喪失の儀礼は松本清張原作ドラマ！豪華キャストロケ地とネタバレは？

3月30日水曜日夜9時より、松本清張特別企画「喪失の儀礼」をテレビ東京で放送します。

もちろん原作は、タイトル通り松本清張氏。
没後20年以上も、その小説の人気は衰えず、出版のみならず、氏の原作小説を現代風にリメイクし、コンスタントなテレビドラマ化が続いています。

当サイトでもご紹介した、スペシャルドラマだけでもすでに今年3本。

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そして昨年は、同枠でテレビ東京開局50周年特別企画として、松本清張氏小説がドラマ化。

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今回「喪失の儀礼」は、前回の「黒い画集ー草ー」にも出演した、村上弘明さんと剛力彩芽さん、そして陣内孝則さんと同じメインキャストを起用して、松本清張作品がドラマ化されたのです。

今回の原作は。1969年に旧名「処女空間」として発表された作品で、名古屋のホテルと東京・深大寺で起こった医師連続殺人事件を追ったミステリー長編小説です。

1994年古谷一行さん主演で仙台を舞台に、2003年泉ピン子さん主演でいわきを舞台のドラマ化に続いて、3回目の今回は、舞台を中伊豆の温泉旅館と東京・深大寺に設定しテレビドラマ化です。

ストーリーは

静岡県沼津市で医療セミナーが開催され、セミナーに参加していた大学付属病院に所属する住田友好外科医師は、その後の懇親会にも参加。セミナーで最新医療機器のプレゼンを行った「公営医療」販売部の小池邦彦係長やその部下の岡村隆明らとも歓談するも、住田は急用で東京に戻るため、一足早く会場を後にしました。

その翌日。中伊豆の温泉旅館で、東京に戻ったはずの住田は遺体となって発見されるのです。

中伊豆の現場に、静岡県警捜査一課の大塚恭介が駆けつけました。大塚とともにやってきた新人刑事の田村美咲は、気になることがあると周りが見えなくなってしまう変わり者の大塚に、いつも振り回されているのです。

浴槽に有った遺体を見た大塚は、遺体の左手首に１ｃｍに満たない創傷を発見し、死因が失血死であったこと。そしてその殺害方法が、’橈骨静脈を切断することで、ゆっくりと死んでいく残酷な殺し方であった’と見抜くのです。

また住田の遺留品からは、青柳刃治（あおやぎじんじ）名から送られた脅迫状が見つかりました。

そこには「あなたの秘密を知っている」と書かれており、大塚と美咲はさらに調べを進めるために東京に向かうのです。
同じころ、東京の深大寺にある公園でも殺人事件が起きていました。

現場に駆けつけたのは、警視庁捜査一課の須田浩平刑事。須田もまた「お前がいると現場が荒れる」と評される変わり者刑事。

須田は、現場を見た瞬間、残虐だった殺害方法を推理したのです。しかも、住田と同じ医療セミナーに参加していた「香原病院」の香原順治郎院長が被害者だったのです。

大塚と須田は、10年前に東京から静岡に逃走した犯人を追った事件でコンビを組んだものの、そろって捜査から外された変わり者同士。この二つの残忍な事件に関連性をみた二人は、お互いに情報を交換し合いながら事件を追い始めるのです。

捜査を進める大塚は、住田の趣味である俳句の線から’萩原和枝’なる女性にたどり着き、須田は’青柳刃治’の正体を突き止めるべく捜査を進め・・・

点と点がつながり、線となり浮かび上がってきた真実は、医師と医療機器メーカーの荒廃した癒着と、意外な愛憎関係のもつれだったのです。

キャストは

大塚京介　ー　村上弘明
気になることがあると周りが見えなくなってしまう変わり者の静岡県警捜査一課刑事。あまりの変わり者ぶりに、捜査から外された経験も。

田村美咲　ー　剛力彩芽
静岡県警捜査一課の新人刑事。変わり者の大塚に振り回されている。

須田浩平　ー　陣内孝則
警視庁捜査一課の刑事。「お前がいると現場が荒れる」と評される変わり者刑事。10年前に東京から静岡に犯人が逃走した事件でコンビを組んだ大塚と捜査協力をし、犯人を突き詰める。

脇坂宏昌　ー　金子昇
警視庁　捜査一課の刑事。

小笠原守　ー　春田純一
警視庁　捜査一課　係長

小池邦彦　ー　石黒賢
光栄医療販売部係長。沼津で行われた医療セミナーで最新医療機器のプレゼンを行った。

岡村隆明　－　辻本祐樹
公営医療　社員で、小池係長とともに医療セミナーでプレゼンを行う。

住田友好　ー　野村宏伸
明昭医科大学付属病院講師。沼津の医療セミナー・懇親会に参加するものの、東京に急用があり、会場を後にしたものの、中伊豆の温泉旅館で遺体となって発見される。

香原順治郎　ー　高杉亘
香原病院　院長。東京・深大寺にある公園で、残虐な方法で殺害され遺体となって発見された。

香原由佳　ー　黒沢あすか
香原院長の妻

萩原和枝　ー　吉行和子
俳句の会　会員。俳句を趣味に持つ住田とも交流があった。
吉行和子さんは、「喪失の儀礼」第一回テレビドラマ化の際にも、萩原和江を演じていました。
また、第二回目ドラマ化の際には、泉ピン子さんが和枝を演じ、和枝を主人公としたドラマが描かれていました。

萩原雄一　ー　長谷川朝晴
和枝の息子

萩原美奈子　ー　笛木優子
雄一の妻

山科伊佐緒　ー　寺田農
現代俳句誌『秀樹』主宰者

舞台は深大寺

原作も3度のドラマ化も常に第二の事件現場は、深大寺周辺。
深大寺と言えば、東京調布市にあり、日本三大だるま市である「深大寺だるま市」や、深大寺そばなどでもおなじみの仏教寺院。
周囲には、複数の湧水源があり、その水はそばの栽培や調理全般に使われ、水車を利用しそばの製粉にも便利で、そのため「深大寺そば」が名物として発展していったのです。

また、深大寺には天然温泉もあります。