映画クローバー見所はドS大倉忠義と可愛い武井咲？試写会感想と漫画原作ネタバレは？

2014年11月1日封切りになる「クローバー」の公開日が迫ってまいりました！
完成披露試写会があったそうで、主演・武井咲さんと相手役・大倉忠義さんがいくつか情報番組に出演し、実際の映画のシーンも披露されています。
「クローバー」は、稚野鳥子（ちや・とりこ）著作の同名漫画です。

1997年に連載開始され、全24巻（マーガレットコミックス）で完結しましたが、現在は続編となる「クローバー trefle」（Cocohana・集英社）が連載されています。

私のカレシはドＳの上司

ホテルに勤めるOL・沙耶（さや・武井咲）は、中学生時代の初恋を引きずっている恋愛オンチ。
しかしある日、怒られてばかりいたクールで頭脳明晰の上司・柘植（つげ・大倉忠義）から「付き合って欲しい」と告白されます。
ワケが分からないものの柘植と付き合うことにした沙耶ですが、柘植はドＳな性格で、付き合ってからも毎日のように「バカ」と言われ、沙耶は、自分は柘植にとってなんなのかと悩んでしまいます。
そして柘植がホテルの社長令嬢・栞（しおり・夏菜）と付き合っているとウワサが流れてますます不安に……。
そんなとき、沙耶は、初恋の人・ハルキと再会。
ハルキは沙耶に「ずっと好きだった」と告白されますが……。

本領発揮？　「可愛い」だけの武井咲！

中学時代のトラウマから恋愛オンチになったヒロイン・沙耶を演じる武井咲さん。
映画の主演は「今日、恋をはじめます」（2012年）以来2年振りになります。

武井さんはドラマや映画など、主演作が多数ありますが、意外に「恋愛モノ」はあまり多くありません。

ここ近年で見てみますと、
東京全力少女（2012年・日本テレビ）↓

お天気お姉さん（2013年・テレビ朝日）
戦力外捜査官（2014年・日本テレビ）↓

ゼロの真実～監察医・松本真央～（2014年・テレビ朝日）
⇒ゼロの真実で武井咲が天才監察医役！米倉涼子に白衣の着こなしを学んで視聴率上げる？

こんな風に見てみると、武井さんはホームドラマや職業ドラマが主流で、しかもちょっと愛想のない役が多いんですよ。
美しいお顔で「私はあなたたちとは違うんですよ」みたいな、ツンとした役柄のイメージがありませんか？

でも今回、「クローバー」の予告や報道番組での映画のシーンを見ていて、改めて気づかされたのが、武井さんは、笑顔がとっても可愛らしい女優さんだということです。

武井さんを初めて意識したのは「GOLD」（2010年・フジテレビ）↑右端で、「こんな可愛い子がいるのか！」と驚き、今後が楽しみでワクワクしたんですよね。
このときの武井さんは、主演じゃなく脇で輝いてほしい女優さんだと思ったので、まさか数年で数々の主演をこなすとは考えつかなかったのです。。

この作品の沙耶は、やる気はあるんだけど要領はあまり良くなくて、ドＳのカレシに振り回されるというラブコメディ。
「ただただ可愛い」武井さんを見られる、とても貴重な作品だと思うのです。

武井さんは、「視聴率が取れない」とか「演技が○○」などいろいろ言われて、それでも所属事務所の意向で主演をやらされちゃうのですが、本来、こういう恋愛絡みでじたばたしちゃう等身大の女のコがとても似合います。

武井さんにヘンな背伸びをさせない、素直で可愛らしい部分が見られる役を今後のドラマにも期待したいです。

だって10月期の新ドラマ「すべてがFになる」でも才女の役なんですもの……。
正直、キツくないすか？
⇒ドラマすべてがFになるは理系ミステリー！原作小説ネタバレとロケ地は？

大倉くんって『Ｓ』なの？

今回、ドＳの柘植を演じた大倉くんは、終始「恥ずかしかった」と言っていました。
本来、大倉くんは関ジャニ∞（エイト）の中では一番年下なので、割と「甘ったれの末っ子」なイメージがあるんですよね。
ですがこの作品で「ドＳ系」の大倉くんを見て、「言われてみれば背も高いし、Ｓ役が似合うかも……」と思いました。

ただ、原作だと柘植さんは長身で恰幅もいいので、すごく頼れる上司なんですが、大倉くんだと、線が細いなあ～という印象は否めませんね。
実際に大倉くんは29歳で、人間的な厚みが出てもいい頃とは思うのですが、バラエティなどで見ていると他のメンバー任せな部分が多くて、「オレがやらなきゃ！」って雰囲気はあまり見られません。
⇒24時間テレビドラマはなちゃんのみそ汁の号泣感動演技とネタバレは？

関ジャニ∞ではいつの間にか錦戸くんを抜いてトップの人気となっているそうですから、末っ子という立場に甘えずに「オレが関ジャニを引っ張る！」くらい言ってほしいものですね。
（まあ、当分ないでしょうけど……）

ヒザ神が野球選手に!?

沙耶の友人で才女の一葉（かずよ・木南晴夏）が、社内不倫を断ち切って同じ会社の社会人野球選手・合田と付き合うことになるのですが、そのお相手がなんと、お笑い芸人・フルーツポンチの村上さん……。

ええッ!?
村上さんて、「アメトーーーク！」で有名な、あの村上さんですよね？
いわゆる「ヒザ神（しん）」ですよね？

村上さんは、運動する際にヒザが曲がらないという極めて稀な現象が起きる為、収録中にスタッフさんが「あの子のヒザは曲がらないの？」と言ったことから、「ヒザ神」と名付けられました。

ヒザが曲がらない気の毒な村上さんが野球選手役って、悪ふざけとしか思えません……。
ドラマのスタッフさんも、知らないワケないですよね。
きっと、映画の中では村上さんが野球をするシーンは出てこないのでしょう。

原作では、不倫相手と別れられずに苦しむ一葉にアツく迫るシーンもあるのですが、時間的にそこまでは描かれないかな？
映画では、一葉に向けて一直線な合田くんがピックアップされるんですかね。
ナルシストな村上さんが、相手を一途に愛する合田をどう演じているか、見どころですね。
あ、あくまで息抜きの場所という意味ですけど……。

試写会の感想は？

試写会が既に行われていて、観に行った人の感想がいろいろコメントされています。
やっぱり大倉くんファンの方の情報が多いですね。

『正直、大倉くんのラブシーンが多い。無理なファンは耐えられないと思います』
ううむ、今回は武井さんだけじゃなく、夏菜さんとのセクシーシーンもありますからねぇ……。
でもそこは、妄想力を発揮させて、「自分のカレシが大倉くんだったら……♪」と考えたら、逆にたまらんのではないでしょうか。

『「君は馬鹿なのか？」「何度言えば分かる？　馬鹿なのか？」「手離すなよ。……馬鹿。」柘植さんによる様々なパターンの“馬鹿”に萌えまくり！』
もーとにかく、ドＳ役ですから、ツボった人はテンションが上がっちゃうようです。

映画館の大画面でカメラ目線で「……馬鹿か」なんて言われると、キュンとしちゃいますよね。
ですがそこは、大倉くんファンも長年彼を見ていますから、大倉くんらしくない「少女漫画的なセリフ」に失笑も見られたようですよ。

『前売券を買いに行ったら「私のカレシはドＳの上司」ですね！　と言われた（笑）』

……チラシがこんな（↑）ですから、やむを得ません（苦笑）

『沙耶が羨ましすぎ！』

原作だと、2人が初めて結ばれたあとの朝のシーンですね。
柘植が常にクールな仏頂面なので、沙耶への気持ちがすごく分かりにくいのですが、このシーンを見ているとお互いにとっても愛情が深いことが分かりますよね。
羨ましいと思うファンの方も多いのではないでしょうか？

少女漫画原作と聞くとどうしても「10代の女子向けでしょ？」と思われがちですが、この映画の予告を見た感じだと、柘植のあまりおおっぴらでないＳ具合は、むしろ10代女性じゃなくて、もっと上の30代以上の女性がときめくんじゃないかと思うんですよね。
長年ジャニーズを見続けているオトナ女子の時間潰しにちょうどいい作品なのでは？