紹介しようと考えます。突然の育生の登場に驚きを隠せない一同。

さらにそこで育生の医師としての”闘わない”生き方を聞かされ、微妙な空気が生まれてしまいます。「万事休す」と思ったその時、恒三からある提案が。日を改め、育生の母・華子（岸本加世子）も一緒に食事をしようという恒三の言葉に喜ぶ楓たちでしたが、恒三は何かを企むような顔をしており…。

なんと恒三は、育生を河村家の婿として迎えたいと申し出たのです！思いもよらぬ申し出に育生も華子も唖然。若いふたりの希望に満ちたスタート…に見える結婚でしたが、幸せを目前にした育生と楓は、とてつもない高い壁に阻まれることとなるのでした。

河村家以外にも、ユニークなキャラクターが揃っています。カワムラメモリアル創立の頃から勤めている執行役員、吉沢貴志役に渡辺いっけいさん。龍太郎のやり方も、恒三のやり方も誉めそやす風見鶏な存在です。

この吉沢の手配により、龍太郎の遺言書作成・変更を担うことになった弁護士・金沢利子役には、宝塚出身である真飛聖さん。利子は、龍太郎の本心を唯一知る人物でもあります。

堀内敬子さんが演じる亀山まるみは、恒三の行きつけである銀座のクラブ『おりひめ』のママ。人の気持ちを読むのが得意で、恒三が唯一気を許せる女性となっています。この一文だけでも、河村家のピリピリした空気が伝わってくるようです…w

最後に、カワムラメモリアル社長秘書である南リエ。業界では”死神”と恐れられる恒三の右腕とあり、仕事は完璧かつ迅速です。キャスティングされた堀田茜さんは今年3月に立教大学を卒業。全日本国民的美少女コンテスト本選出場、『CamCam』専属モデル、トーク力を生かしバラエティにも出演急増…というこれからが楽しみな方です！

『遺産争族』のロケ地については神奈川県大和市、そして平塚市内の結婚式場でエキストラの募集がかけられました。また番組公式Instagramには、とある病院で撮影する向井理さん、楓が勤める乗馬クラブでのロケが報告されています♪